ゴエモンのつぶやき

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千葉市長が「障害者」にこだわる理由 「障がい」「障碍」論争に一石

2015年05月26日 02時22分13秒 | 障害者の自立

 「障害者」という言葉を「障がい者」と置き換えることには反対――。熊谷俊人・千葉市長のツイートが反響を呼んでいます。熊谷市長はどんな思いを込めたのでしょうか。

「障碍」は、なぜ「障害」になったのか? 表記をめぐる経緯

「障がい者」派の自治体も
 近年、「障がい者」と漢字かなの交ぜ書きにする動きが増えています。自治体でも、施設案内や行政文書などで「障がい者」とするケースが相次いでいます。
 2009年に表記を改めた岩手県滝沢村(現滝沢市)の担当課長は当時、朝日新聞の取材に「害の字は、妨げや災いといった否定的な意味を含む。村内の障害者団体からも意見があり、人権に配慮して変更した」と説明しています。

「社会との関わりの中で障害に直面」
 この問題について熊谷市長は20日、自らのツイッターで次のように語りました。
 「『障害者』とは『社会の障害』でも『身体に障害を持つ者』でも無く、『社会との関わりの中で障害に直面している者』という意味であり、私たちはその障害を一つひとつ解消していくことが求められている、と理解しています」
 「その考えから、私は『障害』を『障がい』と置き換えることには反対です。『障害』という言葉が引っかかるからこそ、それを社会的に解消しなければならないわけで、表現をソフトにすることは決してバリアフリー社会の実現に資するものではありません」

「障碍」「障害」過去には混在

 戦前は「障碍(がい)」と表現されることも多くありました。しばらくは「障害」も混在しており、1946年の帝国議会の議事録では両方が使われている記録もあります。
 しかし戦後、「碍」は当用漢字にも常用漢字にもなりませんでした。そのため49年の身体障害者福祉法の制定以降、「障害」が定着しました。

 ただ、障害の「害」には「災害」「害悪」など否定的なイメージがあるため、表記の見直しを求める声は当事者らから根強くありました。一方で、表記だけを改めても「差別が残る実情から目をそらすことになる」といった反対意見もあります。

熊谷市長には賛否両論
 鳩山由紀夫内閣が設けた「障がい者制度改革推進本部」は、差別解消のために表記を「障がい者」とすることも議論しましたが、有識者らからは「『障害』が広く普及している」「『チャレンジド』が望ましい」などの意見も出され、合意には至りませんでした。2011年に提出された障害者基本法改正案には盛り込まれませんでした。

 熊谷市長のつぶやきへの反応の中には、「そもそもその人を指して障害などと考えることが大きな誤解、差別です」といった賛成意見のほか、「障碍と表記することから問題解決につながると思える」といった反対の声も見られます。

 (以下、追記します 5月25日14:25分)

 熊谷市長は25日、自身のツイッターで「表記を変えるべきとよく言われて、それに対応する時間を本来の障害者行政に割きたいので、表現を変えても意味が無いと申し上げただけです」とコメントしました。

熊谷俊人・千葉市長

2015/5/25(月)9:22 withnews(ウィズニュース)

 


千葉市長が「障害者」にこだわる理由 「障がい」「障碍」論争に一石

2015年05月26日 02時22分13秒 | 障害者の自立

 「障害者」という言葉を「障がい者」と置き換えることには反対――。熊谷俊人・千葉市長のツイートが反響を呼んでいます。熊谷市長はどんな思いを込めたのでしょうか。

「障碍」は、なぜ「障害」になったのか? 表記をめぐる経緯

「障がい者」派の自治体も
 近年、「障がい者」と漢字かなの交ぜ書きにする動きが増えています。自治体でも、施設案内や行政文書などで「障がい者」とするケースが相次いでいます。
 2009年に表記を改めた岩手県滝沢村(現滝沢市)の担当課長は当時、朝日新聞の取材に「害の字は、妨げや災いといった否定的な意味を含む。村内の障害者団体からも意見があり、人権に配慮して変更した」と説明しています。

「社会との関わりの中で障害に直面」
 この問題について熊谷市長は20日、自らのツイッターで次のように語りました。
 「『障害者』とは『社会の障害』でも『身体に障害を持つ者』でも無く、『社会との関わりの中で障害に直面している者』という意味であり、私たちはその障害を一つひとつ解消していくことが求められている、と理解しています」
 「その考えから、私は『障害』を『障がい』と置き換えることには反対です。『障害』という言葉が引っかかるからこそ、それを社会的に解消しなければならないわけで、表現をソフトにすることは決してバリアフリー社会の実現に資するものではありません」

