中野市の醤油(しょうゆ)製造会社「マルヰ醤油」と、長野市の障害者福祉施設「エコーンファミリー」は、施設の利用者が育てた大豆を使って醸造した醤油「みんなで作ったおしょうゆです。」を発売する。
エコーンファミリーは、長野市内の三事業所で八十人がパンや豆腐などの製造販売に取り組む。二年前に農家から同市若穂川田の遊休農地の利用を持ち掛けられた。同時期にマルヰ醤油から「大豆を作ってくれれば買い取る」と勧められ、醤油造りがスタートした。
初めて大豆を育てた二〇一二年は約二十アールの畑で栽培。施設の利用者はボランティアの手を借りながら、種まきや草むしりなどを担当した。
秋に収穫された大豆を買い取ったマルヰ醤油が、一年かけて仕込んだ。製品は一本二百五十ミリリットルで本体価格は四百円。六千~七千本出荷できる見込みで、近く県内のスーパーなどに並ぶ。マルヰ醤油の民野博之専務は「角がなく、まろやかな味に仕上がった」と胸を張る。一三年は前年の倍の量の大豆を栽培しており、醤油の製造も増やすという。
売り出す瓶のラベルには、作業に携わった施設利用者の集合写真もあしらわれている。エコーンファミリー支援員の山岸佳代さんは「みんなで作りましたとラベルに入った。温かみのあるものになったのでは」と話している。
育てた大豆で造った醤油を紹介するエコーンファミリーの利用者=県庁で
2014年4月5日 中日新聞
エコーンファミリーは、長野市内の三事業所で八十人がパンや豆腐などの製造販売に取り組む。二年前に農家から同市若穂川田の遊休農地の利用を持ち掛けられた。同時期にマルヰ醤油から「大豆を作ってくれれば買い取る」と勧められ、醤油造りがスタートした。
初めて大豆を育てた二〇一二年は約二十アールの畑で栽培。施設の利用者はボランティアの手を借りながら、種まきや草むしりなどを担当した。
秋に収穫された大豆を買い取ったマルヰ醤油が、一年かけて仕込んだ。製品は一本二百五十ミリリットルで本体価格は四百円。六千~七千本出荷できる見込みで、近く県内のスーパーなどに並ぶ。マルヰ醤油の民野博之専務は「角がなく、まろやかな味に仕上がった」と胸を張る。一三年は前年の倍の量の大豆を栽培しており、醤油の製造も増やすという。
売り出す瓶のラベルには、作業に携わった施設利用者の集合写真もあしらわれている。エコーンファミリー支援員の山岸佳代さんは「みんなで作りましたとラベルに入った。温かみのあるものになったのでは」と話している。
育てた大豆で造った醤油を紹介するエコーンファミリーの利用者=県庁で
2014年4月5日 中日新聞