ゴエモンのつぶやき

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今井絵理子、手話交え出馬会見「障害者に対する差別なくしたい」

2016年02月11日 02時28分36秒 | 障害者の自立

 女性4人組、SPEEDのメンバーで歌手、今井絵理子(32)が9日、自民党本部で会見し、夏の参院選に同党比例代表候補として出馬することを表明した。聴覚障害がある長男(11)を育てるシングルマザーで、同党は選挙戦の目玉候補として擁立。会見には手話を交えて臨み、今後の歌手活動について「歌の力も役立つ」と言及。国会議員、歌手、母親の“三刀流”を目指す意向を示した。

 1996年の「Body & Soul」で鮮烈デビュー。パワフルな歌声でSPEEDを支える今井が政界進出を狙う。

 自民党本部には約80人の報道陣が集結。無数のフラッシュの中、ヒット曲「White Love」を意識したかのような白のスーツ姿で登場すると、「今回立候補します今井絵理子です」と笑顔であいさつした。

 今井は聴覚障害がある小学5年の長男(11)を育てるシングルマザーで、手話の普及活動も積極的に展開。会見でも自らの手話を交えて質疑に応じ、障害を持つ子供を育てる苦労や、災害報道などにおける健常者と聴覚障害者の情報格差などを指摘。「障害者に対する差別をなくしたい」などと訴えた。

 自民党は、若年層に対する抜群の知名度と手話の普及活動に積極的な今井の姿勢に着目。選挙戦の目玉候補としてこの日、公認を決定した。

 今井は1月に聴覚障害者教育に積極的な山東昭子参院議員(73)の要請を受けて快諾。決め手は長男の存在で、「息子に相談したら『ママ、たくさんの人に手話を広げて』のひと言が大きかった」と説明した。

 現在はSPEEDでツインボーカルを組む島袋寛子(31)とのユニット、ERIHIROでも活躍中。音楽活動については「支えてくださるファンのためにも(政治と)両立したい」と継続を宣言。政界でも「歌の力は役立つ」と力説し、「SPEEDのメンバーも『エリの決断したことなら応援する』と言ってくれた」と感謝した。

 関係者は選挙戦でのSPEEDの応援について「未定」としたが、強い絆で結ばれる4人が集結する場面もありそうだ。

今井絵理子、手話交え出馬会見「障害者に対する差別なくしたい」(3)

出馬会見で手話を交えて記者の質問に答える今井絵理子=9日午後、東京・永田町の自民党本部

2016.2.10      サンケイスポーツ


「障害はかわいそう」とかうるせえ/澤山大輔

2016年02月11日 02時22分55秒 | 障害者の自立

 2011年にスタートし、年に一度サッカー&映画ファンが集う一大イベントに成長、今年も2月11日(木・祝)~14日(日)の4日間で11作品を上映する「ヨコハマ・フットボール映画祭2016」。さらに全国12都市で映画を上映するジャパンツアーも開催されます。

 そこでサッカーキングでは映画祭の開催を記念し、豪華執筆陣による各作品の映画評を順次ご紹介。

 今回はスポーツマーケティング・ナレッジ編集長の澤山大輔さんに、杖を使ってプレーする新しい障害者スポーツ「アンプティサッカー」に密着した“無料”上映作品『走る!蹴る!笑う! アンプティサッカーアフィ―レ広島の1年』についての映画評を寄稿いただきました。

「障害はかわいそう」とかうるせえ/澤山大輔



 無知な健常者の繰り言と叱られるかもしれないが、あえてこう書くと、障害者スポーツの「仕組み」の見事さには常々驚かされる。
 
 その代表格であるブラインドサッカーは、GKが晴眼者であり、FP全員が目にアイパッチを貼り、さらにアイマスクをつけて視界を公平に無くし、音の鳴るボールとコーラーの「ヴォイ!」を頼りにボールを追う。「見えない」というハンデを逆手に取り、健常者でも同じ条件でプレーするのは難しい競技に仕上げている。競技の仕組みが整うことは、熱狂を生む一歩目だ。
 