「障碍」「障害」過去には混在

 戦前は「障碍(がい)」と表現されることも多くありました。しばらくは「障害」も混在しており、1946年の帝国議会の議事録では両方が使われている記録もあります。
 しかし戦後、「碍」は当用漢字にも常用漢字にもなりませんでした。そのため49年の身体障害者福祉法の制定以降、「障害」が定着しました。

 ただ、障害の「害」には「災害」「害悪」など否定的なイメージがあるため、表記の見直しを求める声は当事者らから根強くありました。一方で、表記だけを改めても「差別が残る実情から目をそらすことになる」といった反対意見もあります。

熊谷市長には賛否両論
 鳩山由紀夫内閣が設けた「障がい者制度改革推進本部」は、差別解消のために表記を「障がい者」とすることも議論しましたが、有識者らからは「『障害』が広く普及している」「『チャレンジド』が望ましい」などの意見も出され、合意には至りませんでした。2011年に提出された障害者基本法改正案には盛り込まれませんでした。

 熊谷市長のつぶやきへの反応の中には、「そもそもその人を指して障害などと考えることが大きな誤解、差別です」といった賛成意見のほか、「障碍と表記することから問題解決につながると思える」といった反対の声も見られます。

 (以下、追記します 5月25日14:25分)

 熊谷市長は25日、自身のツイッターで「表記を変えるべきとよく言われて、それに対応する時間を本来の障害者行政に割きたいので、表現を変えても意味が無いと申し上げただけです」とコメントしました。

熊谷俊人・千葉市長

2015/5/25(月)9:22 withnews(ウィズニュース)

 


千葉市長が「障害者」にこだわる理由 「障がい」「障碍」論争に一石

2015年05月26日 02時22分13秒 | 障害者の自立

 「障害者」という言葉を「障がい者」と置き換えることには反対――。熊谷俊人・千葉市長のツイートが反響を呼んでいます。熊谷市長はどんな思いを込めたのでしょうか。

「障碍」は、なぜ「障害」になったのか? 表記をめぐる経緯

「障がい者」派の自治体も
 近年、「障がい者」と漢字かなの交ぜ書きにする動きが増えています。自治体でも、施設案内や行政文書などで「障がい者」とするケースが相次いでいます。
 2009年に表記を改めた岩手県滝沢村(現滝沢市)の担当課長は当時、朝日新聞の取材に「害の字は、妨げや災いといった否定的な意味を含む。村内の障害者団体からも意見があり、人権に配慮して変更した」と説明しています。

「社会との関わりの中で障害に直面」
 この問題について熊谷市長は20日、自らのツイッターで次のように語りました。
 「『障害者』とは『社会の障害』でも『身体に障害を持つ者』でも無く、『社会との関わりの中で障害に直面している者』という意味であり、私たちはその障害を一つひとつ解消していくことが求められている、と理解しています」
 「その考えから、私は『障害』を『障がい』と置き換えることには反対です。『障害』という言葉が引っかかるからこそ、それを社会的に解消しなければならないわけで、表現をソフトにすることは決してバリアフリー社会の実現に資するものではありません」

「障碍」「障害」過去には混在

 戦前は「障碍(がい)」と表現されることも多くありました。しばらくは「障害」も混在しており、1946年の帝国議会の議事録では両方が使われている記録もあります。
 しかし戦後、「碍」は当用漢字にも常用漢字にもなりませんでした。そのため49年の身体障害者福祉法の制定以降、「障害」が定着しました。

 ただ、障害の「害」には「災害」「害悪」など否定的なイメージがあるため、表記の見直しを求める声は当事者らから根強くありました。一方で、表記だけを改めても「差別が残る実情から目をそらすことになる」といった反対意見もあります。

熊谷市長には賛否両論
 鳩山由紀夫内閣が設けた「障がい者制度改革推進本部」は、差別解消のために表記を「障がい者」とすることも議論しましたが、有識者らからは「『障害』が広く普及している」「『チャレンジド』が望ましい」などの意見も出され、合意には至りませんでした。2011年に提出された障害者基本法改正案には盛り込まれませんでした。

 熊谷市長のつぶやきへの反応の中には、「そもそもその人を指して障害などと考えることが大きな誤解、差別です」といった賛成意見のほか、「障碍と表記することから問題解決につながると思える」といった反対の声も見られます。

 (以下、追記します 5月25日14:25分)

