ゴエモンのつぶやき

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障害者豆選ぶ 格別コーヒー さいたま市ちひろ珈琲 開店から3年半、評判に

2015年05月19日 01時17分27秒 | 障害者の自立

 障害者がピッキング(選別)をしたコーヒー豆を使い、自家焙煎(ばいせん)の味を楽しんでもらう喫茶店「ちひろ珈琲(コーヒー)」が、さいたま市見沼区にある。知的障害や精神障害がある人たちの働く場として開店して三年半。当初は売り上げが伸びず苦労もあったが、味の良さで人気がじわりと広がっている。 

 JR東大宮駅近くの住宅街。テラス席もある開放的な店内で客が談笑する中、奥の席では精神障害のある女性スタッフ(43)が焙煎する前の生豆を一粒ずつ手に取り、カビや虫食いのある豆を取り除くピッキング作業に集中していた。こうした豆は雑味の原因となるため、コーヒーの味を左右する重要な作業だ。この女性は「お客さんに『おいしい』と言ってもらえるのが一番うれしい」と笑顔で話す。

 ちひろ珈琲は通常の飲食店ではなく、障害者の就労支援事業所として二〇一一年十一月に開店。現在は精神や知的、発達などの障害がある四十六人が登録している。管理者の高橋千尋さん(51)は「内職を受注するだけでは運営が安定しないので、自分たちで仕事をつくろうと始めた」と振り返る。

 かつて高橋さんは自宅でシステムエンジニアの仕事をしながら、両親が同市内で運営する障害者作業所の経理を担当していた。当時受注していたのは紙袋に取っ手のひもを通す作業だったが、仕事量は時期によって増えすぎたり、逆に不景気で激減したりと一定しなかった。テレビで海外の産地のピッキング作業を見て「こういうことが作業所でできれば」と思い付いた高橋さんは、開店の一年前から春日部市のコーヒー豆専門店で修業してピッキングや焙煎の技術を学んだ。

 当初は客が一、二人という日もあったが、週末や正月を返上して店を開け続けた。焙煎したてのコーヒーが一杯三百~四百円と割安で楽しめることが口コミで広がり、現在は多い日で五十人近くが来店するようになった。高橋さんは「障害者が働く店だと強調しているわけではないが、お客さんの半分ぐらいは知っていて、『頑張ってるね』と声を掛けてくれる人もいる。地域の人たちとの交流の場になれば」と話す。

 店の営業時間は正午~午後五時。日曜日、第三土曜日定休。コーヒーは常時十五~二十種類を用意。豆の配送は三千円以上で送料無料。障害者の新規登録も募っている。問い合わせは、ちひろ珈琲=電048(675)7750=へ。

障害者がピッキングし、店内で焙煎したコーヒー豆を手に「社会参加の入り口になれば」と話す高橋さん

2015年5月18日  東京新聞


=障害者スポーツ大会県選考会= 写真グラフ

2015年05月19日 01時06分03秒 | 障害者の自立

全国切符めざし全力

 全国障害者スポーツ大会の佐賀県代表選手を決める選考会が17日、佐賀市と武雄市で開かれた。333人が全国切符を目指し、力を振り絞った。

 競技は陸上、卓球、水泳、フライングディスク、アーチェリー、ボウリングの6つ。約140人が出場した陸上は県総合運動場であり、同じ種目でも障害の程度などで組み合わせが分かれた。1人でのレースも少なくなかったが、集中を切らさず、自己記録の更新を狙った。

 好記録を出した選手の中から22人が選ばれ、10月に和歌山県で開かれる全国大会に出場する。

※佐賀新聞紙面ビューア(http://www1.saga-s.co.jp/viewer/plan.html)に複数写真。

【フライングディスク】ディスクを3回投げて飛距離を競う選手。西九州大などの学生らも黄色のベストを着てサポートした

【陸上男子100㍍】レースで一緒にスタートする競技用(手前)と通常の車いすの選手=佐賀市の県総合運動場

2015年05月18日    佐賀新聞


長崎)びわ茶・トートバッグ…障害者の手作り商品が人気

2015年05月19日 00時55分36秒 | 障害者の自立

障害のある人たちが就労支援事業所で作る商品が人気を集めている。独自で商品を開発したり、他の団体とコラボレーションしたりして、全国から注文が相次ぐものもある。だが、県内の事業所の利用者に支払われる工賃は全国平均よりも低い。県は新たな支援で底上げを図る考えだ。
 社会福祉法人出島福祉村が運営する長崎市宮崎町の三和ゆめランドが製造する「長崎ゆめびわ茶」(70グラム、1080円)が3月、女性誌で美白などに効果があると紹介された。東京や名古屋などからインターネットでの注文が増えたという。