 アンプティサッカーも、仕組みの見事さに関しては同じように思う。7人制競技で、FPは下肢切断者、GKは上肢切断者。ただし、切断側の四肢を使うことは禁止。クラッチと呼ばれる杖で移動するが、杖は手と同じ扱いとなり、クラッチでボールを触るとハンドリングをとられる。体験したことはないが、健常者の自分が片足を縛ってもう片足だけでプレーし、クラッチで移動するのは相当に難儀することは容易に想像できる。
 
 しっかりと作られた競技ルールは、人を競技に没頭させる吸引力となる。「目が見えなくて」あるいは「四肢が切断されて」「かわいそう」を介在させる余地を無くし、かわりに熱狂を生む下地をつくる。そうした意味では、精緻に作られたこの力強いドキュメンタリーもまた、「熱狂の下地」になる可能性を秘めている。
 
 アフィーレ広島は、2013年5月に代表・坂光徹彦によって創設されたアンプティサッカーチーム。かつて医療関係の仕事をしていた坂光は、競技普及とともに「身体的にも精神的にも落ち込んでいるかも知れない障害者を太陽の下に呼び出すこと」を目的にチームを立ち上げた。実際、このドキュメンタリーにはうつ病に苦しむ選手、生きる希望を見出せなくなった選手が再生していく様子が描かれている。チームの創設が、どれだけ選手たちの生きる希望になっているかはこのドキュメンタリーをみれば理解できるし、ぜひ本編を見て体感してほしい。ので、あえて詳細には記さない。
 
 僕は、映像内に映し出される競技性の高さに目を奪われた。2本のクラッチを軸足代わりにし、1本の脚をブランコのように振り、ボールに当てる。インパクトの瞬間、身体は宙に浮いており、クラッチが脚代わりになっている。その状態で精度の高いボールを蹴るのは簡単なことではないだろう。「彼らは、どれだけの練習を重ねたのか」と思わずにはいられなかった。
 
 アフィーレ広島も、彼らと対戦したチームのプレーも、「健常者がやるアンプティサッカー」と遜色ないレベルにあったように思う。同じ条件で僕がプレーしても、彼らに立ち向かうのは簡単ではないだろう。そして、そうした強度の高いチームが存在しているというのは、競技としての完成度がしっかりしているからだ。
 
 制約が想像力を生むように、障害がクリエイティビティを生み、熱狂を生む。乙武洋匡氏は「障害は不便だが、不幸ではない」という名言を残した。むろん、そうした精神状態に至ることは簡単なことではないだろう。未だ健常者でいられる自分だが、仮に何らかのアクシデントで四肢を切断することになったら? 「不幸でない」と簡単に書くことができるかはわからない。
 
 だがアンプティサッカーを通じ、ある選手は「臆さず、隠さないで生活できる」精神状態を手に入れた。アンプティサッカーを通じ、四肢のどこかが欠けている自分を誇りに思い、こうしたドキュメンタリーに露出できるほどに尊厳を回復した。
 
 この映画祭で公開される、ある優れた作品になぞらえて、この作品を一言で記すのなら、こうなる。
 
<「障害はかわいそう」とかうるせえ>
 
 このドキュメンタリーに出ている人物の誰も、哀れんでほしがってなどいない。少なくともそう見える。ある病気にかかって、数年単位だが障害者のような心境を送った自分も、「かわいそう」という目線の残酷さは少しだが理解できる。「哀れんでほしくない、自分が自分としていられるように、希望となる何かがほしい」。そんな気分でいっぱいだった。彼らにとってのアンプティサッカーは、紛れもなくその「何か」になっているように思う。

澤山大輔(さわやま・だいすけ)
1978年生まれ、広島県出身。編集者・翻訳者・プロデューサー。フロムワン、スポーツナビなど複数のスポーツ媒体を経て2006年からフリー。スポーツマーケティング・ナレッジ編集長。複数の媒体でのインタビュー構成・リライト・校正、スポーツ・自動車・音楽・医療・ITなど様々な分野の翻訳を手がける。訳書に「ザ・シークレット・フットボーラー」「ダービー!! 28都市の熱狂」(東邦出版)。

【映画詳細】
『走る!蹴る!笑う! アンプティサッカーアフィ―レ広島の1年』
2015年 日本/ドキュメンタリー/43分/ディレクター:菱野将史
製作:テレビ新広島

