ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

措置入院解除後計画手順固める 相模原殺傷事件で県

2017年03月04日 14時46分31秒 | 障害者の自立

 鳥取県は、相模原市の障害者施設での殺傷事件を受け、措置入院解除後の患者を対象にした「退院後支援計画」の作成手順を固めた。2日に県庁で開いた医療機関や自治体の担当者でつくる検討会で了承を得た。4月以降に措置入院になった患者が適用対象となる。

 計画には、通院や障害福祉サービスなど支援内容を盛り込む。保健所が医療機関と連携し、患者の意向を踏まえて作成する。決定後は患者に説明し、福祉事業所など関係先に通知。支援期間は1年とし、3カ月ごとに状況を確認する。

 退院後の居住地が保健所の管轄外の場合には、居住先の保健所と共同で作成。支援中に転出する場合は、患者の同意を得て転出先の保健所や自治体に引き継ぐ。支援を拒否した場合も定期的に患者と連絡を取り、医療機関に通院状況を確かめるよう求めている。

 検討会の会長を務めた原田豊県立精神保健福祉センター所長は「地域での支援を充実させるためのマニュアル。これまでも現場では対応してきたが、関係者できちんと取り組むことを確認できた」と話した。

 2017/03/03    【日本海新聞】

 

障害者福祉視察の13人と別れ惜しむ 3カ国から来県

2017年03月04日 14時11分15秒 | 障害者の自立

 国内の障害者福祉の現状を学ぶため英国、ドイツ、フィンランドから来県した13人を見送る「お別れ会」が大分市のいいちこアトリウムプラザであった。
 一行は各国で障害者の支援活動をしており、内閣府の国際交流事業として2月14~28日の日程で来日。県内では21日から福祉施設の視察を重ね、各地でホームステイをして過ごした。
 お別れ会にはホストファミリーら約40人が出席。受け入れに関わった実行委員会の田島良平委員長(30)=県青年国際交流機構=があいさつ。一行は大分空港に向かうバスに乗り込み、ホストファミリーに手を振って別れを惜しんだ。
 事業は障害者、高齢者、青少年の3分野の福祉に関して毎年実施。来年度、県内は高齢者の分野で受け入れる予定という。

ホストファミリーと別れを惜しむ海外の障害者支援者ら

 ※この記事は、3月2日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。


親なきあと相談室6カ所開設 障害者と家族の不安解消へ

2017年03月04日 13時56分24秒 | 障害者の自立

 県社会福祉事業団(大分市、首藤忍理事長)が、日田市の「地域生活支援センターはぎの」など県内6カ所に「親なきあと相談室」を開設している。障害者とその親が共に高齢化する中で、「親なき後」の障害者の生活について、当事者が抱える不安を少しでも解消できるようにと開いた。

 同事業団はこれまでも日田市など各地で相談業務を行ってきた。ただ、従来の相談窓口では目先の問題解決が最優先で、なかなか将来のことまで話が及ばない。親が亡くならなくても病気などで子どもの面倒がみられないこともあり得る。

 先行きに対する当事者の不安を取り除くには、できるところから準備していくしかない。ただ、「親なき後」の課題は金銭の管理、住まい、日々の生活支援など多岐にわたっている。

 さまざまな課題について一つの窓口で対応するためには、相談員にもそれなりの基礎知識が要る。同事業団は5日間の専門研修を用意し、1期生として21人が研修を受けたという。

 さらに、必要ならば事業団と提携している弁護士や税理士などを紹介する。

 「親なきあと相談室」は1月23日に開設。事業団では先月、最初の1カ月の相談状況について専門家も交えた検討会議を開いた。

 出だしの1カ月の相談件数は34件で、電話による相談が主だったという。「これまで相談するところがなかったから」と開設を歓迎する声もあり、同事業団は「滑り出しはまずまず」などと自己評価している。

 同事業団本部事務局=097(552)1316。

 相談の受け付けは祝日や年末年始を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで。親なき相談室の開設場所は次の通り。

 サポートネットすまいる(宇佐市)=0978(32)1154▼けいせんプラザ(日出町)=0977(72)1721▼ふれあいサロンのぞみ(由布市)=097(547)8162▼ハートフルサポートinなおみ(佐伯市)=0972(28)7333▼地域生活支援センターはぎの(日田市)=0973(24)2451▼ここのえ“夢”ステーション(九重町)=0973(78)8882。

2017年03月03日   西日本新聞


視覚障害者の避難誘導について

2017年03月04日 11時39分49秒 | 障害者の自立

天井の工作物などが落下してくる可能性のある地下鉄コンコース内やデパ地下などでの大地震発生時、避難しようとしたら、視覚障害者の方が立ち止まって白杖を掲げている…。こんな時あなたはどうしますか?

アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスでは、日本でいう小学校2年生くらいの頃から市町村のイベントや人々が集まる機会を活用して、車いすの押し方や視覚障害者の誘導補助方法、また災害時の聴覚障害者に対して避難必要性について具体的に教える方法など、様々な障害者や高齢者のサポートについて学ぶ機会を作っています。

まず、下記のビデオをご覧ください。基本的な視覚障害者のガイド方法が紹介されています。

■視覚障害者のガイド方法
https://www.rnib.org.uk/sites/default/files/How-to-guide-sight-problems.pdf

このようなビデオを見る時には、日常軸ではなく、災害時を想定しながら災害軸を前提にしたマインドで見ること。

例えば映像を見ながら、ガラスやタイルなどの落下物が路上に散乱していたら、どうガイドするべきか?道路の亀裂がある場合、パニック状態の車やバイク、自転車が走っている時、エレベーターやエスカレーターが使えない状態など、状況に応じて、災害時の負荷や物理的な支障を想定&状況予測しながら見ることで、どんな映画や映像でも参考にすることができます。

