ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

県内で初導入 バス停の段差や隙間解消へ 高齢者や車椅子の利用者、楽に乗降 新潟・秋葉区

2017年03月08日 02時37分29秒 | 障害者の自立

 新潟市などは6日、バス停とバス乗降口との段差や隙間(すきま)を解消する縁石、「バリアレス縁石」を同市秋葉区に導入した。高齢化が進む中、高齢者や車椅子の利用者が楽に乗り降りできる縁石として期待される。県内では初、全国でも3例目の導入だという。同市都市交通政策課は「高齢者に限らず、子連れや足の不自由な方にも対応できる。誰もが快適に利用できる環境を整え、バス利用促進を図りたい」と話している。

 この縁石が設置されたのは、同区役所前の「秋葉区役所・総合体育館前バス停留所」。バス停には2月末現在で、区バスと新潟交通観光バスの路線バスを合わせ平日42本、土休日36本が停車する。

 従来はタイヤと縁石の接触を回避するため、バス車体とバス停の間に隙間が生じた。バリアレス縁石は、車道に面した側面が緩やかに傾斜し、縁石の角の部分もカットされている。そのため、縁石をガイドにしてタイヤを擦らせながら寄せることが可能で、車体をバス停に密着させて停車することができる。

 同市などは昨年1月、国の交通政策を調査、研究する公益法人「日本交通計画協会」(東京都)と連携し、同市江南区内で実証実験を実施した。その後、小型ノンステップバスも利用できるようにするなど問題点を解消、今回の導入に至った。

 同協会は、高齢者や障害者などの公共交通機関の利用促進にバリアレス縁石の普及を全国で目指している。国内では横浜国立大学構内、岡山市中区役所に続くものという。

 同課によると、ドイツやフランスはすでに実用化が進んでいるといい、「日本での取り組みは遅れている。現在は未定だが、今後、別の区役所や病院など利用者の多い公共施設での導入を検討したい」としている。

 角がカットされ、緩やかに傾斜したバリアレス縁石。車体と歩道の隙間や段差を解消することができる
 
毎日新聞   2017年3月7日

措置入院など判断の審査会 要件満たさず開催

2017年03月08日 02時34分48秒 | 障害者の自立

 道は6日、精神障害者を強制的に入院させる「措置入院」の継続や退院などの妥当性を判断する道の精神医療審査会が2015年度、開催要件を満たさないまま4回開かれ、計432件を審査したと発表した。道は改めて審査し、「審査結果が変更になる事例はなかった」としている。

 精神保健福祉法は、審査会の構成は医療委員(精神保健指定医)、保健福祉委員(精神保健福祉士など)、法律委員(弁護士など)の3分野の5人と規定。開催も、各分野1人以上の出席が必要としている。

 発表によると、厚生労働省から全国調査の通知を受けた道立精神保健福祉センターの調査で、15年8~12月に開いた審査会4回が開催要件を満たしていないことがわかった。道障がい者保健福祉課は「法令の認識が不十分だった」と説明。委員への出席確認の徹底や予備委員の増員といった対策を講じるという。

2017年03月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

<JR佐賀駅>なぜ?広場西側歩道、点字ブロック長年未設置

2017年03月08日 02時27分50秒 | 障害者の自立

 JR佐賀駅(佐賀市)の北口と南口の駅前広場で、西側の歩道は点字ブロックが長年設置されていないままになっている。駅舎は1976年に完成し、点字ブロックが広場の東側の歩道にはあり、西側が未設置になった経緯が今ではよく分からない。西側に向かう際に視覚障害者が遠回りを余儀なくされており、市は来年度の設置に向けてJRと協議する方針だ。

 市とJR九州は77年に駅前広場を共同で管理、運営する協定を締結した。北口、南口ともタクシー乗り場などがある広場の東側の歩道には点字ブロックがあるが、西側の歩道は、北口約40メートル、南口約70メートルにわたって設置されていない。

 建設省(現国土交通省)は85年、公共施設などを対象に点字ブロック設置の指針を出した。市などによると、記録が残されておらず、広場の東側の点字ブロックが設置された正確な時期は不明で、設置を主導したのが市かJRかもはっきりしていない。西側の未設置についても、市の担当者は「西側は当時は建物があまりなく、人通りも少なくて設置に至らなかったのでは」と推測する。

 しかし現在は西側にはビジネスホテルやマンション、雑居ビルが建ち並んでいる。視覚障害者らが点字ブロックをたどって駅から西側に行く場合、北口は広場を東側から回って行き、南口は東側から広場をいったん出て、遠回りするしかない。

 県視覚障害者団体連合会の森きみ子会長(62)は「『なぜ西側はブロックが途切れているのか』との声がある。特に初めて訪れた人は地理に不案内で迷ってしまう。早く整備してほしい」と話す。

 国土交通省などによると、点字ブロックの設置は管理者の努力義務で、今回の広場の場合、共同管理している市とJRの両者の判断に委ねられる。市の担当者は「特に要望が市まで寄せられたことがなく、この件に気付かなかった。早期に設置したい」とし、JR九州は「市からの働きかけがあれば協力したい」としている。

 

点字ブロックが途切れているJR佐賀駅北口の西側歩道

毎日新聞   3月7日


発覚!おぞましい「ブラック保育園」の実態

2017年03月08日 02時19分59秒 | 障害者の自立

「保育園不足」に悩む自治体も事実もみ消し?

