ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者を求め続ける24時間テレビが超高視聴率、を気持ち悪いと思うことが許されない社会

2015年05月18日 01時50分16秒 | 障害者の自立

 松岡修造による前向きなことばかりが書かれた日めくりカレンダーが85万部も売れたり、ラーメン屋の便所に相田みつをの言葉がかけられていたり、J-POPの歌詞を聞いて「元気をもらえた」と言う人がいたり、「障害者はいねぇがぁ!」「不幸な人はいねぇがぁ!」となまはげの如く出演者を求め続ける日本テレビの『24時間テレビ』が好評のうちに37回も続き、昨年は城島茂がマラソンでゴールした直後の視聴率が41.9%を記録するこの世界を気持ち悪いと思う自分がいる。

以下9項目のうち、6項目が当てはまればこの本はオススメ

 しかし、これを気持ち悪いと思うことが推奨されない世界に我々は生きている(24時間テレビについては、その制作陣に対して、である)。がんばっている人、前向きな人、素直に生きている人、感動している人に対して批判をすることはひとでなしによる行為なのだ。本書は、以下の項目に当てはまる人にはオススメの本である。

(1)松岡修造が公開するムダにアツい動画は好きだし、本人のことも嫌いではないが、松岡修造のカレンダーを買う人とは仲良くなれないと思う人。

(2)村上春樹の作品はまぁまぁ好きだが、村上春樹のことはあまり好きでなく、村上春樹を信奉し、新作発売前に書店に並び、購入後にテレビカメラの前で大騒ぎする人が嫌いな人。

(3)ハロウィンの仮装写真をいちいちFacebookに上げられることが嫌いな人。

(4)バーベキューは正直暑いし面倒くさいし、肉はマズいし、砂埃がすげー、うぜぇ、なんだったら素直に焼き肉屋行こうぜオラ、そのほうがビールも冷たいしいいわぃ、と思う人。

(5)「行けたら行く」という言葉が嫌いな人。

(6)「コスパ」という言葉を重視し過ぎる人を嫌いな人。

(7)芸能人のブログInstagramで公開された写真に「かわゆすぎる!」とかいちいちコメントを書く行為をバカげた行為だと思う人。

(8)なんらかの勉強会やセミナー、異業種交流会でネームプレートをつけるのが嫌いな人。そもそもこの手の会が嫌いな人。

(9)高崎山のサルに「シャーロット」と名付けた件について、「英王室に失礼です!」や「不敬だ!」とクレームをつけた人々のことをバカだと思う人。

 これ以上の例を挙げても仕方ないのだが、上記9項目のうち、6個以上が当てはまる方にとっては、本書はしっくりくることだろう。それは同時に、あなたが世間様から見た場合に「ひねくれ者」であることを認めなくてはいけないことも意味する。私はすべて当てはまっている。これについては「オレって正直者」としか自分では思わないのだが、世間からは「身も蓋もない人」「空気を読まない人」「それを言っちゃおしめぇよ。協調性のない人」「ズレた人」と解釈され、疎まれる。

 こうしたスタンスで生きている人は、メディア全般における週刊誌的な立ち位置なのである。テレビ・全国紙の場合、バーベキューについては「仲間と楽しくワイワイ」「最近は準備代行業者がいてこんなに便利」「バーベキューの達人男性に100倍楽しむコツを聞いた」という文脈でしか描くことはできない。

「バーベキューは正直暑いし面倒くさいし、肉はマズいし、砂埃がすげー、うぜぇ、なんだったら素直に焼き肉屋行こうぜオラ、その方がビールも冷たいしいいわぃ、と思う」は週刊誌でしか書くことはできない。テレビ・全国紙の場合はクレームが来るからである。

「私はバーベキューが大好きなのに、なんでこんな捉え方をするんですか!」「私はバーベキューのグッズを売っています。営業妨害です!」「今週末、バーベキューに行くのに気分が落ち込んだじゃないか! 謝罪と賠償を要求する!」みたいな話になる。