 三和ゆめランドは2002年に開設。知的、身体、精神の障害のある約30人が通う。開所当時から地域の名産ビワを育て、葉や種を使ったお茶を製造、販売してきた。12年には社会福祉法人として初めて国から「6次化」認定を受けた。

びわの葉の繊毛を取り除く利用者たち=長崎市宮崎町

人気を集めているお魚トートバッグ=長崎市東町

2015年5月18日       朝日新聞


南区に 相談体制、きめ細かく 京都市域2カ所目、南部の拠点に /京都

2015年05月19日 00時52分35秒 | 障害者の自立

 障害者の雇用促進や就労継続を支援する府の新たな「障害者就業・生活支援センター」が15日、京都市南区の京都ジョブパーク(京都テルサ西館3階)内にオープンした。府内8カ所目で、京都市南部地域(南区・伏見区)を対象とする。精神保健福祉士らを含む専門家の職員による相談体制を敷き、受け入れ企業との橋渡しをする他、通勤の付き添い指導などのきめ細かな支援を図る。 

 開設されたのは「はあとふるアイリス」(荒木英太郎所長)。長岡記念財団(長岡京市、中野種樹理事長)が受託運営する。

 府は障害者雇用促進法に基づき、2003年以降、府内を七つに分けた「障害保健福祉圏域」ごとにセンターを設けてきた。その一つの京都市域には同年に左京区にセンターが開設された。一方で、利用登録者数が13年度で1066人と府内の約3割を占め、予約をしても実際に支援を受けられるまで長く待たなければならない状況が続いてきた。そこで府は国に対し、京都市域での2カ所目の設置を要望し、今回実現した。1圏域での複数設置は全国初という。

 15日の開所式で、山田啓二知事は「京都市内2カ所のセンターがうまく連携して動くことで、京都ならではの就業支援につながる」と期待を寄せた。

 松田依子副所長は「市内では就労のニーズを持った人が膨大にいる。市南部の拠点としてスタッフ一丸でニーズに応えていきたい」と抱負を述べた。

 ◇府内雇用率1・95%、求職は増加傾向

 障害者雇用促進法が定める民間企業での障害者(身体・知的)の法定雇用率は2%。だが、府内の実雇用率は昨年6月1日現在で1・95%(全国平均1・82%)にとどまる。13年の法改正で、2018年4月からは精神障害者の雇用義務も加わり、さらなる就労支援が求められている。

 京都労働局が14日に発表した14年度の障害者の職業紹介状況によると、府内のハローワークを通じた障害者の就職件数は1927件(13年度比15・3%増)。5年連続で過去最高を更新した。特に精神障害者の件数が753件(同19・5%増)と大幅に増え、身体障害者(629件)の件数を初めて上回った。

 新規求職申し込み件数は3645件で前年度比160件(4・6%)増。障害別で見ると、身体障害者はここ数年横ばいが続くが、知的障害者は前年度比8%増、精神障害者は同5・2%増と伸びている。

毎日新聞 2015年05月17日 地方版


初日からフライングディスク熱戦 長浜で県障害者スポーツ大会開幕

2015年05月19日 00時46分56秒 | 障害者の自立

 第53回県障害者スポーツ大会が17日、滋賀県長浜市田村町の県立長浜ドームで開幕した。この日はプラスチック製の円盤を投げて正確さや飛距離を競う「フライングディスク」がおこなわれ、選手たちが熱戦を繰り広げた。大会ではフライングディスクやサッカー、競泳など10種目の競技を開催。県内各地の会場で11月15日までおこなわれる。

 開会式では、フライングディスクに出場する米原市の岡本英樹さん(44)が「スポーツを通して友好の輪を広げます」と力強く宣誓。その後、10代~90代の選手168人がフライングディスクの腕を競った。このうち、5メートル先にある直径約90センチの枠に円盤を通した回数を競う「アキュラシー」部門は、障害者スポーツ独自のルール。選手らが枠に円盤を通すたび、周囲から拍手が起こり、「ナイススロー」などと声援が送られていた。アキュラシーに初出場で優勝した県立甲南高等養護学校3年の中村美友季さん(18)は「緊張したけど、しっかり練習の成果がでました」と話していた。

2015.5.18     産経ニュース