ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者ラーメン店奮闘

2014年07月17日 02時15分02秒 | 障害者の自立
◇福山「絆の家」が来月中旬まで出店

 福山市新涯町の障害者就労支援施設「絆の家」が同市内にラーメン店を出店し、施設の利用者が調理や接客に奮闘している。営業は8月中旬までの期間限定で、施設管理者で店長の上田晋資さん(43)は「最初は失敗ばかりだったが、みんなの頑張りで仕事をてきぱきとこなせるようになった」と喜んでいる。(大森篤志)

 「絆の家」では、障害者約20人がしいたけ栽培に取り組み、地元のスーパーや道の駅に卸している。

 ラーメン店は、上田さんの友人が店を経営していた縁で、閉鎖していた店舗を活用して実現。ラーメンの調理は、製麺や麺のゆで加減など、複雑な作業や独特のこつが必要など、障害者には難しい面もあるが、可能性を広げようと取り組む。

 6月初めにオープンしたラーメン店は、同市南本庄の「尾道ラーメン朱鳶あかとび」。JR福山駅から西に約800メートルのJR山陽線沿いで、赤いのれんと白いちょうちんが目印だ。午前11時から午後3時までのランチ営業。テーブルとカウンターの計20席あり、メニューは唐辛子と野菜が入った「朱鳶ラーメン」など3種類を提供する。

 勤務は同施設の利用者4~7人が交代で行い、店内をふき掃除したり、食材の野菜を切ったりと開店前から忙しく働く。客が来ると「いらっしゃいませ」と大きな声であいさつ。麺の硬さやスープの辛さは客が選べるが、注文用紙に丸を付けて店員に手渡してもらうことで、ミスがないように工夫している。

 勤務する障害者は当初、野菜を同じ大きさに切りそろえるのに苦労したり、麺をゆでるのに硬すぎたり、柔らかすぎたりと失敗も多かった。しかし、毎日の経験で克服し、お客さんの満足度も高まり、今では1日20~25食を売り上げる。

 「初めは不安だったのか声が小さかった」と振り返る上田さん。「しかし、限られた人としか接触のない施設では味わえない経験を通し、仲間と助け合う気持ちや新たな仕事への自信を付け、大きな声も出せるようになった」と成長に目を細める。勤務する楠正光さん(37)は「接客はいろんな人と出会えて楽しい」と声を弾ませた。

 福山市障がい福祉課は、「福祉施設がラーメン店を経営するのは珍しい。利用者が前向きに取り組むのは素晴らしい」としている。

 同店の営業は平日のみ。問い合わせは同店(084・931・2229)。

2014年07月16日 読売新聞

頼りになる 働く障害者…買い物支援や見守りなど

2014年07月17日 02時08分50秒 | 障害者の自立
 地域に出て元気に働く障害者が増えてきた。就労施設内での作業にとどまらず、買い物が不自由なお年寄りに商品を届けたり、見守り役を担ったりする。

 人と関わりながら働く喜びは大きく、地域の課題の解決や収入アップにもつながると期待されている。

 今年5月、徳島県石井町周辺を販売車「移動スーパー みまもりレモン号」が走り始めた。地元スーパーで安く仕入れた食品や日用品など約800点を積んだ大型ワゴン。田畑を縫って走り、約60軒を巡る。運営するのは、知的障害者が通う就労施設「れもん」。職員と障害者がペアになり、販売する。

 「いっぱい買ってもらえると元気が出る。お金をためて姉に車を贈りたい」と夢を語るのは、知的障害のある難波幸恵さん。普段は、造花の組み立て作業などを施設内でしているが、販売車に乗り込む日は、重い買い物袋を高齢者の家に運び込むなど、楽しそうに働く。

 週に2度来る「レモン号」を心待ちにしている同町藍畑地区の女性(85)はバナナやちくわを手に、こう言う。「前は自転車で30分かけて買い物に行ったが、10年前に『危ない』と止められ、一人で買い物に行けなくなった。自由にモノを選べるのは幸せ」

 徳島県内では郊外に大型店が相次いで出来る一方、地元の商店が減り、市街地でも買い物に不自由する高齢者が増加。地域の課題となっていた。一方、就労施設では、障害者の収入アップにつながる仕事の確保が急務だった。

 そこで、高齢者の買い物支援事業を障害者の仕事にすることを県が考案。賛同した3施設が昨年から順次事業をスタートさせた。「地域に喜ばれる事業。軌道にのれば障害者の収入増も期待でき、企業への就職を目指す人の訓練の場にもなる」と同県担当者。

