ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者巻き添え事故 土浦市民3人に聞く

2015年12月05日 02時30分26秒 | 障害者の自立

 ―視覚障害者が巻き添えになる交通事故の原因や背景はどこにあると思いますか。

 豊島
 視覚障害者が危ない思いをして歩いていることをドライバーが分からないんだと思う。土浦市の小学校では年に1度、障害者や高齢者が学校に出向いて話をする。車を運転する年齢になると忘れられてしまうのだろうか。運転免許更新のときなどに講習をお願いしたい。

 蛭田
 交通事故の原因として「前をよく見ていなかった」「考えごとをしていた」などが伝えられている。視覚障害者ばかりでなく高齢者、子どもなど交通弱者に注意喚起する対策をとってほしい。

 徳島市の事故で死亡した視覚障害者は、私が副会長を務める「全日本盲導犬使用者の会」(会員約310人)の会員でした。事故をきっかけに、歩行中にひやりとしたり、けがをしたという体験談を集めることを11月28日、理事会で決めた。

 事例集を作って、盲導犬使用者が安心・安全に移動するためには何が必要か、社会に対してどのような働きかけを行えばよいのかを明らかにしたい。合わせて、外出時に身に着ける、ドライバーに目立つような全国共通のグッズを開発しようと検討も始めている。

 ―視覚障害者の生活に欠かせない音に、世間が寛容でなくなっているとも聞きます。

 蛭田
 神立駅前に音響装置付き信号機を設置したもらったとき、近所の人がうるさいと言ったため音が消されてしまった。音が消えるのは本当に困る。安全のために必要な音があるということを分かってほしい。

 田所
 都内ではシグナルエイド(手持ちの小型端末で音声案内を送受信する装置)を付けている信号機もある。いろいろな方法があるので工夫してほしい。

 蛭田
 都内では電車のアナウンスの音が小さくなり困っている。高齢になり耳も悪くなっているからだ。駅名を表示する電光掲示板は視覚障害者には見えない。電車に乗るときは到着時間をあらかじめセットして、時間がきたら駅で降りるようにしているが。

 豊島
 土浦駅西口にエレベーターがなかった頃、階段の位置を示す音がうるさいという苦情があって音が切られてしまった。障害者団体が要望して復活したが。

 駅ホームでの視覚障害者の転落事故もニュースになるが、今JRはすごくサポートしてくれるようになった。土浦駅でも切符を買うとき「サポートしますか」と必ず聞いてくれ、電車の座席まで案内してくれる。行った先でも列車から降りてホームに立っていると駅員が迎えにきてくれる。変わってきている。

巻き添え事故㊦

理事会出席のため土浦市を訪れ、盲導犬と市内を歩く全日本盲導犬使用者の会の理事ら

2015年12月04日    常陽新聞スマートフォン版


<障害者フォーラム>理解促す作品、5人表彰

2015年12月05日 02時27分32秒 | 障害者の自立

 障害者に対する理解の促進を図る「障害者フォーラム2015」(内閣府、都道府県など共催、毎日新聞社会事業団など後援)が3日、東京都千代田区の中央合同庁舎で開かれ、全国から公募した「心の輪を広げる体験作文」「障害者週間のポスター」の最優秀賞(内閣総理大臣賞)受賞者5人に、表彰状と後援団体から副賞が手渡された。各部門の最優秀賞は次の通り。(敬称略)

 <作文>小学生=加藤灯(福岡県大野城市立大野東小6年)▽中学生=菅麻菜美(岐阜県大垣市立赤坂中3年)▽高校・一般=川村恵子(42歳)<ポスター>小学生=赤坂優心(宮城県美里町立不動堂小3年)▽中学生=脇駿太郎(さいたま市立大原中1年)

2015 毎日新聞社 ALL Rights Reserved.

聴覚障害者の福祉向上等を コミュニケーション深める手話の普及・啓発

2015年12月05日 02時22分52秒 | 障害者の自立

 ニュータウンの開発によって転入してくる人が多かった多摩市。当時聴覚に障害を持つ人たちの支えとなる手話通訳をする人がいなかった。多摩市身体障害者協会の聴覚障害者部門として活動を行っている中で、手話通訳の育成を図るために1976年に手話講習会をスタート。1980年に、同協会から独立する形で多摩市聴覚障害者協会を設立。今年、35周年を迎え、記念大会を開催した。

 福祉制度の向上、手話通訳育成・登録、手話講習会の運営、会員相互の交流などの活動を行う。現在の課題は、高齢化と若い世代の協会への加入率。今後は、NPOと一緒に講習会の内容を充実させるとともに、高齢者のサロンを作るなど検討中だという。山崎誠会長は「多くの人に活動を知ってもらい、理解とコミュニケーションを図っていきたい。みんなで幸せに仲良く暮らせる街になっていければ」と今後に意欲を見せる。

