ゴエモンのつぶやき

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障害者ら 国境超え絆 金沢「グループ銀河」訪韓

2014年07月21日 02時57分30秒 | 障害者の自立
演奏会で強い「一体感」

 金沢市で知的障害者の音楽療法教室を開く「グループ銀河」が、韓国・光州市を訪れ、現地の知的障害児らと演奏会を通じ交流を深めた。日韓は外交面でぎくしゃくするが、そんな状況とは無関係。障害者同士の国境を超えた絆を確認する成果があった。

 銀河代表の和田啓子さん(60)と親交がある韓国人の会社社長金沂秀(キムギス)さん(64)=金沢市小坂町=が現地の知人に協力を求め実現。銀河の障害者四人と父母、ボランティアら二十人が参加した。

 五月三十一日に光州の知的障害児施設・白善パウロの家で、入所する幼児から高校生まで約六十人と交流した。翌六月一日に近くの教会で合同演奏会を開き、銀河は車いすに乗った障害者ら四人がダンスやバリトン独唱、鍵盤ハーモニカ演奏を発表。パウロの家の生徒たちもダンスやバンド演奏を披露した。

 和田さんやボランティアらは、特別に準備した朝鮮民謡「アリラン」の歌に合わせ、民族衣装の女性らを描いたブラックパネルシアターを上演。金さんも韓国語で「星に願いを」を朗読した。双方の障害者の懸命な姿に加え、アリランを歌う演出が共感を呼んだ。和田さんは「この時会場の空気が変わり、強い一体感が生まれた」と振り返る。

 帰国後の六月七日、銀河の練習場で報告会があった。参加者から、成果を振り返る発言とともに「韓国人の八割が日本を嫌いだというニュースが報道されていたが、現地でそんなことは感じなかった」「日本についていろいろ発言するのは政治家だけ。一般国民はそうでない」など両国関係についての意見が相次いだ。

 来春、パウロの家の障害児らが金沢に来て銀河の演奏会に参加することが決まった。銀河のメンバーは、こんな時こその草の根交流のありがたみを痛感している。銀河の活動に共感すると繰り返す金さんも「相互訪問は理想。今後もできる限り応援したい」と話す。 

 グループ銀河 金沢市田上本町で20代の知的障害者ら12人が通う音楽療法教室を開く。2001年、中学校教諭の和田啓子さんが障害児に充実した生活を送ってほしいと開設。生徒は当初、奇声を発してふざけ合うなど統一行動が難しかったが、音楽療法士の資格を得た和田さんが、鍵盤ハーモニカ演奏などを指導するうち舞台発表が可能に。07年に市内で初演奏会を成功させた。ボランティアスタッフも歌やパネルシアターを披露し、舞台を充実。12年に宮城県の特別支援学校で演奏し、東日本大震災で被災した障害児らを励ました。授産施設で働く生徒や保護者らの生きがいになっている。

2014年7月20日 中日新聞

「障害者福祉を食い物に」 国に是正要望へ

2014年07月21日 02時54分08秒 | 障害者の自立
障害者の就労を支援する国の事業を巡って国や自治体からの給付金を不正に請求する事業所などが相次いでいる問題で、全国の障害者関連団体などが加盟するNPOは「障害者福祉を食い物にする大きな問題だ」として、近く厚生労働省に是正を求める要望書を提出することを決めました。

障害者の就労を支援する事業は、自治体の指定を受けた事業所が障害者に作業や訓練を提供して一般企業などへの就労を後押しするもので、事業所には国や自治体から1日1人当たり数千円の給付金が支給されます。
しかし、事業所が障害者の人数や利用日数を水増しして給付金を不正に請求した額が5年間で5億1000万円余りに上ることが、NHKの取材で分かったほか、制度を悪用して利用者の労働時間を短くし、給付金と賃金との差額を稼ごうというケースも出ています。
この問題で、全国100余りの障害者関連団体などが加盟するNPO法人「共同連」は「障害者福祉を食い物にする悪質な貧困ビジネスと言わざるをえない」として、給付金と賃金との差額を稼いでいる事業所の実態調査や、給付金制度の効果的な見直しを求めて、近く厚生労働省に是正を求める要望書を提出することを決めました。
厚生労働省は、来年4月の障害福祉サービスの報酬改定でさらに報酬を減らすなど、対応を検討することにしています。

2014年(平成26年)7月21日[月曜日] NHK

被災障害者を支援 JDF宮城 仮設でニーズ掘り起こし

2014年07月21日 02時46分37秒 | 障害者の自立
◎週1回ペースで訪問 介護用品など提供、他の団体橋渡しも

 被災した障害者を支援している日本障害フォーラム(JDF)宮城が、宮城県内の仮設住宅を巡回し、障害のある人の聞き取り調査を続けている。東日本大震災から3年余りが過ぎ、被災者の住宅再建が徐々に進む一方で、仮設住宅では資金力のない障害者が取り残されている傾向がある。JDF宮城はニーズを地道に掘り起こして支援を実施しているほか、他の支援団体への橋渡し役にもなっている。(生活文化部・安達孝太郎)

<10市町130ヵ所に>

 「障害のある人はいませんか?」「隣の部屋にいるよ。息子。交通事故で車いすになったの」
 7月上旬、池田裕道さん(43)らJDF宮城のスタッフ2人が石巻市の仮設住宅を巡回した。自治会長が不在で、障害のある人の部屋を教えてもらうことはできなかったが、スロープなどを目印に訪問するとすぐに情報を得ることができた。