神奈川県にある認可保育園の園長だったみつこさん(仮名)は2016年、同保育園の運営会社を訴えた。みつこさんは2015年春にA社から採用され、園長として園の立ち上げから勤務していた。そのわずか1年後の提訴。いったい、何があったのか。

現在60代のみつこさんは、保育経歴15年以上のベテランだ。民間の認可保育園長や児童発達支援施設の管理者を務めた経験がある。さらに、公立の障がい者施設、老人介護施設でも働き、福祉に関わり40年の人生である。

みつこさんは小規模保育園が対象とする0~2歳児の子どもたちについて話す。「この年頃の子にはスキンシップが一番です。叱ることなんてありませんよ」「あふれるほど愛情を注げば、あふれた分、大人になったとき、その子は人に愛情を注げる人になる。それが私の保育理念です」。

保育園の園長になってから約半年後に適応障害

こうして半世紀弱のあいだ社会福祉に人生をささげてきたみつこさんだが、園長として働き出してから約半年後の2015年10月に適応障害の診断を受けた。原因の1つは、A社での園長業務の中で毎月80~90時間にもおよぶ残業を続けたことにある。月80時間以上の残業は「過労死ライン」と呼ばれる。この状況で過労死が起これば、因果関係を認められる基準だ。

そもそも、みつこさんの園には必要な保育士の人数がそろっていなかった。驚くべきことに、A社は他県の系列園で働く保育士を、みつこさんの園の職員に仕立てあげて自治体に届け出ていた。こうすることで、実際にはそこで働いていない人の人件費が、A社に補助金として入る。

ただ、実際に職員は配置されていないために、現場では慢性的な人手不足が続いた。みつこさんは、園長としてどうにか現場を回すために一日中働いた。早番と遅番の保育業務を担当しながら、昼の時間帯に園長業務をこなす。残業だけでは間に合わず、持ち帰った仕事もある。

みつこさんに、さらなる苦難が襲いかかる。きっかけは、就職後まもない2015年4月末ごろ、みつこさんのもとに、市内にある系列の大規模園の職員から「園児への虐待が疑われる職員がいる」という相談が寄せられたことだった。

さらに、5月のはじめには、地元住民からみつこさんの園への通報があった。

同じ市内にあるA社系列の保育園で、女性保育士が、園児に対して虐待ともとれる行為をしていたというのだ。

その住民の話によると、近隣の公園で課外活動をしていた際、園児の1人が泣き出したが、付き添いの保育士が「そこでずっと泣いていなさい」と泣かせ続けたのだという。

同じ保育士はほかにも問題行動を起こしていた。「グーチョキパーで何作ろう」という手遊び歌があるが、その保育士は「グーとグーでパンチ!」と園児を叩いていたというのだ。そして園児がよろけると、ふざけた様子で「よろけてるー、お母さんには見せられないけれどねえ」と笑ったという。

その様子を見て「あれはなんだ?」と思った住民は、保育士のポロシャツに書かれた社名とマークを頼りに、みつこさんの保育園と区役所に問い合わせた。

昼寝できぬ子に「動いちゃだめ!」と脅し

さらに、お昼寝の際、寝られない子はおんぶなどして他の子を起こさないようにするのが一般的だが、この保育士は「動いちゃだめ!」と子どもを脅すことで静かにさせていたという。

こうした事実を把握したみつこさんは、大規模園の職員たちとすぐさま市の保育課に通告。翌週に査察が入った。

だが、A社はこうした虐待の事実を揉み消そうとした。この大規模園にはウェブカメラが設置されており、市はA社に対してそのデータを確認して報告するように指導。すると、A社本部は「音声がなく、映像だけなので虐待かどうかわからなかった」と報告(2017年2月7日のみつこさん側の裁判資料による)。結果、市はA社の報告を聞いただけで虐待はなかったと判断した(のちほど、業者がカメラの状態を確認したところ、スイッチすら入っていなかったことが判明した )。

A社内で、虐待問題が正面から取り上げられることはなく、それまでみつこさんに相談していた大規模園の職員らもしだいに口をつぐむようになった。保育士の架空登録の問題も、みつこさんらが引き続き市に相談したことで露呈したが、過払いの人件費を返還するだけで手打ちとなった。

