ゴエモンのつぶやき

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精神障害者フットサル、鶴岡の野尻さんが日本代表

2015年12月05日 01時58分00秒 | 障害者の自立

 鶴岡市の「県立こころの医療センター」に通う精神障害者で作るフットサルチームの男性が、来年2月に大阪で開かれる「第1回ソーシャルフットボール国際大会」の日本代表に選ばれた。10月の全国大会での活躍が評価された。

 日本代表になったのは、同センターに治療で通いながら、フットサルチーム「オーロヴェッタ鶴岡」で活躍している野尻豪選手(25)。11月24日、「日本ソーシャルフットボール協会」(本部・横浜市、岡村武彦理事長)が発表した。全国約100チーム、千人以上いる選手の中からわずか12人の代表に決まった。野尻選手は、「自分を認めてくれてうれしい。世界の舞台で得点を決めたい」と話す。

 鶴岡市出身。オーロヴェッタ鶴岡には今年3月に入部したばかりだが、代表に至るまでには、長い曲折があった。

 ログイン前の続き小学校2年でサッカーを始め、高校ではミッドフィールダーとして県大会ベスト4に。大学でも、サッカーにアルバイトにと、順調な学生生活を送っていた。

 誰かに見られているという妄想に突然襲われたのは、4年前の夏だ。就職活動で精神的に追い詰められ、実家に戻っていた時だった。センターの前身の鶴岡病院で治療が必要と診断され、急性期病棟に15日間入院した。症状も改善して今は毎月1回の通院だが、今春までの4年間は、通院と福祉作業所の仕事以外はあまり外に出ることもなかったという。

 昨年秋、サッカー経験を知った担当の臨床心理士からオーロヴェッタ鶴岡への入部を誘われた時も、最初は迷っていた。入部を決めた理由について「スポーツは脳にいいと聞いたから」と話し、「もう一度、社会に復帰したい」と強く願っていたからだと明かした。

 当初は「パンツがずり落ちてぎこちない選手だった」(清水義人監督)が、めきめき頭角を現した。7月の東北大会で得点を重ねてチームを準優勝に導き大会MVPに。東北代表チームの一員として出場した10月の全国大会でも5得点で全国3位に貢献し、日本代表選手の座を射止めた。

 フットサルを通じて精神障害者の社会参加の促進と共生社会実現を目指す初の世界大会は、来年2月、大阪府堺市で開かれる。11月末現在でイタリアデンマークなど6カ国が参加する予定だという。

 「フットサルを始めて変わったことは」と尋ねると、「人の中に入っていけるようになったことかな」と野尻さんは答えた。障害への理解が十分とはいえない社会の中で、名前をオープンにするかどうかも最後まで悩んだが、代表選出を機に「自分自身変わって、堂々と世の中に出て行けたらいい」と決意したという。「就職して、自立する」ことをめざしている。

写真・図版

「第1回ソーシャルフットボール国際大会」の日本代表に決まった野尻豪さん

2015年12月4日    朝日新聞デジタル


萩ガイドに筆談ボード贈る 聴覚障害者支援団体

2015年12月05日 01時51分16秒 | 障害者の自立

 萩市の聴覚障害者支援グループ「萩要約筆記マーブル」(11人)は3日、NPO萩観光ガイド協会に、筆談用の小型ホワイトボード30個を贈呈した。同協会は世界文化遺産の萩反射炉や恵美須ヶ鼻造船所跡など14か所に設置し、ガイドの際に活用する。

 小型ホワイトボード(縦17センチ、横25センチ)は手帳型で、背表紙にペンを差し込める。同グループは2004年から小型ホワイトボードを作成し、病院や図書館、スーパーなどに配っている。

 同市の旧久保田家住宅で行われた贈呈式で、同グループの長尾和子さん(57)と有田真美子さん(51)が、同協会の事務局長・須山義厚さん(72)に手渡した。須山さんは「協会に手話のできるガイドはいないので大変助かる。大切に利用します」と話していた。