 熊谷市長は25日、自身のツイッターで「表記を変えるべきとよく言われて、それに対応する時間を本来の障害者行政に割きたいので、表現を変えても意味が無いと申し上げただけです」とコメントしました。

熊谷俊人・千葉市長

2015/5/25(月)9:22 withnews(ウィズニュース)

 


障害者が野菜お届け

2015年05月26日 02時12分42秒 | 障害者の自立

 佐倉市で新規就農者の栽培した野菜を障害者支援施設メンバーが配達する「ユニバーサル農業さくら 野菜お届け便」が好評だ。販路拡大による農業活性化と障害者の雇用増を目指す事業で、地元の新鮮な野菜が届くことや若手就農者の工夫により一般への人気も広まりつつあり、30日には同市内に初の直営店舗を設ける。(石川奈津美)

 佐倉市内の畑の一角にある作業場。「これはMサイズ。今日もやさしく野菜を詰めてくれてありがとう」

 同市内で昨年から野菜生産を始めた貝塚裕明さん(36)が声をかけると、訪れた障害者支援施設メンバーで知的障害を抱える約10人が慣れた手つきで小松菜など野菜5~9品を手提げ袋に詰めていく。メンバーの中沢貴裕さん(27)は、「外での仕事は少ないから、毎週来るのが楽しみ」と笑顔だ。

 野菜は、同市内の30~40歳代の若手の就農者で作る農業グループ「アグリベアラー」のメンバーら4人が生産し、袋詰めと週1回の配達は、市内2か所の障害者支援施設に通う約10人が行う。

 農業産出高が全国3位の本県だが、農業従事者の減少による高齢化や耕作放棄地が課題となっている。

 「ユニバーサル農業」は、新たに農業を始める人の販路拡大と同時に障害者の働く場を増やそうと厚生労働省などのモデル事業として2012年にスタート。市と社会福祉法人が中心となり試験的に開始し、現在は貝塚さんらが運営する。

 発足当初は野菜の生産量や種類も少なく、販売先も福祉関係者らに限られていたが、14年3月に県立農業大学校を卒業した貝塚さんと同校の同期生2人で作った「アグリベアラー」が参加したことで転機を迎えた。

 貝塚さんは、大学卒業後10年間、千葉市内のイタリアンレストランで料理人として働いたが、「安全で安心できる新鮮な野菜を届けたい」と生産者になる道を選んだ。

 「土壌によって相性の良い野菜選定がわからなかった」と実地での苦労もあったが、ユニバーサル農業への参加後は、セット用に「ヒスイナス」や「ヒノナカブ」など珍しい野菜の生産や、メッセージ入りチラシなどが口コミで評判を呼んだ。一般の購入者も徐々に増え、少ない時は月数十セットだった販売数も先月は約160セット。

 市内外への販路の拡大を目指し、30日には初の直営店舗を障害者支援施設「とんぼ舎さくら」(佐倉市生谷)にオープンする。

 貝塚さんは、「地元産の新鮮な野菜をさらに多く届けることで、農家、障害者の仕事も増やしたい」と意気込みを見せる。

2015年05月25日 

野菜の袋詰めの指示をする貝塚さん(左)

野菜の袋詰めの指示をする貝塚さん(左)

2015年05月25日     読売新聞

 


精神障害者就職3割増 「身体」上回る 栃木県内

2015年05月26日 02時09分15秒 | 障害者の自立

 2014年度に県内のハローワークを通じて就職したうつ病や統合失調症などの「精神障害者」は前年比3割近く増え569人となり、「身体障害者」(461人)を初めて上回ったことが24日までに、栃木労働局のまとめで分かった。精神障害者の雇用義務化が18年度に迫る中、障害に対する事業所側の理解が進み、実践的なサポート体制が実を結びだしていることが背景にあるようだ。

 「知的障害者」の就職は330人、発達障害者や難病者ら「その他の障害者」は41人。精神、身体も合わせた総数は1401人を数え、6年連続で過去最多を更新した。

 前年に比べ、精神は123人、知的は37人の増。身体は3人減、その他は8人減とわずかに減ったが、過去10年を見ると、増加傾向だ。

 栃木労働局によると、精神の就職増には、ハローワークなどの関係機関による支援が成果を上げているという。早い段階から、本人と事業所の双方から悩みを聞いて助言するなどし、職場定着を目指すといった支援が、病気に対する事業所側の理解促進にもつながっているとみられる。

5月25日 朝刊    下野新聞