ゴエモンのつぶやき

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年金審査に独自調査用紙 不要項目の記入要求 兵庫の事務センター

2015年05月13日 01時22分07秒 | 障害者の自立

 日本年金機構が都道府県ごとに置いている事務センターの一部が、障害年金の支給審査で独自の調査用紙をつくり、兵庫では申請者に対し、同居家族の名前や就労状況など審査に関係ないはずの項目まで記入を求めていることが11日分かった。

 兵庫は厳しい審査で知られ、家族の収入などを不支給の判断材料にしている可能性がある。年金機構内部からも「不適切だ」と疑問視する声が上がっており、機構本部は、兵庫をはじめ全国の事務センターの事務運営に関し実態を調べる方針。

 独自の調査用紙の使用が判明したのは兵庫のほかに東京のセンター。多くの人が受け取る障害基礎年金では、不支給と判定される人の割合に都道府県間で最大6倍の差があり、各センターのこうした事務運営の不統一も一因とみられる。

 調査用紙は2都県とも対象が精神・知的障害者で、通常の申請書類を受け付けた後、追加調査が必要な人に個別に送付。食事や掃除といった日常生活がどの程度できるか、勤務先や仕事の内容などの記入を求めている。

 兵庫の用紙は「日常生活申立書」との名称で、同居人の「氏名」「職業」「就労や生活の詳細」の欄があるが、他県のセンター職員は「審査には関係ないはず」と指摘。別の元職員は「詳しく調べて年金額を増やすことはまずなく、結果的に支給停止や減額の判断材料になっていた」と話す。

 年金機構の2012年度のデータによれば、精神・知的障害者に限ると、兵庫では障害年金の審査を受けた人の56%が不支給になっており、群を抜く高い割合で全国一。年金機構本部は東京の調査用紙は問題ないとみているが、兵庫については「詳しく調べて確認したい」としている。

 【日本年金機構の体制】不祥事が相次ぎ廃止された社会保険庁の後継組織として2010年1月に発足した日本年金機構は、国からの委託で公的年金の保険料徴収や記録管理、給付実務などを担う公法人。組織の構造は、本部(東京)をトップに以下、ブロック本部(全国9カ所)、都道府県事務センター、年金事務所(全国312カ所)-となっている。事務センターは一部が集約化されており、全国で44カ所。障害基礎年金の場合、市区町村役場や年金事務所で申請を受け付け、書類が事務センターに送られ審査される。

日本年金機構の兵庫事務センターの調査用紙。同居人の名前や就労状況の記入まで求めている

2015/5/12   神戸新聞


介護と保育 将来見据え一体化推進を

2015年05月13日 01時17分20秒 | 障害者の自立

 団塊の世代が全て75歳以上になる2025年には、介護職員が約30万人も不足するとされる。保育も需要がピークを迎える17年度末までに新たな保育士が約6万9千人必要になるとの推計もある。

 人口流出が続く地方では、高齢者や障害者、児童の各福祉を担う人材の確保がより厳しくなる。現状を放置すれば、サービスの提供が困難になることが予想される。座視するわけにはいかない。

 厚生労働省が、中山間地などで高齢者の介護や児童、障害者向け施設の統合を進める方向で検討を始めた。互いに利用したり、交流したりできる共生型の福祉施設を整備し、併せて人材の融合化も図る。4月に省内の検討チームを設置し、実現に向けての課題を今月中に整理する方針だ。

 住宅が点在する中山間地では、福祉サービスの拠点となる施設をそれぞれ設けるには限界がある。高齢者介護や児童、障害者向け施設を統合し、複数のサービスを手掛けることができれば、事業の経営安定にもつながるだろう。早急に具体策を講じてもらいたい。

 共生型福祉施設は地域によって形態が異なるものの、全国的に広がり始めている。

 福岡県や佐賀県などでは、高齢者が子どもたちと触れ合いながら介護が受けられる「宅幼老所」がある。全国でも介護施設が人材確保のために職員の子どもを預けられる施設を併設する事例がある。

 子どもとの交流で高齢者は生き生きし、障害者の社会参加への意欲を引き出す効果も期待できる。子どもたちも、お年寄りへの思いやりを身に付ける機会になろう。

 ただ、現状では分野別に異なる法律で福祉施設の設置と運営が定められ、臨機応変の対応は難しい。地域のニーズに応じてつくられ、変化にも柔軟に対処できる共生型の福祉施設を増やしたい。

 このような動きを後押しするには、限られた人材を有効に活用するための新たな資格の創設など法的な整備も必要ではないか。国や自治体とともに、社会全体で効果的な仕組みを考えていきたい。


=2015/05/12付 西日本新聞朝刊=


つくば市体協杯社会人野球 .COMとBLANKERSが1部決勝へ

2015年05月13日 01時06分16秒 | 障害者の自立
 社会人軟式野球のつくば市体育協会長杯春季大会第5日が10日、同市金田のさくら運動公園野球場で準決勝が行われた。1部は.com(ドットコム)とBlankers(ブランカーズ)のワイルドカード勢が勝ち上がり、2部は小出タイガースとバタフライが快勝した。大会最終日は17日、同球場で行われる。


 1部のドットコムは1死2、3塁で始まる特別ルールの延長戦で、東京フードにサヨナラ勝ちを決めた。ブランカーズは3点リードの最終回に2死満塁のピンチを迎えたが、押し出しの1失点で切り抜け逃げ切った。

 2部は、快進撃を続けていた筑波技術大の挑戦が小出タイガースに退けられた。霞南ベースボールクラブは、バタフライに7―2で快勝。初出場で決勝まで勝ち上がった。

筑波技術大、難聴選手の快進撃

 難聴の選手で構成する筑波技術大が初出場。2部で快進撃を続け、4強まで勝ち上がった。準決勝は投手の制球が乱れ敗退したものの、守備や走塁などでは、ハンディを感じさせない、しっかりとしたプレーを披露した。

 同大の野球部は人数不足から一時休部していたが、2014年に復活。同年9月に、ろうあ者体育連盟の全国大会で3位の実績を残した。自身も耳に障害を持つ姥貝大輝監督(4年)は「障害者同士の試合では物足りくなってきた」と初参加の動機を説明。特に力を入れて練習してきたという打力を武器に4試合を勝ち上がった。

 選手は全員、耳に障害を持つ同大の学生。大半は補聴器をつければ音は分かるが、声として聞き取るのは難しい状態だという。特に守備の連携は困難で、試合中は指示する人の動きを確認しながらプレーしていた。テンポに遅れなどは見られず、健常者とそん色のないプレーの質だった。

 準決勝では投手陣が制球に苦しんだものの、江原明の中越え2点タイムリーや佐竹広希の走本塁打などで持ち味の打撃力を発揮し、相手を追い掛けた。

 姥貝監督は「準決勝も勝てた試合。障害者が劣りがちだと思ってしまうが、それは違う。健常者の中に入ってもやれるという思いを持てた」と、自信を深めた様子だった。

2015年05月11日     つくば スポーツ