 被災地の宮城県角田市では、就労施設「第三虹の園」が、総菜やパンなどを載せた移動販売車を走らせる。高齢者世帯や仮設住宅などを巡り、ご用聞きもする。「はがきをポストに入れて」と頼まれたこともあるという。

 知的障害のある女性(26)が接客を務め、常連客にかわいがられている。「障害者が地域で暮らしていくためにも、地域とのつながりは欠かせない。障害のある人が施設の外で働く意義は大きい」と同施設長の湯村利憲さん。

 このほか、手作り弁当を高齢者宅へ届け、見守り役も担う施設や、草むしりなどの便利屋業務を行う施設、伝統工芸や棚田の再生に挑む施設など、地域と関わりながら働く障害者は増えつつある。

 障害者の働き方などについて情報発信をしている、季刊誌「コトノネ」編集長の里見喜久夫さんは「少子高齢化により、既存の仕組みではカバーしきれない問題が地域に出始めている。それを障害者が補完する役割を担い始めた」と評価する。障害者の施設には給付費が出るため、事業を継続しやすい利点もある。「根気強くて真面目といった障害者の持ち味を生かし、活躍できる場が地域に広がれば、障害者に対する見方も次第に変わってくるはず」と話す。

収入増求めて新事業 低い「工賃」難しい自立

 地域に飛び出し、新事業を展開する就労施設が増える背景には、「工賃」と呼ばれる障害者の収入を少しでも増やそうという狙いがある。

 かつて障害者の働く場では、箱の組み立てや封入など、企業の下請け作業が主だった。しかし、1個数銭程度と安く、景気が悪化すれば受注量が減るなど、安定した収入につながりにくい面があった。

 景気に左右されない収入源を得ようと、パンや菓子などの製造販売を手がける施設が増加。さらに収入アップにつながる仕事を求めて、新事業を始める施設は増えている。

 厚生労働省によると、企業への就労が困難な人が働く「就労継続支援B型事業所」の平均月額工賃は、1万4190円(2012年度)。06年度の1万2222円に比べ、約2000円増えたが、まだ低水準。障害年金と合わせても、自立した暮らしを送るのは簡単ではない。

 「大事なのは、市場で選ばれる商品やサービスを提供できるかどうかです」と話すのは、茨城県つくば市のNPO法人「つくばアグリチャレンジ」代表の五十嵐立青たつおさん。

 同法人は、後継者不足の農業と、働きたい障害者を結びつけようと、B型事業所など三つの就労施設を11年から運営。知的、精神障害者約60人が、それぞれの強みを生かしながら畑で汗を流す。

 農薬や化学肥料に頼らず、ニンジンやネギなど多種の野菜を栽培する。実績のある農家をコンサルタントにし、種苗の選び方から栽培法まで細かい指導を受けている。

 その成果が出て、今春から、朝取った野菜を各家庭に宅配する事業を開始。また、市民農園に詳しい専門家を採用し、体験型農園の運営もする。

 同法人のB型事業所の平均工賃は約2万5000円。全国平均を上回るが、五十嵐さんは「自立した生活を送れる工賃を目指したい」と話す。

 国も障害者の収入アップのため、専門家を派遣して施設の経営管理の助言をしたり、商品の品質向上を手助けしたりする支援事業を行っている。

 全国約1600の障害者就労施設などで組織する「全国社会就労センター協議会」(東京)の事業振興委員長、小池邦子さんは、「『障害者が作った』と言って売れる時代ではない。地域のニーズを見定め、施設側も積極的に地域と関わりながら、新しいことに挑戦していかなければならない」と話す。

(2014年7月15日 読売新聞)

障害者雇用カフェ:運営事業者、鈴鹿の「朋友」に決まる /三重

2014年07月17日 02時05分12秒 | 障害者の自立
 障害者雇用を促進するため、県総合文化センター(津市一身田上津部田)内の県男女共同参画センター「フレンテみえ」に、県が整備を進めている「ステップアップカフェ(仮称)」の運営事業者が、鈴鹿市若松中1の社会福祉法人「朋友」(伊藤良雄理事長)に決まった。今後、具体的な事業計画を検討し、12月中のオープンを目指す。

 事業者の選定は、企画提案コンペを実施して行い、参加した5社から朋友を選んだ。

 朋友は、従業員80人のうち50人が障害者。野菜農場「わか菜の杜(もり)」や、自動車部品製造「アクティブ鈴鹿」などを運営している。

 カフェでは障害者10人を雇用する予定で、単純作業から接客などのサービス、販売まで、障害者のステップアップを意識した事業を行う。また、「わか菜の杜」で作った野菜を活用したメニューを提供することなども評価されたという。