【ヨコハマ・フットボール映画祭について】
世界の優れたサッカー映画を集めて、2016年も横浜のブリリア ショートショート シアター(みなとみらい線・みなとみらい駅から徒歩6分)にて2月11日(木・祝)、12日(金)、13日(土)、14日(日)の4日間開催!全国ツアーの日程も含め、詳細は公式サイト(http://2016.yfff.org/)にて。

2016.02.10     SOCCER KING


バレンタインスイーツ20種販売へ 社高生活学科

2016年02月11日 01時59分39秒 | 障害者の自立

 バレンタインデーをテーマにしたスイーツを、社高校(兵庫県加東市木梨)生活科学科の生徒が作り、11日午前10時~午後3時、やしろショッピングパークBio(同市社)2階の空き店舗で販売する。限定商品「夢恋(ゆめこい)チョコパウンド」のほか、ココアシフォンやパンナコッタなど20種800点を店頭に並べる。

 夢恋チョコパウンドは、知的障害者通所施設「でんでん虫の家」(同市吉井)利用者が生産に関わった山田錦から醸した純米酒「なんでんの」を使った。

 同科は2014年12月から市商工会の支援で月1回、同空き店舗で洋菓子を販売している。3年生は今年1月で引退。今回から店長を引き継ぐ2年の門脇奈都帆(なつほ)さんは「どれも自信作ばかり」とアピールする。

 当日は、同科の生徒が考案した料理の冊子「地産地消でアイデア料理」を希望者に配る。冊子はJAみのり(本店・加東市)の広報誌に11年度から連載した3年分をまとめ、2年前に同校が500部を発行した。昨年、加東農林振興事務所が1万部増刷し、北播磨の農産物直売所などで配り、同校には4千部が届けられた。閉店時も店舗の前に置いて自由に持ち帰ってもらう。

 当日の商品は100~650円。なくなり次第終了する。同市商工会TEL0795・42・0253

バレンタインをテーマに販売するスイーツを前に、配布するレシピ集を持つ社高校生活科学科の生徒

2016/2/9    神戸新聞NEXT


発達障害は「個性」、室工大の観る会が上映会

2016年02月11日 00時57分22秒 | 障害者の自立

 室蘭工業大学発達障害の映画を観(み)る会(宇高靖介代表)の「室工大生が発信する2作品無料上映会」が6日、同大で開かれ、訪れた市民らは障害のある人が置かれた現状に理解を深めた。 

 観る会のメンバーは今野博信・同大非常勤講師(教育心理学)が行う教職課程の授業を受講する学生を中心に構成する。

 市民ら約100人が詰め掛けた。特別支援学級がなく、障害のある児童も普通学級で学んでいる公立小学校の日常を描いた「みんなの学校」と、知的障害のある娘と病気になり娘の将来を悲観した父の葛藤を描いたヒューマンドラマ「くちづけ」を鑑賞した。

 上映後の感想会には同会の会員や市民21人が参加した。「『みんなの学校』は障害を個性として捉えている。一方、『くちづけ』は区別していると感じた」「障害のある人が安心して暮らせる社会をつくらなければいけないと考えさせられた」「障害者に対する社会の扱いは依然として良いものではない。もっと現状を知ってほしい」などといった意見が出されていた。

2016年2月9日    室蘭民報

光る個性 4福祉施設の作品展

2016年02月11日 00時50分17秒 | 障害者の自立

29日まで 新潟・中央区

  社会福祉法人「新潟しなの福祉会」の区内4障害者施設による絵画などの作品展が新潟市中央区関屋大川前1の喫茶&ギャラリーあどばんすで開かれている=写真=。

 地域活動支援センター1型の「ふらっと」と「ゆとりあ」、地域活動支援センター3型の「スペースひなた」、指定障害福祉サービス事業所「あどばんす」に通う人が出品した。

 夕焼けに染まる海を進むジェットフォイルのちぎり絵、カラフルな刺しゅう糸で魚をあしらったTシャツ、端切れのタペストリーなど約100点が並ぶ。

 あどばんすの就労支援員、伊藤詩保さんは「施設に通う人たちが趣味で取り組んだ個性豊かな作品を見てほしい」と話している。

 29日まで。土、日曜、祝日休み。

  

2016/02/09    新潟日報