ゴエモンのつぶやき

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高齢者・障害者が悩む「トイレ」解決するリフォーム 個別の策でらくらく快適

2015年05月20日 01時16分58秒 | 障害者の自立

 高齢化や障害により介護が必要になった時に生じるトイレの悩み。リフォーム時の注意点や進化するポータブルトイレについて調べた。

 ●専門家に相談を

 一言で「トイレの悩み」と言っても、困っている内容は人それぞれ=表。個別の状況に応じた対策が必要だ。特定NPO法人福医建研究会住居改善実践事業部快居の会(大阪市中央区、電話06・6946・6161)は、高齢者や障害者が自宅で安全で快適な生活を営めるよう、福祉や医療、建築などの専門家が連携し、福祉サービスや住宅リフォームなどの無料相談をしている。同会の馬場昌子理事は「その人の状態、住宅の構造や使われ方、予算などを総合的に検討して改善策を考えていくしかない」と話す。会では、作業療法士や1級建築士らが自宅へ訪問し、困っている状況を聞き取りながら具体的なリフォーム方法などを提案する。

 ●手すり一つでも

 新築時にトイレや風呂など水回りに手すりを設置している住宅もあるが、実際にトイレでの立ち上がりが困難になった時、手すりが近すぎて力が入りにくいこともあるという。馬場さんは「『たかが手すり、されど手すり』で、手すり一つとっても個人に合わせた位置を見つける必要がある。信頼できる工務店などに気軽に相談できる環境作りが重要」と話す。心当たりがない場合は、自治体の福祉担当などに相談するといいそうだ。

 ●開口広げ空間確保

 民間企業もトイレ周りのリフォームに力を入れている。大建工業(大阪市北区)は昨年6月、トイレの広さは従来のままで開口の幅を広げるドア「ひきドア」(24万4080円)を発売した。3枚引き戸で、通常は2枚扉分の開口(約62センチ)から出入りする。ドアノブのロックを解除すると3枚扉が180度開き、開口は最大約113センチまで広がる。車椅子を便座の直近まで寄せられ、介助者がトイレ内に入り込むスペースも確保できる。広報担当者は「トイレの側面が広く開くので、隅々まで掃除がしやすいというメリットもある」と話す。

 ●ベッド横に「水洗」

 自室からトイレまでの移動が難しい人にとってありがたいのがポータブルトイレ。ベッドの横など、使いやすい場所に設置できるので移動距離が短くてすむ。TOTO(北九州市)は2013年から「ベッドサイド水洗トイレ」(希望小売価格57万240円)を販売する。水洗で、汚物は細かく粉砕し、ホースを通じて屋外の配水管へ流す。従来のポータブルトイレと違って汚物の後始末をする必要がなく、臭いも軽減される。温水洗浄機能付きなので、清潔さや快適さを保てるという。ポータブルトイレは介護保険の対象になっており、どのような給付が受けられるか自治体に確認が必要だ。

  ◇排せつのために必要な行為

布団・ベッドから起きる*部屋のドアを開け、トイレへ行・トイレの電気をつけ、ドアを開ける・中に入りドアを閉める・便器のふたを上げる

下着を下ろす・便座に座り用を足す・トイレットペーパーを巻き取る・ペーパーをちぎる・尻などを拭く・便座から立ち上がる・下着を上げる

トイレの水を流す・便器のふたを閉める・手を洗って拭く・トイレのドアを開けて出る・ドアを閉め、電気を消す・部屋に戻り、布団・ベッドに入る

 ※大阪の住まい活性化フォーラム作成の資料より抜粋

毎日新聞 2015年05月18日 大阪朝刊


障害者参加の音楽祭ドキュメント「オハイエ!2」 23日・西都市市民文化ホール /宮崎

2015年05月20日 01時12分20秒 | 障害者の自立

 障害者らが参加し、「心のバリアフリー」を目指す音楽祭のドキュメンタリー映画「オハイエ!2」の上映会が23日、西都市小野崎の市民文化ホールである。午後6時半開演で、一般1500円、学生1000円(当日200円増)。

  2001年から仙台市で始まり、全国に広がった「とっておきの音楽祭」がテーマ。東日本大震災後の自粛ムードの中、資金や開催場所確保などの課題を克服し、震災から86日目の6月5日に開催するまでの実行委やミュージシャンの姿を描く。上映後には劇中歌を作った歌手、あんべ光俊さんのミニライブもある。
 
毎日新聞 2015年05月19日 地方版