 週刊誌のコラムや記事を読むと、まぁ、そこにはのほほんとした世界はほとんどない。それでもクレームが来ないのは、週刊誌の読者というものは「のほほんなんていらねぇよ。別に傷つかねぇよ」としか思わないわけで、そういった人々のコミューンのようなものである。本書も同様のコミューン的性格を帯びた本である。

『24時間テレビ』と『NHKのど自慢』の人気に異議を呈するとひねくれ者

 結局こうした「正直者の感覚」は、世間では調和を乱す厄介者でしかない。仮にそう思ったとしても「口に出しちゃマズいだろ」ということになる。これこそが世間様のスタンダードであるがゆえに、『24時間テレビ』のマラソンが41.9%の視聴率を記録し、ダサい『NHKのど自慢』に喜々として出演する老若男女が、21世紀も16年目だというのにいまだにうじゃうじゃ存在しているのである。なーにが「ひろし先輩、ファイトで歌おう! 後輩一同」だっつーの。その横断幕つくるのがお前らの人生のハイライトかよ、お前よくも全国にツラ出してそのヘタクソな歌を晒せるよな、なんて思うのである。まぁ、こんな感想を述べると「誰にも迷惑はかけていません!」「なんで人の楽しみにケチつけるのですか!」となる。そりゃそうだわ、オレは確かにひねくれてる。

 本書のアプローチは、著者と編集者が気になるというか、違和感を覚えるというか、「このクソ言葉が、ボケ!」と思うものを決定し、それを題材に一つの章を完成させる形式を取っている。世間がごく普通に「紋切型」で述べることや世間が礼賛する言葉・現象に対して、「違和感あるよなぁ……」と意見を表明した内容だ。「あなたにとって、演じるとは? ~『情熱大陸』化する日本~」「禿同。良記事 ~検索予測なんて超えられる~」「うちの会社としては ~なぜ一度社に持ち帰るのか~」「逆にこちらが励まされました ~批評を遠ざける『仲良しこよし』~」など合計20の言葉を取り扱っている。

 最初はなぜか『ドラえもん』に登場するジャイアンの話から入っていくが、いつのまにか「うちの会社としては」にたどり着く。そして、こんな身も蓋もない結論になる。

「『社で検討したところダメでした』って、つまるところ『上司に相談したらダメだと言われた』なのだが、『社で検討したところ』には、結果を引き受けたくはないオーラが漂う」

「『うちの会社』は、すぐそこで誰か一人が解決できそうな問いであろうとも、絶対にそこでは答えない。すぐに答えてしまいそうな仕組みを流布してはいけないように出来ている」

 なんのこたぁない。「うちの会社として」と何やら巨大組織を連想させて、大仰な仕組みと厳密なる検討の結果、自分に責任がないようにしているだけである。あるいは、重大案件に必死に全社一丸となって取り組む様をパフォーマンスとして見せ、カネをより多くもらうための正当性を付与しているだけである。「うちの会社としては」という一つの言葉に違和感を抱くと、ここまで話を膨らませられるのだ。

誰かを幸せにする原稿でなくてはいけないのか?

「うちの会社としては」という言葉は安易に使いがちだが、著者はこうして一つひとつの言葉に対し、著者にとっての正直な気持ち=世間にとってのひねくれ解釈を加えていく。全編に通じるのは、著者が7年間のサラリーマン生活で、いかにバカげたしきたりや、非合理的な慣例によりビジネス・社会が回っているかを感じ取った様を描いた点である。それこそ、ひねくれ者にとっては違和感ありまくりの事象に対し、丁寧な異議を呈した点は案外若手ビジネスマンや学生にとっても参考になるかもしれない。

 また、本書で一つ私自身参考にさせられたのが、「むかつく言葉を一つ準備→そこから周辺の関連しそうなことを書きまくる」というアプローチが思わぬ文章の展開を呼ぶ、ということだ。これはいい思考のアイディアをいただいたぜ、ウヒヒ、と思った次第である。

 別に「ひねくれ者」であろうが、「マイナー」であろうがいいではないか。嫌いなものは嫌い、ウザいことはウザいと言い切れるほうが恐らく人生はラクである。あと、この本に書かれたスタンスと著者の考えが好きであろう人間が仮に世の中に10%しかいないとしても、日本全体で考えれば約1270万人もいる計算となる。それだけ仲間がいれば、この世は充分である。

