ゴエモンのつぶやき

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県庁の障害者施設産品フェア 県立特別支援校が定期参加

2015年05月24日 00時44分50秒 | 障害者の自立

 地域との交流を一層進めようと、県立特別支援学校が本年度、県内障害者福祉施設などで作られた物品を県庁で販売するイベント「セルプフェア」に定期的に参加していく。二十二日にはその第一弾として、奥越特別支援学校(勝山市)の生徒が手作りパンを販売。飛ぶように売れていく様子に、生徒も今後への自信を深めていた。

 これまでに特別支援学校が個別に参加したことはあるが、本年度は嶺南西と嶺南東を除く県立特別支援学校九校が連携して参加する。県庁でのフェアは毎月二回開かれており、来年一月までの月一回(十二月を除く)、各校が交代で物品を販売する。県教委は「障害のある人、ない人が相互理解を深める機会が重要。地域との交流活動を一層強めたい」と狙いを話す。

 この日は、作業学習でパン作りに取り組んでいる奥越特別支援学校高等部の二、三年生計八人が参加。恐竜化石の発掘地が地元にあるだけに、恐竜の足跡やアンモナイトの形をしたパン百個を持ち込み、一個百円で販売した。

 普段から、校内で週一回開設する「ザウルス・ベーカリー・カフェ」で、パンと飲み物を提供しており、接客も手慣れたもの。来場者に「いらっしゃいませ」などとにこやかに話し掛けていた。

 職員の昼食時になると、あっという間に完売。同校の米沢礼子教頭は「こうして地域の人と接して話をすることが生徒の自信にもなる」と、将来の就労などに向けた意義を強調。参加した二年生の笠川弘樹(ひろな)君(16)は「これからは学校外で販売することも多くなると思う。『おいしい』と言ってくれるパンを作れるように頑張る」と話していた。

来場者(右)と話をしながら、自慢のパンを販売する奥越特別支援学校の生徒たち=県庁で

2015年5月23日    中日新聞


絵画:刈谷の障害者が燃料電池車描く 防災PRに活用 /愛知

2015年05月24日 00時40分59秒 | 障害者の自立

 刈谷市下重原町の障害者支援施設「市立すぎな作業所」で、通所者がトヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」の絵を描いた。

  障害者の絵画を商品デザインに用い、報酬を払って自立支援する活動「だんだんボックスプロジェクト」の一環。優秀作品は、刈谷防災まちづくり協議会による防災PRのクリアファイルに使われる。

 18〜45歳の男女15人が庭に持ち込まれたミライを取り囲み、八つ切りサイズの画用紙に色鉛筆やクレヨンで描いた。中には運転席に入り、車内を描く人も。作品は後日、市内の公園や科学体験館を描いた他の通所者の絵とともに応募され、審査を経てデザイン化される。

毎日新聞 2015年05月23日 地方版


環境、どう改善 東京でシンポ、兵庫の関係者出席 障害者差別解消法施行で /兵庫

2015年05月24日 00時37分24秒 | 障害者の自立

 障害のある人への不当な差別を禁止する「障害者差別解消法」の来年4月の施行で、補助犬使用者の現状がどのように改善されるかなどを考える講演会形式のシンポジウムが22日、東京都千代田区であった。超党派の国会議員による「身体障害者補助犬を推進する議員の会」(会長・尾辻秀久参院議員)の主催。県内からは「兵庫介助犬協会」(西宮市)の関係者が出席し、熱心に専門家の意見に耳を傾けた。 

 議連によるシンポは昨年に続き2回目。身体障害者補助犬法成立(2002年5月22日)を記念し、補助犬議連が13年に制定した「ほじょ犬の日」に合わせて開催。国会議員や補助犬の使用者や育成団体の関係者ら約100人が参加した。

 2部構成で、第1部では日本盲人会連合会長の弁護士、竹下義樹さん(64)が障害者差別解消法と補助犬使用者との関わりについて講演。施行される法律では、行政機関や民間事業者に対し、過重な負担にならない限り、施設のバリアフリー化など障害のある人への「合理的配慮」の実行を求める。行政機関に対しては義務づけ、民間事業者には努力義務を課す。

 竹下さんは「既に自主的に補助犬のためのトイレを確保したホテルもあり、法施行により、対象機関はこうした対応が求められるだろう」との見方を示した。一方で、障害のある人が補助犬使用を望んでも経済的な事情から断念せざるを得ないケースを挙げ「国や自治体が(費用面などで支援することで)、補助犬使用を断念しなくてすむ環境を整えることも『合理的配慮』に含まれるべきだ」と訴えた。出席した、兵庫介助犬協会の北沢光大理事長は「法施行で障害者に配慮した措置が浸透し、介助犬使用者の社会参加につながってほしい」と話した。

〔阪神版〕   毎日新聞 2015年05月23日