ゴエモンのつぶやき

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視覚障害者向けの顔認識白杖 XploR 開発中、知人を見つけて通知&ナビ

2015年05月12日 01時23分19秒 | 障害者の自立

英国バーミンガムの学生チームが、視覚障害者向けに顔認識機能を搭載した杖 XploR を発表しました。 

XploR は「スマートフォンの顔認識技術」を使い、最大で10メートル先までの知人や親戚などを認識可能。認識したい顔はあらかじめSDカードに画像を収めておく仕組みです。またGPSとBluetooth通信機能を内蔵しており、知人が見つかった場合はユーザーに知らせ、Bluetoothでイヤホンなどに方向を伝える音声ナビゲーションにも対応します。

Birmingham City University の発表によると、顔認識白杖 XploR を開発するのは同大学で学ぶ Steve Adigbo, Waheed Rafiq, Richard Howlett氏ら。

開発チームは XploR をすでにフランスとルクセンブルクの医療・ヘルスケア企業にプレゼンしており、好意的な反応を得られたとのこと。また視覚障害者団体 Beacon Centre for the Blind でも市場調査を実施し、使いやすさや軽量性などの要求事項について得た知見を元に開発を続けています。開発チームは年内に再び同センターを訪れ、セキュリティ機能や実際に利用するまでのトレーニングついてテストする予定。

視覚障害者のかわりに見て、人を見分けてくれる杖は確かに素晴らしい発明ですが、発表中には XploR 開試作機の画像などはありません。試作機ではスマートフォンそのものが括りつけられているような気がしないでもありませんが、顔認識に使うカメラは最終的に杖のどの部分にどのように配置するのか、通常の使い方で認識できるのかなどは気になるところです。声をかけたい相手はもちろん、あわせたくない顔を遠くから即座に見つけて警告する機能は、視覚障害者や相貌失認でなくても便利かもしれません。


 2015年05月11日  Engadget 日本語版


視覚障害者の“世界陸上”に加治佐さん出場 韓国で開催

2015年05月12日 01時17分44秒 | 障害者の自立

【宇都宮】鐺山町の「こてやま鍼灸(しんきゅう)整骨マッサージ院」で働く鍼灸師であん摩・マッサージ師加治佐博昭(かじさひろあき)さん(40)=矢板市東町=が、韓国・ソウル市で10日から始まった視覚障害者スポーツの国際大会「ソウル2015 IBSAワールドゲームス」の陸上競技に日本代表として出場、11日に男子1500メートルの予選に挑む。

 2008年の北京パラリンピックで視覚障害者クラスのマラソンに出場した経験もあり、「年齢を重ねて北京大会当時のようなタイムを出すのは難しくなってはいるが、練習の成果を出し切ることができれば」と意気込んでいる。

 同大会には約60カ国、990人が参加し、陸上競技や柔道、5人制サッカーなど9競技を行う。陸上競技の日本代表は男女計19人。

 今回挑戦する中距離種目の1500メートルは「正直、専門外」と言うが、「やっぱり走ることが好き。思いがけず拾えたチャンスを無駄にしたくない」と話す。「走っているお父さんが一番かっこいい」という2人のまな娘の声援を力に、再び世界の舞台に挑戦する。

5月11日 朝刊   下野新聞


障害者スポーツ 練習の成果競う

2015年05月12日 01時12分02秒 | 障害者の自立

 ◇岡山で陸上競技

 県障害者スポーツ大会「輝いてキラリンピック」が10日、岡山市北区のシティライトスタジアムで開かれ、選手約740人が障害の内容や程度に分かれ、陸上競技に汗を流した。大会は4~7月にかけ、陸上を含め、アーチェリー、卓球、車いすバスケットボールなど計14競技が行われ、計約2500人が出場する。

 この日行われた競技は100メートル走や走り幅跳び、車いす1500メートル走など15種目。ソフトボール投げ(少年知的障害)では、西備支援学校3年の中島悠介さん(17)が県大会記録となる83メートル41をマークし、金メダルを獲得した。競技後、中島さんは「力むことなく投げられた。全国大会に出場できたら、大会記録(85メートル13)を越えられるように頑張りたい」と話した。

 この日は、開会式もあり、倉敷まきび支援学校2年の禰元ねもと翔太さんと気聡一朗さんが「日頃の練習の成果を発揮します」と選手宣誓。競技が始まると、選手の懸命なプレーに、スタンドからは「頑張れ」などと、詰めかけた観客らから大きな声援が送られた。

