ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

全盲男性輪禍死受け、視覚障害者へ注意喚起 岩見沢市

2016年02月04日 02時40分06秒 | 障害者の自立

 【岩見沢】1月4日早朝、市内美園の国道で、全盲の男性=当時75歳=がトラックにはねられ死亡した事故を受け、市は市内在住の重度の視覚障害者に対し、注意を呼び掛ける文書を配布した。さらにホームヘルパーの派遣を行う介護事業者などに、サービスを利用する障害者への声掛けを依頼した。

 横断歩道の無い片側2車線の国道を、男性が横断中に起きた事故だった。男性は現場近くのアパートに1人暮らし。ごみ捨ての途中だったとみられている。

 事故後、市は身体障がい者福祉協会(三宅睦男会長)と岩見沢視力障害者福祉協会(佐々木栄一会長)と協議し、再発防止のための文書の配布を決めた。

 文書は冬期間の外出は雪の影響で方向感覚を失いやすい上、車の走行音も聞こえにくくなる―と指摘し注意を呼び掛ける内容。また、市が福祉関連団体の計6人に委嘱している「障がい者相談員」制度の利用も呼びかけた。外出の際の支援など、日常的な困りごとにも相談員が対応する。

 文書は点訳文と、家族向けに印刷したものに加え、1人暮らしの視覚障害者向けに文書の内容を録音したCDも用意した。重度とされる1、2級の視覚障害者184人に26日までに郵送した。

 さらに市は、福祉サービスを提供する市内の事業者計96カ所に対し、利用者に対して、冬の外出に注意を促すよう依頼する文書も送付した。「障害者だけではなく、周囲の意識の高まりも喚起したい」(健康福祉部)としている。

 亡くなった男性は障害者関係のどの団体にも加入していなかった。三宅会長は「われわれのような関係団体からの安否確認サービスの利用など、支援策を知らなかった可能性もある。孤立しないような取り組みが必要だ」と危機感を持つ。今後、市内の他の障害者団体とともに新たな支援策を協議する考えだ。

02/02   北海道新聞


朗読ボランティア、兵庫・洲本図書館に視覚障害者用デジタル録音図書21作品寄贈

2016年02月04日 02時24分19秒 | 障害者の自立

■淡路ゆかりの作家中心に

 視覚障害者のためのデジタル録音図書「デイジー図書」を制作している朗読ボランティアグループ「デイジー淡路」(安岡秀美代表)は2日、洲本市塩屋の市立洲本図書館に新たなデイジー図書を寄贈した。同館によると、これまでに寄贈された作品を含めると同館のデイジー図書は計約80作品になるという。3日以降、順次貸し出す予定。

 デイジー図書は、本を朗読してパソコンを使って録音し、音声データを編集してCDに収めたもの。目次やページなどの情報も書き込まれているため、専用の再生機を使えば簡単に読みたい場所の検索ができる。CD1枚で最大90時間録音可能で音質劣化もないため、従来のカセットテープによる録音図書に替わる図書と位置付けられている。

 平成12年に結成され、朗読ボランティアやデイジー図書の制作に取り組んできたデイジー淡路。今回寄贈したのは淡路島にゆかりの作家を中心にした21作品で、視覚障害者のリクエストなども参考に平成16年ごろから昨年12月までに島内外のメンバー10人が制作した。

 録音時間が30分程度の作品もあるが、なかには15時間に及ぶものも。「(録音時間が)1時間程度の作品でも、やり直しや編集作業を含めると7時間くらいかかります」とメンバーは振り返り、「分からない語句を調べて意味を理解し、言葉の表現にもこだわりました」と作品への思いを語った。

 寄贈セレモニーで安岡代表は、「郷土の作品を多く読ませていただき感無量です。たくさんの視覚障害者に読んでもらえれば」と期待を述べ、同図書館の居内秀樹館長は「寄贈いただいた作品を大切にするとともに、どんな方でも文化を共有できる図書館にしていきたい」と感謝していた。

