ゴエモンのつぶやき

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容疑者、自殺図った趣旨の供述 愛媛の障害者施設火災

2017年03月14日 02時32分52秒 | 障害者の自立

 愛媛県松野町豊岡の障害者グループホーム「ひだまりⅢ(さん)」で12日未明、入所者3人が死亡した火事で、現住建造物等放火の疑いで逮捕された無職善家千文(ぜんけちふみ)容疑者(49)が、自殺をしたかったとの趣旨の説明をしていることが、捜査関係者らへの取材で分かった。県警は慎重に裏付け捜査を進めている。

 善家容疑者は「自室で火を付けた。間違いありません」と容疑を認めているという。宇和島署は13日午後、善家容疑者を送検した。

 同署によると、善家容疑者は12日午前0時50分ごろ、自室の備品に火をつけて建物を全焼させた疑いがある。出火直後、自室付近にいたところを別の入居者に促され、外に避難していた。別の関係者によると、その際にも自殺をほのめかす話をしていたという。

 施設は地元のNPO法人みこと会が運営。同署によると、出火当時、施設内には精神や身体などに障害がある30~60代の計8人がいた。このうち楮本(かじもと)佳成さん(36)、岡田裕二さん(38)、小谷文子さん(67)と連絡が取れず、同署は亡くなったのはこの3人とみて確認を進めている。

 施設について同署は当初、鉄骨モルタル造りと説明していたが、13日午前に「木造」と訂正した。

2017年3月13日   朝日新聞


激しい火勢、スプリンクラーなく 愛媛の障害者施設火災

2017年03月14日 02時21分43秒 | 障害者の自立

 10メートルにおよぶ火柱、一帯を包み込む猛煙――。12日未明、愛媛県松野町豊岡の障害者グループホーム「ひだまりⅢ」で起きた火災で、3人の命が奪われた。連絡が取れない、入居者の男女3人とみられる。障害者や高齢者向け施設での惨事がまた、繰り返された。

防災無線で火災を知った。助けようとしたが、施設に近づこうにも熱さでどうしようもなかった」。数軒隣に住む向井勝さん(69)は激しい火勢の恐怖を語った。近くの中学2年石倉勘太さん(14)も「真っ赤な炎と真っ黒な煙で、中の様子は分からなかった」、別の男性(66)は「火柱は10メートル、煙は30~40メートルにも達していた」と語った。

 現住建造物等放火の疑いで逮捕された入居者の善家千文(ぜんけちふみ)容疑者(49)は県警宇和島署の調べに「自室で火を付けた」と話しているという。施設は平屋建てで、定員ちょうどの8人が各個室で暮らしていた。署によると、約5年前に入居した善家容疑者は北東の角部屋で生活。遺体は向かい合う3部屋で見つかった。

 地元の鬼北消防署によると出火当時、火災報知機は正常に作動していた。だが、スプリンクラーはなかった。2013年2月に認知症の高齢者が入居するグループホーム「ベルハウス東山手」(長崎市)で5人が死亡した火災を受け、総務省消防庁消防法施行令を改正。障害の程度を6段階で示す「障害支援区分」で4以上の入居者が8割を超える施設などにスプリンクラー設置を義務づけた。

 だが「ひだまりⅢ」はその割合に達しておらず、設置義務の対象から外れていた。施設側は割合が上がることも想定し、今春の設置を目指して取り付け工事を進めていたところだった。

 県によると、ひだまりⅢは障害者総合支援法に基づく県の指定施設で、13年7月に開設。県の定期的な実地指導で大きな問題は見つかっていない。宿直の職員は、別の3棟を含む計4棟を2人で分担していたが、法的には問題ないという。

 県障がい福祉課の担当者は「今回のような人為的な行為を防ぐのは難しい。何が効果的なのか。入居者に火を使わせなくしたり、監視を強めたりはすべきでないし、そうした見方は偏見につながる。防火と安全管理の徹底、注意喚起を検討したい」と話す。

 ひだまりⅢを運営するNPO法人「みこと会」(松野町)は12日に理事会を開き対応を協議。終了後、職員が報道陣に「愛媛県と警察の指示に従い対応していくので、現時点で具体的に答えられない」と述べた。