そして、大規模園での虐待を通告したみつこさんは、A社本部からも、大規模園の園長からも目をつけられることになった。大規模園の園長からは、園長会や電話口で一方的に怒鳴られることが何度もあり、挨拶をしても無視された。

長時間の残業もあり、みつこさんはストレスで体調を崩していった。固形物を一切食べられなくなり、体重が激減。結果、2015年10月には医師から「適応障害」と診断された。A社本部に診断書を送ったが、会社側は十分に取り合ってくれなかった。

このような状態にあってもなお、みつこさんは自分が抜けると小規模園が立ち行かなくなると思って仕事を休まなかった。翌11月、医師が2回目の診断書に「大規模園の園長とは、別の人がやり取りをするように」と書いてようやく、他の保育士に対応が交代され、少しずつ体調は回復していった。12月には、A社の社長から「来年もよろしく」と声をかけられ、状況はいい方向に向かっているように見えた。

ところが、2015年も終わろうとするころ、みつこさんはA社から翌3月で退職するようにと言われた。たしかに、採用時の雇用契約は、最大5年まで1年ごとに更新があるというものだ。ただ、A社側はみつこさんに、よほどのことがない限り契約の途中解除はないと伝えていたため、みつこさんは「次年度、更新なし」の決定に大きなショックを受けた。

保護者たちも驚き、本社あてに抗議の電話やファクスを送って“園長を辞めさせないで”と署名活動も行われた。しかし、A社の決定が覆ることはなかった。

「無難なあいさつをしないと、おかしなことになるぞ」

3月、みつこさんにとって最後の保護者説明会が開かれた。説明会前、保護者からは「辞めないで」と泣かれ、社長につめよる保護者の姿もあった。だが、みつこさんは結局、会を欠席することになった。保護者説明会の直前、A社の本部職員から「保護者に無難なあいさつをしないと、おかしなことになるぞ!」と怒鳴られた。動悸が激しくなり、血圧が200以上に急上昇。顔面蒼白になって、たまらず病院に行くことになった。

園を辞めさせられてから、みつこさんは地元の労働組合を通して、団体交渉を行った。平日の夕方にもかかわらず、保護者も子連れで参加して味方をしてくれた。しかしA社の対応はかたくなだった。みつこさんが適応障害のために大規模園の園長に会うことができず、園長会にも出席できなかったこと。これらを理由に「園長の資格がない」と判断したと主張し続けたのだ。

みつこさんは解雇無効の提訴に踏み切り、現在も裁判が行われている。そして実は、みつこさんが契約解除をされた2016年3月には、虐待をしていた保育士と大規模園の園長も退職しているという。

A社に関する取材を進めていくと、さらに驚くべき実態が明らかになった。A社が運営する保育園は大小合わせて10カ所以上あるが、その半数近くで園長が2年以内に辞めているのだ。A社を辞めた園長の1人は、「正義感が強く、本部に意見するような園長たちほど、解雇あるいは自主退職に追い込まれている状況がある」と言う。

さらに、「名ばかり園長」もまかり通っていた。東京23区の場合、認可保育園の園長になるうえでは、認可園での勤務経験1年以上が条件となるが、A社は認可園の経験がまさに1年程度の保育士を園長にすることもあった。もともと園長にするつもりの人が経験不足だったとして、他園の園長にするつもりだった人を園長に据えたが、1年経つと「別の人を園長にするから」と降格人事がされた場合もあった。中には怒って辞めた園長もいたという。

自主的に辞めた園長も、会社の都合で退職を強いられた園長もいるが、いずれも退職金は支払われていないようだ。園長が辞めるぐらいだから、保育士はもっと辞めている。毎月誰かが退職し、毎月別の人が採用されるような激しい入れ替わりが起こっている。

だが、保育士たちが相手にしているのは子どもたちだ。パート保育士が各園にヘルプでまわされることも頻繁にあったが、コンビニのように「隣の店からちょっと手伝いに来た」と保育に入られても、子どもたちはついていかない。1歳児など、人見知りの激しい時期だと、大泣きされて逆に大変になることも珍しくはない。

さらに、A社を退職したある保育士の話によると、みつこさんの園以外でも職員の架空登録と補助金の不正受給は行われていた。自治体の監査があるときだけ、周辺の園から保育士がかき集められ、偽装したシフト表も作られていた。

「待機児童ゼロ」目指す自治体は、強く出られない

保育園の監督責任は自治体(市区町村)にあるが、特に待機児童ゼロを目標とする自治体は事業者に甘い。A社系列の保育園が認可園化されるにあたって、目黒区の「文教・子ども委員会」の議事録(2016年10月12日)には、A社の問題をめぐる区議と保育課担当者とのやり取りが記されている。