 居内秀樹館長に作品を手渡すデイジー淡路の安岡秀美代表=2日、洲本市塩屋の市立洲本図書館
 
居内秀樹館長に作品を手渡すデイジー淡路の安岡秀美代表

2016.2.3     産経ニュース

エコ計画「障害者雇用策」 専用工場つくり解体作業行う

2016年02月04日 02時19分47秒 | 障害者の自立

 産廃処理業の㈱エコ計画(埼玉県さいたま市、井上綱隆社長、357人)は昨年11月、埼玉県寄居町に「Eスペース」を開設し稼働を始めた。Eスペースは、ジュピターテレコム(以下、ジュピター社)の特例子会社㈱ジェイコムハート(以下、ハート社)と提携して、障害者雇用を積極的に推進する工場だ。雇用する障害者は、ジュピター社が顧客に提供していた専用機械を分解する作業に従事する。スロープを設けるなど、工場内の作業環境は常に改善。朝礼では、ネジを素手で触ることによるケガの防止などを訴える。

2016.02.03   労働新聞


県庁に障害者アート展示=山口県

2016年02月04日 02時16分58秒 | 障害者の自立

 山口県は、県庁1階のエントランスホールに障害者の芸術作品を常設展示する「あいサポートアートギャラリー」を開設した。芸術文化活動を通じて社会参加を推進するとともに、障害者に対する県民の理解を促す。

 ギャラリーには、油彩や水彩画を展示できるパネルや工芸品などが置けるテーブルを設置。作品は4カ月ごとに入れ替え、初回は昨年末の県障害者芸術文化祭で入選した絵画や写真など7作品を展示している。 

[時事通信社]   2016 年 2 月 3 日


バリアフリーで集客 情報発信や個別対応 平泉・観光シンポジウム 推進へ方策探る

2016年02月04日 02時04分09秒 | 障害者の自立

平泉ユニバーサルデザイン観光推進シンポジウム(同観光推進会議主催)は2日、平泉町の平泉ホテル武蔵坊で開かれた。県内外から参加した障害者や観光関係者ら約70人を前に、NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター理事長の中村元さんが基調講演し、個々の旅行ニーズに合わせた対応が集客力アップにつながると強調した。

 「バリアフリー観光が実現する、すべてのひとにやさしいまちづくり~集客力アップで地域経済活性化~」と題して基調講演した中村さんは、国内人口が減少する中でもバリアフリーマーケットは拡大していると指摘。

 そのマーケットを獲得するには、客である障害者や高齢者がバリアがない所へ行くのではなく、行きたい所へ行くのを実現することが必要だとし、個々の状況に合わせて情報提供やアドバイスを行う相談システム「バリアフリーツアーセンター」が客にとってはバリアをなくし、観光施設にとっては客を増やすことにつながり、地域経済の活性化、さらには住みやすいまちづくりにつながると訴えた。

 パネルディスカッションでは、狩野徹県立大社会福祉学部教授の司会で、助言者に中村さん、パネリストに車椅子利用者の阿部容子さん、中尊寺執事長の清水広元さん、そば庵しづか亭主の小林宏治さん、両磐地域まちづくり探検隊長の神浩之さんを迎え、平泉のユニバーサル観光について意見交換した。

 昨秋に同会議が企画した車椅子利用者の参拝をボランティアがサポートする「弁慶とともに登る中尊寺・月見坂車いす体験会」に関して、中村さんは「破綻しないように継続して取り組むには有料で介助する仕組みづくりが必要では」と助言した。

 バリアフリーツアーセンターは東北では仙台、福島両市にあり、秋田、山形両県でも開設に向け準備が進んでいる。「岩手でも取り組んでほしい」「情報を集め発信することができれば地域の発展につながる」といった指摘に対し、中村さんは「平泉ではすでに地元の障害者が調査して情報を持っており、仙台など既存組織と連携を模索してはどうか」などとアドバイスした。

 同会議会長の泉信平・平泉観光協会長は席上、「今年は平泉の世界遺産登録5周年、全国障害者スポーツ大会の開催により例年以上に障害者や高齢者が訪れると思う。この機会を捉え地域を挙げてこの課題に取り組むことで平泉の魅力を高め、観光振興、住民福祉の向上に役立てたい」と話していた。

平泉ユニバーサルデザイン観光推進シンポジウムで意見交換するパネリストら

岩手日日新聞