ゴエモンのつぶやき

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家族の負担減へ県が本腰 障害者の在宅介護 [熊本県]

2015年05月09日 12時33分22秒 | 障害者の自立

 県は本年度から、重い心身障害がある子どもや大人(重症心身障害児・者)で、たんの吸引など医療的ケアを必要とする人を自宅で介護する家族の負担軽減(レスパイトケア)に向けて、本格的な取り組みを始めた。家族が病気になった時などに障害児・者を一時的に預かる短期入所(ショートステイ)を実施する病院などを増やすため、医療機器などの購入費を助成。医療的ケアに従事するヘルパーの研修会を開催し、人材育成を進める。

 県障がい者支援課によると、県内の重症心身障害児・者は約1300人。この中には、自宅で生活しながら、たんの吸引や人工呼吸器の管理、管を使った栄養注入(経管栄養)などの医療的ケアを受けている人が少なくない。

 こうした人を介護する家族が急用や病気の際に利用する福祉サービスが、医療的ケアを受けられる「医療型短期入所」。ただ、県内で実施しているのは4月末時点で9カ所(熊本市2、合志市2、宇城市2、美里町1、芦北町1、苓北町1)の病院と診療所にとどまっており、家族からは「施設数が少ないため予約が取りづらい」などの声が寄せられているという。

 短期入所に適用される介護報酬は、入院による診療報酬より低く、看護師や機材の確保の面でも負担が大きいため、病院などの参入が進まないとされる。

 これらの事情を踏まえ、県は医療的ケアに必要な機器購入を支援する。また、医療的ケアを実施できるヘルパーを増やすため、介護事業所の研修会の開催費を助成したり、重症心身障害児・者への理解を深めてもらう勉強会を開いたりする。事業費は約1340万円。

 同課は「身近に短期入所を利用してもらえるような態勢を構築したい」としている。

=2015/05/08付 西日本新聞朝刊=


障害者ら サッカーで交流 さいたま市 380人が心地良い汗

2015年05月09日 12時26分21秒 | 障害者の自立

 知的障害や精神障害がある人たちによるサッカー大会「浦和レッズハートフルカップ」が六日、さいたま市桜区のレッズランドで開かれた。青空の下、十歳~四十五歳の男女約三百八十人が参加して交流を深めた。
 大会は浦和レッズと県障害者スポーツ協会の共催で毎年開かれ、今年で八回目。参加者は八人制サッカーと五人制フットサルの競技に分かれ、計三十三チームがリーグ戦やトーナメント形式で試合を行った。家族らが「一点を決めに行こう」「ドンマイ、次だよ」と声援を送り、試合を盛り上げた。
 県立特別支援学校羽生ふじ高等学園三年の橋本拓海さん(17)は「充実した一日で楽しかった。夏も秋も大会があるので頑張りたい」と笑顔で話した。 

懸命にボールを追う参加者たち=さいたま市桜区で

2015年5月8日   東京新聞


太陽光発電で障害者の就労支援 全国的にも異例の試み

2015年05月09日 12時11分41秒 | 障害者の自立

太陽光発電を活用して障害者の就労を支援―。こんな取り組みが徳島県阿南市の知的障害者厚生施設「シーズ今津」で進められ、4月28日、関係者が出席して発電設備の落成式が行われた。施設の利用者が設備の維持管理を行い、売電で得られた収入の分配を受ける仕組みで、全国的にも例のない取り組みとして注目されている。

シーズ今津は社会福祉法人「悠林舎」(林正敏理事長)が運営する3つの障害者支援施設のひとつ。発電設備は縦1メートル、横1.6メートルの太陽光パネル計96枚を4つに分け阿南市那賀川町の敷地約360平方メートルに設置された。費用は約1000万円、これまでも施設の改修や福祉車両の配備などを支援してきた日本財団が半額を助成した。

施設脇に設けられた太陽光パネル

設備の最大発電量は1時間当たり24キロワット、四国電力への年間100~120万円の売り上げが見込まれている。シーズ今津は定員30人。一般企業への就労移行支援、日常生活の向上に向けた生活訓練、さらに一般企業への就職が困難な障害者に対する就労機会の提供などに取り組んでおり、うち10人程度が発電設備のチェック表の管理やパネルの清掃、周りの除草などに当たる。

施設を利用する障害者には作業に応じて「工賃」が支払われるが、現在は平均数千円。太陽光発電の活用を発案したシーズ今津の管理者・古賀健雄さんは「安定的な売り上げが期待でき、少なくとも工賃を今の2倍以上に増やすことが可能になる」と期待している。

落成式には熊谷幸三副知事や岩浅嘉仁阿南市長、日本財団ソーシャルイノベーション本部の池内賢二・上席チームリーダーらが出席、テープカットを行い、岩佐市長は「阿南市は青色LED(発光ダイオード)でノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏が勤務したこともある“電力の街”。新しい電力利用の一つにしたい」と述べ、池内チームリーダーは「新しいモデル事業として全国に発信してほしい」と語った。

クッキー作りに励む施設利用者

シーズ今津では徳島県産の和三盆や番茶を材料にした手作りクッキーを開発、地元だけでなく東京・有楽町のアンテナショップ「徳島・香川トモニ市場」でも販売、障害を持つ人の自立や就労に向けた多彩な取り組みで知られている。



ココカラファイン/子会社が障害者雇用で特例子会社の認定を取得

2015年05月09日 12時08分36秒 | 障害者の自立

ココカラファインの子会社ココカラファインソレイユは、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社の認定を取得した。

ココカラファインソレイユは、店舗運営サポート事業、事務サポート事業などを担う会社。

障害者の雇用に特別な配慮をし、一定の要件を満たしたうえで、厚生労働省の許可を取得した。

引き続き、障害者に配慮した仕事内容や環境の整備、社員教育等を行い、障害者の雇用拡大と定着を図っていくという。

2015年05月07日     流通ニュース


村田選手(金沢春風ク)日本新 知的障害者400メートル障害 

2015年05月09日 11時59分49秒 | 障害者の自立

岐阜で選考会制す

 知的障害者の国際スポーツ大会に向けた選手選考会が五、六の両日、岐阜県多治見市であり、男子400メートル障害で春風クラブの村田隆弥選手(28)=金沢市=が、日本新記録の1分2秒55で優勝した。

 選考会は九月にエクアドルである「グローバルゲームス」の出場者を決めるため、日本知的障害者陸上競技連盟が強化指定選手を対象に開いた。村田選手の記録は昨年八月の日本選手権で自身が優勝した際の1分8秒44を約6秒縮めた自己ベストで、国際大会出場はほぼ確実になった。

 春風クラブの井上明浩監督(54)=金沢星稜大教授=は「国際大会のメダルが射程に入る記録。大学の陸上部に交じって練習してきた経験が実力の底上げにつながった」と話す。「本人も驚いていたが、今年中に一分を切ることができると思う」とさらなるタイム短縮に期待を寄せた。 

男子400メートル障害で知的障害者の日本記録を更新した村田隆弥選手=岐阜県多治見市で

2015年5月8日    中日新聞