■「偏見が広まらないか心配」

 障害者団体「DPI日本会議」(東京都)の佐藤聡事務局長は「このような事件が起きると、『障害者は放火する危険な存在だ』という偏見が広まらないか、心配している。障害がなくても放火する人はいる。障害と放火は直接関係がなく、今回の事件も冷静に見てほしい」と話している。

写真・図版 

煙があがる「ひだまりⅢ」=12日未明、愛媛県松野町、近くの住民提供

2017年3月13日   朝日新聞


小池知事「20年につなぐ」 障害者理解目的のパラ駅伝

2017年03月14日 02時14分59秒 | 障害者の自立

 日本財団パラリンピックサポートセンターが主催する「パラ駅伝 in TOKYO 2017」が12日、東京・駒沢陸上競技場で行われた。2020年東京パラリンピックに向けて障害者への理解を目的としたイベントで、小池百合子東京都知事は「パラリンピックの成功なくして東京大会の成功はない。20年につなぐ大会にしましょう」とあいさつした。

 1都13県の計17チームで争われ、健常者と障害者が8区間でたすきをつないだ。優勝した栃木県の「ベリーグッド とちぎ」の車いすランナー、二階堂敬選手は「障害のあるなしに関係なく、みんなで集まることが大事」と話し、4区を走った08年北京五輪陸上代表の赤羽有紀子さんは「駅伝でいろいろな人と関われるのはいいこと」と意義を語った。

 15年の第1回に続き、2度目の開催の今回も1万人を超える観客が集まり、盛り上がりを見せた。

2017.3.12    サンケイスポーツ


募金「復興するまで」 JR守山駅前で障害者の会が活動

2017年03月14日 02時05分03秒 | 障害者の自立

 東日本大震災と熊本地震で被災した障害者を支援しようと、守山市に在住、在学する障害者の会「ホタル」が十二日、JR守山駅前で募金活動をした。

 会は六年前から募金活動を始め、今回で十八回目。これまでに二十六万円以上を集め、被災地に送ってきた。

 この日は十九歳から三十歳までの五人が参加。「募金をお願いします」などと駅利用者に呼び掛けた。発起人の織田千瑛さん(30)は「被災地が復興したと言われるまで、活動を続けたい」と話した。

 募金で集まったお金は、親の会を通じて被災地に届けられる。

 

募金した人(右)にお礼の鉛筆を渡す参加者ら

2017年3月13日     中日新聞


逮捕の入所者「自室で火つけた」 愛媛の障害者施設全焼

2017年03月14日 01時56分41秒 | 障害者の自立

 12日午前1時5分ごろ、愛媛県松野町豊岡の障害者グループホーム「ひだまりⅢ(さん)」から黒煙が出ていると、110番通報があった。鉄骨モルタル造りの平屋約180平方メートルが全焼し、焼け跡から男女3人の遺体が見つかった。県警は入居者の女を現住建造物等放火の疑いで逮捕した。「自室で火を付けた。間違いありません」と容疑を認めているという。

 宇和島署によると、逮捕されたのは無職善家千文(ぜんけちふみ)容疑者(49)。12日午前0時50分ごろ、自室の備品に火をつけて建物を全焼させた疑いがある。出火直後、自室付近にいたところを別の入居者に促され、外に避難していた。約5年前から施設で生活していたという。

 施設は地元のNPO法人みこと会が運営。出火当時、施設内には精神や身体などに障害がある8人がいた。このうち楮本(かじもと)佳成さん(36)、岡田裕二さん(38)、小谷文子さん(67)と連絡が取れず、それぞれの居室で遺体が見つかったため、同署は亡くなったのはこの3人とみて確認を進めている。男性2人は足が不自由で、車いすを使っていたという。

 この日は60代の女性職員が宿直していたが、施設周辺の見回り中に出火したという。敷地内には同様の施設がほかにも3棟あり、職員2人で2棟ずつを担当していた。独立行政法人福祉医療機構のホームページによると、みこと会は松野町で障害者施設4カ所と就労支援事業所などを運営している。現場は同町中心部から北西約1キロにあり、田畑や住宅が混在する一角。

写真・図版 

火事で全焼し、3人の遺体が見つかった「ひだまりⅢ」

2017年3月12日   朝日新聞