ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者ら丹精の大豆でしょうゆ 施設と製造業者

2014年04月06日 02時34分27秒 | 障害者の自立
 中野市の醤油(しょうゆ)製造会社「マルヰ醤油」と、長野市の障害者福祉施設「エコーンファミリー」は、施設の利用者が育てた大豆を使って醸造した醤油「みんなで作ったおしょうゆです。」を発売する。

 エコーンファミリーは、長野市内の三事業所で八十人がパンや豆腐などの製造販売に取り組む。二年前に農家から同市若穂川田の遊休農地の利用を持ち掛けられた。同時期にマルヰ醤油から「大豆を作ってくれれば買い取る」と勧められ、醤油造りがスタートした。

 初めて大豆を育てた二〇一二年は約二十アールの畑で栽培。施設の利用者はボランティアの手を借りながら、種まきや草むしりなどを担当した。

 秋に収穫された大豆を買い取ったマルヰ醤油が、一年かけて仕込んだ。製品は一本二百五十ミリリットルで本体価格は四百円。六千~七千本出荷できる見込みで、近く県内のスーパーなどに並ぶ。マルヰ醤油の民野博之専務は「角がなく、まろやかな味に仕上がった」と胸を張る。一三年は前年の倍の量の大豆を栽培しており、醤油の製造も増やすという。

 売り出す瓶のラベルには、作業に携わった施設利用者の集合写真もあしらわれている。エコーンファミリー支援員の山岸佳代さんは「みんなで作りましたとラベルに入った。温かみのあるものになったのでは」と話している。


育てた大豆で造った醤油を紹介するエコーンファミリーの利用者=県庁で

2014年4月5日 中日新聞

障害者の生活相談を充実 甲府市が支援センター開設

2014年04月06日 02時26分15秒 | 障害者の自立
 甲府市は1日、障害者の生活や就労など悩み事全般の相談を受け付ける「市障害者基幹相談支援センター」を開設した。これまで市内の複数の福祉事業所などに委託して相談業務を行っていたが、さらにセンターをつくることで、複雑な問題にチームを組んで対応するなど体制の強化を図る。

 市障害福祉課によると、前年度まで障害者の相談業務は福祉事業所など市内の4施設に委託して行ってきた。しかし、各施設には相談員が1~2人しかいないため1人当たりの負担が大きかった。

 障害者にとってもスタッフが少ないために希望の時間に相談できなかったり、障害の種別によって窓口となる事業所が異なったりするなどの課題があった。関係団体の代表者らでつくる市地域自立支援協議会からも相談の中心的な役割を果たす窓口を求める声が上がっていた。

 支援センターは甲府市東光寺1丁目の市障害者センター内に開設し、運営は市社会福祉事業団が行う。社会福祉士などを新たに採用し6人体制で相談に応じる。

 これまで業務の委託を受けていた事業所では4月以降も相談は受け付けているが、内容によって事業所と支援センターどちらで対応するか決まる。支援センターによると、開所後、1日に15件程度の相談が寄せられている。相談内容は「障害があるが仕事をしたい」「障害がある子どもを預かってほしい」などさまざまという。

 市障害福祉課は「センターをつくることで、これまで解決が難しかった複雑な問題を抱える相談者のニーズにもできるだけ応えられるようにしていきたい」としている。


障害者の相談を受け付ける「市障害者基幹相談支援センター」=甲府市東光寺1丁目

(山梨日日新聞から) 2014年04月05日(土)




国立障害者施設、虐待の報告遅れ 把握から7カ月後

2014年04月06日 02時20分54秒 | 障害者の自立
 群馬県高崎市にある独立行政法人国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」は4日、施設内での職員による虐待が疑われる事案について、障害者虐待防止法に基づく県などへの報告が遅れたと発表した。内部で事案を把握したのは昨年8月だが、群馬県と市への報告は約7カ月後だった。

 園によると、昨年8月、60代の男性入所者の頭をたたいたという虐待が疑われる事案が寮長に報告されたが、調査が遅れ、同法に基づく通報を県と高崎市にしていなかったとしている。

 施設関係者によると、虐待したとされるのは園の女性職員で、昨年8月29日、入所者をたたく姿を複数の職員が目撃し、翌30日には寮長に報告された。しかし、高崎市への通報は今年3月31日、県への通報は今月1日だった。園側は「女性職員は体を押さえただけだと説明しており、県などの調査に協力して適切に対応したい」としている。