 最後に私が「禿同」し、「まぁ、世間ってそういうもんだよな」と改めて認識し、色々なことを諦める気持ちを強めた一節を紹介しよう。

「批評性が比較的強い原稿を出した際に『面白いんですが、この原稿を読んで、誰がハッピーになるのですか?』と問われたことがある。メールで送られてきた文面を見ながら目を疑った次に相手を疑い、『原稿とは、ひとまず人をハッピーにしなければならないのでしょうか?』と返すと、『まぁでも、わざわざdisる必要はないですよね~』と再度返されてしまう。そのポップな澄まし顔に対する返答をどうにも用意できなかった」

『24時間テレビ』が37回も続く社会というのはまぁ、こんなもんなのである。しかも、いまだに日テレの社員にとっては年間でもっとも大切な一日になっているのである。

2015.05.16  (文=中川淳一郎/ネットニュース編集者、PRプランナー)

なぜなのかなーこの意見に障害者だけど、素直に頷ける。障害者が宣伝の看板の全面で、歩けないのに一人歩きしてる。
自分たちの思いとは全くべつのところでね・・・最近24時間テレビ・見たくないもんなー


「障害者の甲子園」神戸で開幕 全国の16チーム参加

2015年05月18日 01時42分42秒 | 障害者の自立

 身体障害者野球の甲子園とされる「全国身体障害者野球大会」が16日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で開幕した。全国の16チーム約340人が小雨がちらつく中で熱戦を繰り広げた。県内勢は前回準優勝の神戸コスモス、兵庫のじぎくが8強入りを決めた。

 日本身体障害者野球連盟など主催。雨で昼までグラウンドが使えず、スタンド前で開会式を行った。

 現役時代から障害者野球を支援するプロ野球名球会の福本豊さんが「野球を楽しみ、諦めないでプレーして」と激励。神戸コスモスの柳学園中学校(洲本市)2年小浜素生選手(13)が「多くの方の支援で大好きな野球が続けられることへの感謝の思いを伝えられるよう、前向きなプレーをする」と選手宣誓した。

 17日に準々決勝、準決勝、決勝がある。

開会式で選手宣誓する神戸コスモスの小浜素生選手=ほっともっとフィールド神戸

時計2015/5/16    神戸新聞

 


重度障害者「幸せ」描く 熊取で30点

2015年05月18日 01時37分38秒 | 障害者の自立

 熊取町の障害者支援施設「くまとり弥栄やさか園」の入園者による作品展が、熊取交流センター「煉瓦れんが館」(同町五門西)の体験ホールで開かれている。19日まで。

 「幸せのカタチ」をテーマに、重度の身体障害がある40~70歳代の入園者4人の力作約30点を展示。あおむけの状態でパソコンを操り、青空に舞い上がる恋人たちの思いを表現した絵や、足の指に絵の具を付けて、大阪城の夜桜を描いた油絵など、体の動かせる部分を使って仕上げた作品が並ぶ。

 出品した山本達司さん(52)は「重度の障害者でも、絵が描ける。作品を見てもらうことが、僕らにとって幸せ」と話した。

 訪れた同町大久保中の金物店経営腕野亮治さん(77)は「色彩から作者の心の温かさが伝わってきますね」と見入った。

 無料。午前9時~午後5時30分(最終日は午後3時まで)。問い合わせは同園(072・452・7030)へ。

2015年05月17日     読売新聞

入園者の作品に見入る来場者(熊取町で)

入園者の作品に見入る来場者(熊取町で)


広島県の障害者就業・生活支援センターで障がい者雇用セミナー開催

2015年05月18日 01時33分10秒 | 障害者の自立
広島県の障害者就業・生活支援センター

広島県内を7つのエリアに分けた障がい保健福祉圏域の全てに、障害者就業・生活支援センターが設置されている。このセンターは就職を希望している障がい者や現在在職中の当事者が直面している課題に対して、雇用現場や福祉の関係機関などと連携し、仕事面と生活面双方の支援を行うセンターである。

