ゴエモンのつぶやき

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北海道の障害者支援「パレット」、開設3年を迎え好調

2014年07月13日 01時33分10秒 | 障害者の自立
施設利用者も増加、現在は23人が働く事業所に

北海道紋別郡遠軽町の障害者支援事業所「パレット」が、この7月で開設3年を迎えた。働く障害者は当初の5人から23人に増加し、仕出し弁当作りなどに励んでいるという。

「パレット」は、障害者らと直接雇用契約を結ぶ就労継続支援A型事業所。遠軽町では唯一のA型事業所で、将来は一般企業への就職を希望する障害者も含め、より一般就労に近いかたちでさまざまな作業に従事し、社会的自立に向けて、必要な知識や技術の修得を目指している。

前身は木工品を製造販売する「遠軽民芸舎」だったという「パレット」。当時から障害者を雇用していたが、2007年に現在の井田吏絵代表理事が「パレット企画」として引き継ぎ、木工品のみならず、仕出し弁当の宅配や町役場内の食堂経営も手がけるようになった。

2011年に就労継続支援A型事業所の認可を受け、あらためてスタート。木工品製造を主に仕出し弁当・オードブルの受注・宅配、町役場内にある食堂パレットの運営を続けている。働く障害者の自立を支援するため、生活記録日誌や、訓練計画表なども作成しているそうだ。

順調な運営の一方で就職につながるケースは少ないといった課題も

手作りの仕出し弁当は地域で評判を呼び、町役場内の食堂も好評となるなど、この3年間で飲食関係の売り上げが伸び、木工品を上回るまでになったという。食堂では毎週水曜日限定の「手打ち蕎麦」がとくに人気だ。

職員7人とともに働く23人の障害者は、それぞれの障害特性を活かし、支援を受けながら、やりがいをもって働いているそうだ。接客を担当することを好む人も多いといい、井田氏は今後はそうした分野の仕事も増やしていきたいとしている。

だが、順調な運営の一方で課題もある。昨年は1人が就職を果たしたそうだが、雇用の場・機会は少なく、なかなか一般就労にまでつながっていないという。より理解と受け入れ体制が進み、共に気持ちよく働くことのできる社会構築の実現が望まれる。

2014年7月12日 14:00  障害者雇用インフォメーション

ユニバーサル農業。障害者やニートの就労に効果あり(栃木)

2014年07月13日 01時28分53秒 | 障害者の自立
今年度第1回の研究会で実証事業の成果を報告

栃木県では、障害者をはじめ子どもや高齢者など、誰もが農業に取り組める「ユニバーサル農業」を推進するため、2011年に「とちぎユニバーサル農業研究会」を設置している。

就労支援や教育などと農業が連携することで、多面的な効果をみせはじめているという。

7月4日(金)に栃木県庁で「2014年度第1回とちぎユニバーサル農業研究会」が開かれ、農業や福祉関係者、学識経験者など約30人が出席した。

障害者やニートの就労支援、農家の人手確保などに成果

研究会では、昨年度から始まった障害者や若年無業者(ニート)が、農家で農作業を行うユニバーサル農業実証事業についての報告があり、障害者の工賃確保やニートに対する職業訓練、農家の人手確保など、いくつものメリットがあることが分かった。

報告では、「障害の異なる施設でも合同で作業にあたることができ、農家のニーズにあわせて大人数の就労確保も可能。」「能力に合わせて農作業を細分化。事前に確認すべき事項をリスト化することで、受け入れ農家と施設の調整がスムーズになった」などの成果事例が挙げられた。

実証事業を継続しながら、さらなる下地づくりを目指す

本年度の計画についても話し合われ、引き続き実証事業を実施し、農業と福祉、教育など複数の分野にまたがって連携するにあたっての注意すべきチェックリストを整備するとした。

さらに県農業振興事務所や、福祉施設などの関係機関による情報交換の場を設け、地域の実情に合わせたネットワークの構築も進めていくとしている。

県民を対象にしたセミナーの開催も

来年1月には、県民の理解を深めることを目的に、「ユニバーサル農業」のセミナーの開催を予定しているとのこと。

県では、「施設によって障害の程度や作業能力が異なるので、事例を共有しながら、研究会を通じて、円滑にユニバーサル農業の裾野を広げていければ」と話している。

2014年7月12日 11:00 障害者雇用インフォメーション

静岡県、障害者雇用拡大を担うジョブコーチ育成講座を開催

2014年07月13日 01時24分22秒 | 障害者の自立
静岡県ジョブコーチのネットワーク

しずおか障害者就労支援ネットワークは、2001年から2002年まで静岡県が浜松NPOネットワークセンターに委託して行った「静岡県障害者就労支援ネットワーク体制づくり」の一環として開かれたジョブコーチ養成講座受講生から15名の静岡県ジョブコーチが誕生。

翌年にその静岡県ジョブコーチたちが、静岡県内に6つの拠点を開設し連携してつくったネットワーク。2014年現在では三島、富士、静岡、藤枝、中遠、浜松、湖西の7拠点に増え、所属する静岡県ジョブコーチは50名以上となっている県の支援政策の成功例だ。

ジョブコーチ養成研修を開催

2014年度、同ネットワークが静岡県経済産業部雇用推進課からの委託を受けて「障害者の就労と雇用を支援する人のための研修2014・静岡県ジョブコーチ養成研修」を開催する。

企業の障害者雇用担当者も参加可能

受講対象者は静岡県ジョブコーチとして活動を希望する人、企業で障害のある人の雇用に関わる人、施設の就労支援担当者、障害のある人の家族など。

開講日は9月20日(土)、9月26日(金)、9月27日(土)、10月2日(木)、10月3日(金)の5日間で各講座40名程度。

希望講座のみの受講も可能だが、定員を超えた場合は全講座受講の人を優先。最終日には講座修了後、静岡県ジョブコーチ希望者への説明もある。会場は浜松市福祉交流センター。参加費は無料。申し込みは8月29日(金)までだが定員になり次第締め切る。申し込みはFAXかメールで。

 2014年7月12日 17:00 障害者雇用インフォメーション