2014年4月5日00時30分 朝日新聞デジタル

動物で雇用促進 ペットショップで障害者就労

2014年04月06日 02時10分57秒 | 障害者の自立
 【帯広】「動物の力×福祉」で障害者が楽しく働ける場を-。帯広市内のペット業界経験者と福祉関係者がタッグを組み、障害者が働くペットショップを市内にオープンさせた。全国的にも珍しい取り組みで、対人関係が苦手などの理由で仕事が続かなかった障害者の受け皿としても期待される。

 5日にオープンしたのはペットショップ「いきものがかり」(西1南7)。制度上は就労継続支援B型事業所の区分で、知的・精神・身体の各障害者が働く経験を積みながら、就労に必要な訓練を受ける。主な営業内容は小動物販売、ペットホテル、犬の散歩代行サービス、熱帯魚の水槽清掃サービスなどで、20人程度の利用を見込んでいる。

 運営する「株式会社つながり」の社長北村直也さん(33)は、もともと市内のペットショップで店長を務めていた。接客している中で、「動物には不思議なプラスの力があると感じ、その力は医療や福祉とマッチングすると思っていた」。ショップの元部下で、福祉業界に転職した池田大祐さん(31)=同社常務、生活支援員=を通じて、福祉畑一筋の菅原光利さん(34)=同社専務、サービス管理責任者=と知り合い意気投合。3人で福祉とペットを事業内容とする同社を3月に立ち上げた。株式会社にした理由について北村さんは「ボランティアではなく、きちんと利益を上げて還元したい」、菅原さんは「障害者が働いているからという“情け”で利用してもらうものにはしたくない」と話す。

 店では販売する小動物の管理、ホテルに預けられたペットの世話、犬の散歩、接客、清掃など幅広い業務があり、障害者には適材適所で業務に就いてもらう。「就労支援施設を利用することに負い目を感じる必要はない。楽しく働いて、きちんと稼ぎ、自立した生活を送ってほしい」(北村さん)との思いで、障害者を“利用者”ではなく、“社員”と位置付け、一人ひとりに名刺も作る。

 事前に施設見学を行ったところ、2時間、3時間と動物と触れ合ったり、北村さんのお株を奪うほどの爬虫(はちゅう)類の知識を披露する“社員候補”も。菅原さんは「僕たち支援員は当事者のモチベーションを上げるために話す時間を設けるが、動物はそこに居るだけで当事者のメンタルの部分が上がる。支援員の仕事がなくなるかも」とペットの力を実感。北村さんは「好きなことだから続けられるというのは僕たちも同じ。楽しさを売りに、仕事が楽しいから続けられる店にしたい」と話す。

 販売はハムスター、ウサギ、鳥類、カメ、熱帯魚など。ペットホテルでは犬、猫以外の動物も受け入れ、料金は1日1500円から。散歩代行は1回300円からで、送迎サービス(各100円)もある。開設時間は午前10時~午後7時。問い合わせは同店(0155・99・1082)へ。


「動物と一緒に楽しく働こう」と呼び掛ける菅原さん、北村さん、池田さん(左から)

2014年4月5日 14時05分 十勝毎日新聞社ニュース

アニメで学ぶ悪徳商法対策 障害者向けに動画制作 千葉市消費生活センター

2014年04月06日 02時00分28秒 | 障害者の自立
 千葉市消費生活センターは、軽度の知的障害者や発達障害のある若者のために、悪徳商法対策の消費者教育アニメーションを制作した。特別支援学校や障害者福祉施設などに配布する。熊谷俊人市長は「障害者向けの消費者教育アニメは、おそらく全国的にも例がないのではないか」としている。

 同センターによると、知的障害者や発達障害者はワンクリック請求などの悪徳商法に巻き込まれることが多いという。また、実写版の教材ではリアルすぎて怖がられ、学習効果につながらないといった課題があった。

 アニメには若い3人の主人公が登場し、悪徳商法に巻き込まれる。“天の声”を通じ、どうしたら被害を防げるのかを学ぶ内容。ワンクリック請求、キャッチセールス、デート商法、マルチ商法といった悪徳商法の手口や対策を紹介している。

 障害者教育の専門家や障害者福祉施設職員らの助言を受けながら、せりふを短く、難しい用語を使用せず、重要なキーワードを繰り返すなど対象者が理解しやすいように配慮した。

 制作は東映に委託し、消費者庁の地方消費者行政活性化基金の補助金で作った。市はDVDを500枚作成し、市立小中学校や高校、特別支援学校、障害者福祉施設などに配布する。また、市ホームぺージとともに消費者庁の「消費者教育ポータルサイト」でも動画を公開し、全国の関係者に利用してもらう考え。


千葉市が制作した悪徳商法を学ぶアニメのDVD

2014年04月05日 15:04 千葉日報