三原市、尾道市、世羅町エリアのセンター主催のセミナー

センター各所では、障がい者雇用拡大、支援の一環として障がい者雇用に関するセミナーを開催している。今回、三原市、尾道市、世羅町を担当地域としている「みどりの町障害者就業・生活支援センター」の主催で、2015年5月27日(水)にセミナーが行われる。

障がい者雇用を行う地元の企業の担当者を講師に

セミナーの内容は「エブリイの障がい者雇用について」。1989年創業の株式会社エブリイは広島、岡山に直営31店舗、業務スーパーFC17店舗を展開している企業で、そのグループ会社のひとつが障がい者支援事業を行っている株式会社すまいるエブリイの主任、中村友理氏を講師に迎え、同社の障がい者雇用の事例などを聞く。

対象は障がい者雇用に関心のある企業の事業主や担当者。時間は14時30分~15時30分、会場は世羅町役場・本館2階会議室(世羅町西上原)。参加費は無料で参加希望者は事前申し込みが必要。申込期限は2015年5月25日(月)。申し込みは主催、または県雇用労働政策課まで。
同地域の企業は、地元の企業のリアルな雇用事例を、自社での障がい者雇用の、取り組みの参考にしてみてはいかがだろう。

2015年5月16日    障害者雇用インフォメーション


<その先へ>アートで生きがいを/可能性信じ自立促す

2015年05月18日 01時26分59秒 | 障害者の自立

◎障害者支援団体「ポラリス」代表・田口ひろみさん(宮城県山元町)

ワークショップで絵を描く子どもたちを見守る田口さん

 描いた夢を形にする場が整った。宮城県山元町の国道6号沿いの小さな一軒家。田口ひろみさんが2月に設立した障害者支援の民間団体「ポラリス」の拠点だ。
 北極星を意味する団体名には「一点にとどまり続ける星のようにぶれないで、私なりの活動を続けたい」との思いを込めた。精神障害者らに絵画や音楽を通じた表現活動で自立を促す。
 4月25日には初のワークショップを開いた。集まった障害者や子どもたち30人が、白い紙に思い思いに色とりどりの絵を描いた。「きれいだね」。田口さんが語り掛けると、参加者は誇らしげに笑った。

 3月末まで17年間、町の通所授産施設に勤めた。2008年からは施設長として特産のイチゴジャム製造や町内施設の清掃などの作業を指導した。「取ってきた仕事を利用者がこなせるよう世話する平和な毎日」と振り返る生活が、東日本大震災を境に一変した。
 若い男性スタッフが津波の犠牲となり、当時38人いた利用者の半数が避難生活を強いられた。2カ月後に施設を再開したものの、イチゴ農家に壊滅的な被害が出るなど請け負っていた仕事の3分の2を失った。
 「早く仕事がしたい」。利用者の声に応えようと、支援を名乗り出た一般財団法人たんぽぽの家(奈良市)に窮状を訴えた。11年秋、障害者アートの活動に取り組む法人の協力で、20人の利用者が描いたイチゴやリンゴの絵を入れた手ぬぐいを販売した。
 自分の絵が商品化されたことを大喜びする利用者たち。その姿に新たな可能性を感じた。「作品を評価してもらうことが、障害者の生きがいにつながることを知った」

 12年からは週1回、施設内でアートのワークショップを続けた。利用者が協力してイチゴをモチーフにした縦3メートル、横1.8メートルの大きなタペストリーを製作し、ことし2、3月に町内で開いたアート展で他の障害者の作品とともに展示した。期間中、延べ2000人の目に触れた。
 田口さんは成果を喜びながら、次の目標への準備を進めてきた。ポラリスでは障害者アートを事業化したサービス事業所を運営する一方、障害の有無に関係なく参加できる表現活動のワークショップも続ける。
 「震災を機に全国の多くの方から教わった先進的な取り組みを次に生かす。多くの住民にもアートで元気になってほしい」。12日に県からNPO法人の認証を得た。真っ白なキャンバスに復興途上の地域の未来図を描く。

河北新報     2015年05月17日