 車いすの男性は30代で、定期的に病院に通い、普段は主にパソコンでゲームをしているという。母親が「大丈夫。困っていない」と言うため、本人との面会には至らず、地元の支援団体の連絡先を手渡した。池田さんは「病院に行く以外、部屋にこもっていて心配な部分がある。近いうちに再訪問して、本人と話したい」と言う。

 JDF宮城が仮設住宅の巡回を始めたのは2012年9月。自治体の支援員も巡回しているが、JDF宮城は手厚い支援が必要なことが多い障害者を手助けしようと活動を続けている。週1回のペースで訪問し、これまでに10市町の約130カ所を訪れた。約50人の障害者と会い、つえや介護用品の支援を行ったり、震災時の避難方法の聞き取りをしたりしてきた。

<補聴器購入助言>

 JDF宮城は他の支援団体を紹介することもある。池田さんたちがことし4月、石巻市の仮設住宅で、難聴で困っている60歳ぐらいの女性と出会った。支援を受ける方法を知らないまま生活していたため、池田さんは、各地で相談会を開いている「みやぎ被災聴覚障害者情報支援センター」(みみサポみやぎ、仙台市)の庄子陽子事務局長と再訪した。

 庄子さんは筆談も使いながら、補聴器購入で補助を受けられるよう障害者手帳取得をアドバイスした。「みみサポで全ての仮設住宅を回ることはできないので、JDFの活動はありがたい」と庄子さんは話す。

 石巻視覚障害者福祉協会との連携も始まろうとしている。同協会によると、市内で視覚障害者の手帳を持っているのは約400人。ただ、協会に入っているのは19人だけで、必要な情報が十分に届いていない可能性がある。協会をPRするビラをJDF宮城のスタッフが仮設住宅巡回時に配布する計画を進めている。

 巡回を開始して2年近くになる。「当初より障害者に出会うことが多くなってきた。家の再建が難しい人が多いのではないか」と池田さん。「さまざまな支援があるのを知らないままの人は多い。足を運んで、ニーズを把握することが重要」と話している。

【JDF宮城】

 全国の障害者団体でつくるJDF(東京)が震災直後に組織した「JDF東日本大震災被災障害者総合支援本部・みやぎ支援センター」が前身。全国からの支援が縮小し、2012年3月、支援センターの地元スタッフが中心となって発足させた。連絡先は022(214)2858(ファクスも)。

2014年07月20日日曜日 河北新報

障害者・市民の夏まつり:17団体が出店、夕べを楽しむ−−和歌山城

2014年07月21日 02時42分36秒 | 障害者の自立
 第37回障害者・市民の夏まつり(実行委主催)が19日、和歌山市の和歌山城西の丸広場で開かれた。市内の障害者作業所など17団体が出店してステージでコンサートなどがあり、親子連れらが夏の夕べを楽しんだ。

 会場には、同市出身の女子ボクシング世界チャンピオン、真道ゴーさんも駆けつけてサイン会を開いた。真道さんは「自分には性同一性障害があるが、個性だと思っている。自分の生き方を見て勇気を持ってもらえたら」と話した。ステージではオープニングで、知的障害児通園施設の第二こじか園学童部「ぽけっと」の子どもら15人が太鼓を演奏。参加した久保奏太君(11)は「音楽に合わせて楽しく演奏できた」と話した。

毎日新聞 2014年07月20日 地方版

津市で障害者の作る農産物が楽しめるレストランオープン

2014年07月21日 02時35分31秒 | 障害者の自立
三重県ならではのレストランにリニューアル

三重県津市のホテル「ザ・グランコート津西」内にある「e-ma cafe (イーマ カフェ)」がカフェレストラン「Cafe Me・terre(カフェ ミ・テール)」に2014年7月21日(月・祝日)にリニューアルオープンする。

三重県の地場ものが楽しめるレストランに

このレストランは三重県産の農林水産物や県産の鹿肉を使った料理を提供すると共に県内の若手就農者団体「みえ次世代ファーマーズMiel(ミエル)」が生産した野菜、また障害者福祉施設で栽培された野菜などを積極的に活用する。

また食材の生産者の取り組みを店内で紹介することで、三重県の農林水産事業者の活動や、農福連携の取り組みを情報発信する拠点としての役割も担い、それが活動の推進につながることも期待されている。

メニューは鹿肉を使ったジビエ料理のほか松阪牛、熊野地鶏を使ったもの、伊勢茶や大内山牛乳と地鶏卵を使ったスイーツなど地場ものを堪能できるものばかり。

わか菜の杜の成果と取り組みを知る

連携事業者は社会福祉法人朋友アクティブ鈴鹿(鈴鹿市)。水気耕栽培による無農薬野菜の栽培ハウス「わか菜の杜」に就労する障害者たちが丹精込めて作った新鮮で安心でおいしい野菜をわか菜の杜サラダなどのメニューで提供する。

店内の窓際には、「わか菜の杜」での生産の様子や出荷までの行程などが写真付きで展示され、食事を楽しみながら生産者と消費者をつなぐ仕掛けも。

運営事業者である株式会社ユタカ開発(松阪市)ではこの先、障害者の雇用先の拡充も考え、このレストラン内でも障害者の雇用も検討しているそうだ。またひとつ新しい形の障害者雇用支援が誕生した。

2014年7月19日 21:00  障害者雇用インフォメーション