区議が「不当解雇の問題を見ていくと、要は不正受給、架空保育士の問題が出てきているが、目黒区で今回認可する保育園では、そうした架空保育士の問題はないんでしょうね」と念押しするが、保育課担当者は「そういった問題はない」という返答を繰り返している。ただ、実際にはこの小規模園でも実際にいない保育士の登録があったことが確認されている。

自治体には園を簡単に営業停止にはできない理由がある。保育の受け皿が突然なくなると、しわ寄せは園児や保護者にいくためだ。どうしても園の職員が足りない場合など、やむを得ず自治体職員が「見守り」として保育に入らざるを得ないこともある。

こうした事情が運営会社を増長させるのは言うまでもない。「ここまでなら自治体から補助が得られる」と、悪質な事業者が自治体の足元を見て次々と参入しているのだ。

A社も拡大路線の事業者の1つであり、保育士の採用が間に合わないにもかかわらず、次々と新規保育所をオープンさせている。

A社の元保育士は次のように語る。「公立の園でも、民間の園でも子どもの命を預かっているのは同じです。それなのに、公立の園だと1歳児4人に保育士1人など、手厚い配置になることがある。民間だと1歳児6人に保育士1人と、『最低基準』のままです。子どもがウンチしていてもオムツを替えられなくて『ちょっと待ってて』と言わなくてはいけない。切ないです。将来の日本を背負っていく0歳・1歳の子どもたちが、人として大切に扱われていないのはおかしい」と訴える。

「自治体が認可している園なのだから、ちゃんと園に入って実態を確認するべきです。そうしないとA社はギリギリのところをすり抜けながら、これからも園を拡大していくと思います」。

2017年03月07日   東洋経済オンライン


福祉用具 優しい工夫満載 県バリアフリー賞 部門最優秀に2点

2017年03月08日 02時06分16秒 | 障害者の自立

流せるポータブルトイレ

 県バリアフリー社会推進賞の表彰式が六日、県庁であり、七人十団体が受賞した。お年寄りや障害者の自立支援などを図る創造的な作品をたたえる福祉用具部門では、後片付け不要の水洗式ポータブルトイレなど工夫を凝らした用具二点が最優秀賞に輝いた。(福岡範行)

 トイレは仮設トイレの製造販売レンタル業「アム」(津幡町)が開発し、販売、レンタルしている「流せるポータくん2号・3号」。便器から延ばしたホースを下水管などにつないで水で流す。電動ポンプを使うため、床下を通す工事をしなくても窓などの好きな場所にホースを通すことができ、トイレの設置場所はベッドそばなど柔軟に選べる。

 一般的なポータブルトイレはバケツに排せつ物をためる方式で、定期的に片付けが必要となり、臭いも出やすいが、これらの課題はポータくんで改善できる。新保昌貴専務は「誰かに排せつ物を片付けてもらう気兼ねもなくなる。受賞を励みに、もっと利用を伸ばしたい」と語った。

 

(上)家具調の見た目の「流せるポータくん2号」(下)洗浄暖房便座を付けられる「流せるポータくん3号」=いずれもアム提供

どこでも使えるテーブル

 もう一つの最優秀は、金沢こども医療福祉センターの作業療法士可長(かちょう)京子さんが作った「いっしょにあそぼ。どこでもテ~ブル」。センターに通園する姿勢を保ちづらい障害児向けの製品で、ベビーカーなどに取り付けて本を置く台などに使える。乳幼児を前向きに抱いたままテ~ブルを大人の腰に固定して一緒に本を読むこともでき、障害のない子どもにも活用できる。

 谷本正憲知事は「バリアフリーという考え方は世の中の常識になってきた」と語り、受賞者の先進的な取り組みをたたえた。

 ◇そのほかの受賞者、団体(かっこ内は受賞対象)【施設部門】最優秀 石川トヨタ自動車、山岸建築設計事務所(石川トヨタ自動車金沢西店)▽優秀 能美市、コスモ計画設計(大成保育園)

 【活動部門】最優秀 平野友明▽優秀 車いす目線から巡る七尾の旅・2015▽奨励 全国パーキンソン病友の会県支部

 【福祉用具部門】優秀 大北岩(リモコン安全操作器具)高松外美子(よだれ・ガード)▽奨励 高田隆二(水やりとうばん)荒木茂(かみぷれす1号・2号)松本忍(ベッド転落予防感知装置)川端鉄工所(くるっとカチットヤマハJWX-1用)金沢工業大FMT研究所(起立着座動作支援装置)大和(食のユニバーサルデザイン)

 
さまざまなものに取り付け可能な「いっしょにあそぼ。どこでもテ~ブル」
 
2017年3月7日     中日新聞