2015年12月3日   タウンニュース


ソウル市、障害者の移動権確保に向けノンステップバス普及

2015年12月05日 02時15分35秒 | 障害者の自立

2025年までにすべてのバスに 地下鉄全駅にエレベーター設置

ソウル市の障害者の移動手段//ハンギョレ新聞社

 来年までに視覚障害者の移動支援車両の料金を障害者コールタクシー水準に引き下げられ、7年以内にすべての地下鉄駅が入口からホームまで車椅子で途切れることなく移動できるように作り直さられる。また、10年以内に市内バスをすべて低床バス(ノンステップバス)に代える。

  ソウル市はこうした内容を盛り込む「障害者移動権増進のための細部実践計画」を3日発表した。地下鉄の場合、車椅子リフトしかない地下鉄37駅のうち14駅に2017年までにエレベーターを設置する。構造上設置が難しい23駅は、内部構造の変更、周辺敷地購入、新技術導入などで2022年まで終える計画だ。ホームと列車の隙間が10センチ以上ある110駅には自動安全踏み台を備える。過去3年間で61駅で車椅子のタイヤや足が隙間に挟まる事故が発生した。

  さらに市は、聴覚・言語障害者が列車遅延、車両故障、火災など非常状況で音声だけでなく文字で案内が受けられるよう「電光掲示板表示機能」を補強する。51の主な乗換駅には外部の受話通訳機関と映像通話が可能な映像電話機を試験設置する。

  バスは2025年までに道路の構造上運行が難しい路線を除くすべての市内バスに低床バスを導入する。今年10月現在で低床バスの導入率は36.2%に過ぎない。道路が狭かったり屈曲して低床バスの運行が難しい路線は道路構造の改善も併行させて低床バス代替を推進する。歩行障害物などをなくし、今年17カ所でテスト造成した無障害バス停留所を、障害者利用が多い場所を中心に毎年40カ所ずつ増やすことにした。

  タクシーは来年、重症の障害者のための障害者コールタクシーを補強し、法定台数の437台に合わせることにした。車椅子を利用しない障害者が乗れる障害者専用個人タクシーも現在の50台から2017年まで100台に増やす計画だ。

  市は様々な障害者15人と民官ガバナンスを構成し、実際の障害者が体験する困難に基づき改善方案を用意した。ベ・ユンホ障害者名誉副市長が共同委員長を引き受けた。障害者代表として参加したパク・ギョンソク・ソウル障害者差別撤廃連帯代表は「2001年の烏耳島(オイド)駅障害者リフト死亡事件後15年ぶりに意味ある宣言が出され喜ばしいが。まだ7年も待たなければならないのは満足できない」とした上で「2002年に李明博(イ・ミョンバク)元ソウル市長も2004年までにすべての地下鉄駅にエレベーターを設置すると発表したが守れなかった。今度こそは見守る」と話した。

韓国語原文入力:2015-12-03    The Hankyoreh japan


視覚障害者柔道大会、伊藤忠丸紅鉄鋼の廣瀬・三輪選手がV

2015年12月05日 02時06分51秒 | 障害者の自立

 伊藤忠丸紅鉄鋼は2日、講道館で開催された「第30回視覚障害者柔道大会」で社員2人が優勝した。男子90キロ級で廣瀬悠選手(柔道二段)、女子57キロ級で三輪順子選手(柔道三段)がリーグ戦で全勝し、優勝を決めた。

 応援には、松浦康夫社長、塔下辰彦取締役、田中聡執行役員CAO、山本英樹執行役員をはじめ、約20人の社員が会場に駆けつけた。

 廣瀬選手は08年の北京パラリンピック5位、広州アジアパラリンピックで3位の実績を持つ。今回の大会では、男子90キロ級の5人総当たりのリーグ戦で全勝し、優勝を飾った。

 また、三輪選手は、14年に仁川アジアパラリンピック準優勝した実力者。女子57キロ級で3選手総当たりのリーグ戦で全勝優勝した。

 大会の前日には、当社東京本社で壮行会を開き、松浦社長から全日本視覚障害者柔道大会や、16年にリオ、20年に東京で開催予定のパラリンピックに向けた応援メッセージが贈られた。三輪選手、廣瀬選手からは自己紹介や、視覚障害者柔道について講演した。

 視覚障害者柔道は、一般の柔道と違い、組手争いがなく、組んだ状態から試合が始まる点が大きな違い。終始組み合った状態で力強い技の攻防が続くため、一本を狙いやすい柔道といわれている。視覚に配慮し、「”待て”がかかったら開始線に戻る」など、視覚に配慮した規定がある。

 伊藤忠丸紅鉄鋼は、視覚障害者柔道連盟へ協賛し、今後も障がい者の自立支援、障がい者スポーツの普及をサポートし続ける考えだ。 

2015年12月4日   WEB産業新聞