長尾さん(中央)から小型ホワイトボードを受け取る須山さん(左)

長尾さん(中央)から小型ホワイトボードを受け取る須山さん(左)

2015年12月4日   読売新聞

 


県障がい者文化芸術祭 県文で優秀作品展

2015年12月05日 01時47分56秒 | 障害者の自立

 第18回県障がい者文化芸術祭(実行委員会主催)の優秀作品展が3日から、伊那市の県伊那文化会館で始まった。9月に開いた同祭の作品展で入賞した絵画、手芸、工芸、書道、写真の5部門の計20点を展示した。

 県内5会場で開く巡回展示の一環。9月19、20日に長野市の県障がい者福祉センター「サンアップル」で開いた同祭には5部門に計430点余が出品され、各部門で優秀作品が選ばれた。

 手芸部門で最優秀賞を受けた上伊那生協病院デイケア共同作品の切り絵「さわら町の柳並木」は、デイケアに通う仲間が2カ月かけて完成させたという力作。「大作にふさわしく、するどく、大勢の努力が結晶した作品」として高い評価を受けた。漢詩の書やつるしびな、織物の洋服などもある。

 会場では「ぽかぽかアート展~第1回南信地域障がい者施設合同造形作品展」も同時開催。上・下伊那の障害者支援施設6施設で制作された絵画や造形作品など約170点を展示している。

 日ごろリサイクル活動に励む中で、不用品から生まれるアートをコンセプトに古新聞や牛乳パック、緩衝剤を利用し、バスハイクの思い出をモチーフにした貼り絵「旅の思い出」や、字の意味を自分なりに理解し、さまざまな書体で表現した書など個性豊かな作品が並ぶ。

 いずれも6日まで。入場無料。時間は4日が午前10時~午後4時、5日が午前9時~午後4時、6日が午前9時~正午。

 問い合わせは実行委事務局の同センター(電話026・295・3111)へ。

:2015-12-4    長野日報


組み立て式ステージ、柔道用畳、椅子2千脚…

2015年12月05日 01時42分29秒 | 障害者の自立

函館アリーナ 寄付続々 1億5千万円 期待込め市民が善意

 【函館】今年8月に開業した多目的施設の函館アリーナ(函館市湯川町)に、備品の寄付が続いている。市教委によるとこれまでの寄付は金額にすると1億5700万円に達し、全備品の約3割が寄付で賄われた計算になる。市民の函館アリーナへの期待が施設環境を支えている。

 これまでの寄付は51件。そのうち5千万円相当の組み立て式ステージは、函館出身のロックバンドGLAYによるこけら落としコンサートで活用された。メーンアリーナ用に配備されている椅子3千脚のうち、2千脚は寄付だ。1千万円相当の体操競技用マットのセットや、3千万円相当の柔道用畳も寄付。これらの寄付によりアリーナは全国レベルのスポーツ大会に対応した施設となった。

 11月下旬には、函館視覚障害者福祉協議会が40万円相当の視覚障害者用卓球台を1台贈り、函館のビル管理業のマルゼンシステムズはバドミントンの審判台16台を、市内の若手経営者有志でつくる函館アリーナこけら落としサポート委員会は医務室用洗面台を寄付した。

 函館視覚障害者福祉協議会の島信一朗理事長は「函館に感謝の気持ちを持ち続けており、恩返しがしたかった。函館アリーナが障害者にも愛され、子どもからお年寄りまで楽しめる施設になってほしい」と話した。マルゼンシステムズの阿相(あそう)義則社長は「大きい大会の誘致によって地元への貢献につながってほしい」と函館アリーナへの期待を述べていた。