 カフェは、フレンテみえ1階のふれあいコーナーを改修し、約40席を設ける。県民に障害者の働く姿を見てもらい、障害者に対する理解を深めるとともに、県内の障害者就労支援事業所などで作った商品の販売スペースも設ける。事業費は約2500万円。オープン後は運営事業者に経営を委ね、県は財政的支援を行わないという。

〔三重版〕毎日新聞 2014年07月16日

障害者雇用、就労への理解を深める

2014年07月17日 01時56分56秒 | 障害者の自立
川崎市は障害者雇用、就労促進活動の一環としてNPO法人ピープルデザイン研究所と共同で映画上映イベント「夏休みピープルデザインシネマ」を夏休みに合わせて8月23日(土)にラゾーナ川崎プラザソル(ラゾーナ川崎プラザ 5F)で開催する。(参加は事前応募制)

このイベントは「違いは、個性。ハンディは可能性。」をテーマに、障害のある人たちと映画を介し過ごす体験を通して、彼らとの自然な共生感をクリエイティブに体感してもらおうというもの。

多様な人との共生をめざす

上映会では不器用な父親と車いすの息子がトライアスロン完走をめざす「グレートデイズ!―夢に挑んだ父と子―」を鑑賞ののち、障害のあるゲストと、NPO法人ピープルデザイン研究所代表理事の須藤シンジ氏とのトークセッション。

また違いを個性と捉えてハンディを可能性に変えることをテーマに、来場者とのティーチイン(対話会)を展開。

体感音響システムで障害者と共通の体験を

次に聴覚障害者のためにパイオニア株式会社が開発した、音を振動で、感じて、楽しめる装置「体感音響システム」を設置、上映の前後に体験する。

そしてこのイベントで市内の障害者を対象に、会場入り口での簡単な受付業務や案内、会場内の清掃など障害者の就労体験も行われる。

自身が障害児の父でもある須藤シンジ氏は「ピープルデザイン」という新たな概念を立ち上げ、障害の有無を問わずハイセンスに着こなせるアイテムや、ユニバーサルデザインを行い、各種イベントをプロデュースしている人物。

共生についてのトークセッションは企業で職場の仲間として、障害者とどのような気持ちで接していけばいいのか、そのヒントをくれるのではないだろうか。

2014年7月16日 17:00  障害者雇用インフォメーション

川崎市、障害者雇用、就労促進イベント開催

2014年07月17日 01時49分45秒 | 障害者の自立
障害者雇用、就労への理解を深める

川崎市は障害者雇用、就労促進活動の一環としてNPO法人ピープルデザイン研究所と共同で映画上映イベント「夏休みピープルデザインシネマ」を夏休みに合わせて8月23日(土)にラゾーナ川崎プラザソル(ラゾーナ川崎プラザ 5F)で開催する。(参加は事前応募制)

このイベントは「違いは、個性。ハンディは可能性。」をテーマに、障害のある人たちと映画を介し過ごす体験を通して、彼らとの自然な共生感をクリエイティブに体感してもらおうというもの。

多様な人との共生をめざす

上映会では不器用な父親と車いすの息子がトライアスロン完走をめざす「グレートデイズ!―夢に挑んだ父と子―」を鑑賞ののち、障害のあるゲストと、NPO法人ピープルデザイン研究所代表理事の須藤シンジ氏とのトークセッション。

また違いを個性と捉えてハンディを可能性に変えることをテーマに、来場者とのティーチイン(対話会)を展開。

体感音響システムで障害者と共通の体験を

次に聴覚障害者のためにパイオニア株式会社が開発した、音を振動で、感じて、楽しめる装置「体感音響システム」を設置、上映の前後に体験する。

そしてこのイベントで市内の障害者を対象に、会場入り口での簡単な受付業務や案内、会場内の清掃など障害者の就労体験も行われる。

自身が障害児の父でもある須藤シンジ氏は「ピープルデザイン」という新たな概念を立ち上げ、障害の有無を問わずハイセンスに着こなせるアイテムや、ユニバーサルデザインを行い、各種イベントをプロデュースしている人物。

共生についてのトークセッションは企業で職場の仲間として、障害者とどのような気持ちで接していけばいいのか、そのヒントをくれるのではないだろうか。

2014年7月16日 17:00  障害者雇用インフォメーション