2015年05月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

激しいレース展開を見せた車いす種目(岡山市のシティライトスタジアムで)

激しいレース展開を見せた車いす種目(岡山市のシティライトスタジアムで)


障害者の離職、課題に 京都市、専門職配置し支援本腰

2015年05月12日 01時04分28秒 | 障害者の自立

 企業に就職した京都市内の障害者の離職が課題になっている。雇用者数は年々増えているが、就労先で障害の特性が周囲に理解されず、辞めてしまうケースがある。市も離職を食い止めようと、支援策を講じている。

 京都市によると、障害者の長期就労を支援する京都障害者就業・生活支援センター(左京区)に登録して就職した市内の障害者への調査では、2012年度に就労した75人の障害者の1年後の定着率は66・7%で、全国平均より7・7ポイント低かった。厚生労働省によると、府内に7カ所ある障害者就業・生活支援センターの平均定着率は全国47都道府県のうち、40番目という。

 市は障害者の離職について「企業が障害の特性を理解せずに雇用し、一緒に働く同僚にも説明していないケースが多い」と説明する。これまでに、経営者が障害者の勤務時間を数時間延長したために体力的についていけなかったり、1人の時間が必要なためにトイレに閉じこもると、回りからはサボっているように見えて辞めたケースがあったという。ハローワークなどを通して就労した障害者は市の支援が十分に行き届いていない現状もあるという。

 洋菓子店「マールブランシュ」を展開するロマンライフ(山科区)では09年から障害者の採用を始めた。仕事はクッキーの仕込みや包装、施設の清掃などで、現在は11人が働いている。障害の特性が理解できず、同僚らとトラブルになった場合は社内でセミナーを開き、障害者雇用に詳しいカウンセラーらに障害の特性や注意すべき点などを説明してもらう。本人にも月に一度、面談をし、相談に乗っている。同社製造部シニアマネージャーの白井清資さん(62)は「初めは仕事が遅かったりするが、慣れてくると粘り強く工夫して仕事に取り組む人が多い。同僚の社員も成長を一緒に喜び、励みになっている」と話す。

 市は昨年、左京区の北山ふれあいセンター内に「京都市障害者職場定着支援等推進センター」を新たに立ち上げた。専門職員3人を配置し、障害者の職場定着を目指して、就労した障害者の様子を見るため企業を訪問したり、障害の特性に合った仕事を企業に説明したりしている。月に一度、障害者同士が悩みなどを話し合うサロンも設けている。

 障害者雇用に詳しい坂本光司法政大大学院教授は「企業は働く意欲も能力もある障害者のために十分門戸を開いていない」と指摘。「工程を分割するなど働きやすい環境をつくれば障害者は能力を発揮する。行政は障害者を積極的に採用する企業に助成金を出すなど支援策をもっと講じるべきだ」としている。

昨年開設された京都市障害者職場定着支援等推進センター。専門職員を配置し、障害者の就労先での定着を目指している

【 2015年05月10日 17時00分 】  京都新聞

 

山口)障害者スポーツの祭典開幕 24日まで6競技に汗

2015年05月12日 00時51分30秒 | 障害者の自立

 障害者のスポーツの祭典「第15回キラリンピック」が10日、山口市の維新百年記念公園を主会場に始まった。24日までに6競技7種目があり、県内各地から13歳以上の約750人が参加予定だ。この日、同公園であった陸上競技には389人がエントリー。学生ボランティアなど約150人が裏方として競技を支えた。

 知的障害区分の男子青年800メートル走で金メダルを獲得した萩市の羽鳥辰史さん(21)は「仕事の後、1時間以上練習してきた。全力で進化し続けたい」。宇部市の松尾拓真さん(21)は同じ競技で惜しくもメダルを逃したが、「諦めずにがんばった。次も応援してください」と笑顔だった。

 12の旗門を車いすで通過するスラロームに出た宇部市の小川晴夫さん(53)は「日が落ちるまで練習している。もっと記録を伸ばしたい」と抱負を語った。

 大会は県と県障害者スポーツ協会の主催。今後、水泳、アーチェリー卓球ボウリングが予定されており、10月に和歌山県である全国障害者スポーツ大会の選考会も兼ねている。

写真・図版

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2015年5月11日    朝日新聞デジタル