 市教委は「市民の善意により大会などが実現できている。ありがたい」と話している。

2015年12月05日    北海道新聞


「五体不満足」の乙武洋匡氏 参院選出馬へ

2015年12月05日 01時34分38秒 | 障害者の自立

「五体不満足」の著者として知られる乙武洋匡氏(39)が政界転身を進めていることが2日、本紙の取材でわかった。乙武氏は、現在務めている東京都教育委員を年内に辞任する方向で調整を進めている。来年夏の参議院選挙に出馬する乙武氏の意向をキャッチした与野党各党が激しい争奪戦を展開している。その中でも有力視されているのは意外にも今年結党されたばかりの「日本を元気にする会」(松田公太代表)という話が浮上しているのだが、その真相は…。


 乙武氏は早稲田大学在学中、障害者としての体験をつづった「五体――」を発売。「障害は不便です。しかし、不幸ではありません」とのフレーズでベストセラーになった。卒業後はスポーツライターとしても活躍。

 その後、教育問題に関心を抱き、新宿区教育委員会非常勤職員「子どもの生き方パートナー」、杉並区立杉並第四小学校教諭となった。教員時代の経験をもとに書いた初の小説「だいじょうぶ3組」は映画化され、自身も出演して話題を集めた。

 2013年2月には東京都教育委員に就任した。任期は4年。同委員の辞職には、地方教育行政組織委員会及び運営に関する法律第10条に基づき、東京都知事と教育委員会の同意が必要となるが、参院選に立候補する方針の乙武氏は、年内に同委員を辞職すべく申請をすでに出している。

 こんな乙武氏の出馬情報を聞いた与野党各党は水面下で大争奪戦を展開。中でも自民党は元文部科学相の閣僚経験者が乙武氏を口説いているといわれている。

「閣僚経験のあるS氏、現職閣僚H氏、E氏が『ぜひ、自民党から出馬してほしい』と打診したと聞いてます。乙武氏の見識は多様性にあふれ、教育行政には特に力を注いできた。その点を高く評価したのでしょう」と乙武氏に近い関係者。

 乙武氏のSNSを見ると、多くの国会議員たちと交流している。最近では「おおさか維新の会」橋下徹大阪市長(46)と政策について議論し、お互いを認め合う仲。野党第1党の民主党では蓮舫代表代行(48)や細野豪志政調会長(44)とも近い関係だ。その民主党も目玉候補として乙武氏に猛アプローチしている。

「乙武さんがミニ政党から出るんじゃないかという話は聞いているが、ウチ(民主党)から出てくれるなら大歓迎。参院選では蓮舫氏などが改選を迎えますが、乙武さんには比例候補より選挙区で出て自民党候補と対決してもらいたい」(民主党参院議員)

「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎共同代表(73)は、参院選で野党各党が統一名簿を作る“オリーブの木”の手法で戦うことを提案している。

 社民党でも「乙武さんをどんな条件でも迎えたい」とラブコールを送ったともいわれる。社民党議員は「その話(乙武氏の政界転身)は聞いている。本人がその気なら、野党統一候補者名簿の上位になるでしょう」と話している。

 だが、最有力視されている政党は、自民党でも民主党でもないことが判明した。「タリーズコーヒージャパン」創業者として知られる松田公太参院議員(47)が代表を務める「日本を元気にする会」だ。同党は安保法案の修正を実現するなど存在感を見せている。

 松田氏と乙武氏は旧知の間柄。定期的に会い、教育問題や政界の枠組みなどについて話し合っており、永田町では「松田氏と乙武氏は親密な関係にある」といわれる。乙武氏の政界転身情報が流れ、松田氏の事務所には政治記者が張り付いている。その松田氏は本紙に「乙武さんが政界転身するなら、親身になって話を聴いて対応したいと思っています。現時点では、これ以上の話はできません」と語った。

 当の乙武氏は2日、本紙の「どこの政党から出馬するのか?」の質問に「現時点でお答えできることはありません」とひと言。前出の乙武氏に近い関係者は「自民、公明両党から出馬すれば当選が確実でしょうが、絶対に与党からは出馬しない。本人はミニ政党を含め、あらゆる可能性で政党を検討している。年明け、正式に出馬表明する方向で調整しています」としており、参院選の目玉になることは確実だ。

乙武洋匡氏

2015年12月03日    東スポWeb