下記のマニュアルは英語ですが、状況に応じて注意すべき ポイントが具体的でわかりやすいです。

■視覚障害者のガイド方法
https://www.rnib.org.uk/sites/default/files/How-to-guide-sight-problems.pdf

例えば上記マニュアルを災害避難時5つのステップとして読み替えると下記が概要になります。あくまでも参考例ですので、その時の条件や事情によって応用して使ってみてください。また視覚障害者個々によってもガイドの方法が異なる場合もありますので、事前にどの方法が適切かを尋ねてから行ってください。

1.まず、自己紹介をして避難補助が必要か否かを視覚障害者に尋ねます。この際、視覚障害者の意思を確認してから避難補助を行います。また歩き出すとき、止まる時、階段の始まりや終わり、段差などがある時には、事前にわかりやすく伝えると同時に動作のスピードを落として、ゆっくりと補助します。

2.避難補助を行う際に避難補助者が視覚障害者のひじや肩、腕などを持った方がよいか?または、視覚障害者が避難補助者の体の一部を持った方がよいのか?を尋ねます。

混み合った場所や狭い場所では前後に並ぶ形になる場合、避難補助者が右側や左側に入れ替わることもあると思います。

3. 階段はもちろん、道路の段差や角のブロック、地震でできた道路の亀裂、路上や避難動線上の動かすことができない重さの落下物、頭上や顔に当たりそうな障害物などを避難補助者が支障物の数歩手前で視覚障害者に口頭や動作で伝え、上り坂なのか下り坂なのか、何段あるのか、段差の高さ、何が落ちているのか、何がぶら下がっているのかなど、どのように危険で、どうやって具体的に回避するかや注意することを伝えながらガイドします。

いかに事前に具体的に伝えるかが重要なポイントになります。このガイドの練習手法として、普段から視覚障害者に対して目の前で見ていることを実況的に言葉にしたり、文章にしたりする練習をします。災害時でのガイドは危険を予測&回避し、安全を優先して行います。

4. 避難中に疲れて休憩したい場合は、避難補助者が視覚障害者に椅子やベンチの位置のほか、背もたれを触れるようにガイドします。座るときに椅子やベンチが移動するようなホイール付きやパイプ椅子などであれば、視覚障害者が座る前に椅子の背もたれ側を避難補助者が保持し、椅子が動いて転倒しないように支えます。

このようなビデオを見る時には、日常軸ではなく、災害時を想定しながら災害軸を前提にしたマインドで見ること。

例えば映像を見ながら、ガラスやタイルなどの落下物が路上に散乱していたら、どうガイドするべきか?道路の亀裂がある場合、パニック状態の車やバイク、自転車が走っている時、エレベーターやエスカレーターが使えない状態など、状況に応じて、災害時の負荷や物理的な支障を想定&状況予測しながら見ることで、どんな映画や映像でも参考にすることができます。

下記のマニュアルは英語ですが、状況に応じて注意すべき ポイントが具体的でわかりやすいです。

3. 階段はもちろん、道路の段差や角のブロック、地震でできた道路の亀裂、路上や避難動線上の動かすことができない重さの落下物、頭上や顔に当たりそうな障害物などを避難補助者が支障物の数歩手前で視覚障害者に口頭や動作で伝え、上り坂なのか下り坂なのか、何段あるのか、段差の高さ、何が落ちているのか、何がぶら下がっているのかなど、どのように危険で、どうやって具体的に回避するかや注意することを伝えながらガイドします。

いかに事前に具体的に伝えるかが重要なポイントになります。このガイドの練習手法として、普段から視覚障害者に対して目の前で見ていることを実況的に言葉にしたり、文章にしたりする練習をします。災害時でのガイドは危険を予測&回避し、安全を優先して行います。

4. 避難中に疲れて休憩したい場合は、避難補助者が視覚障害者に椅子やベンチの位置のほか、背もたれを触れるようにガイドします。座るときに椅子やベンチが移動するようなホイール付きやパイプ椅子などであれば、視覚障害者が座る前に椅子の背もたれ側を避難補助者が保持し、椅子が動いて転倒しないように支えます。

災害時に視覚障害者を避難補助者が自分の身も守りながら一緒に避難するのは、簡単なことではないと思いますが、上記のポイントを基本に1度でも練習してみると比較的簡単にできるようになると思います。

5つの災害時避難補助の基礎ができるようになったら、下記のポイントも練習してみてください。

・ さまざまなドアの開閉補助(押す、引く、引き戸の扱いなど)
・ パニック時、地下鉄などの自動改札や避難路の誘導補助
・ 普通乗用車やタクシー、バスの乗り方 
・ 複合障害のある方の避難補助方法
・ 盲導犬利用者の避難補助方法
・ 両親とはぐれてしまった視覚障害児の避難補助方法
・ サイド・バイ・サイド(横並びの並列避難誘導)
・ ボックスウォーク(縦並びの縦列避難誘導)
・ 避難補助位置を入れ替わる方法

まだまだ、詳細がありますが、いずれビデオなどにして日本語で具体例を紹介することができればと思っています。

下記も参考にしてください。

■厚生労働省平成23年度障害者総合福祉推進事業
 視覚障害者のための防災・避難マニュアル
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/h24_kentoukai/2/pdf/5_6.pdf

■災害時の視覚障害者支援者マニュアル
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/h24_kentoukai/2/pdf/5_4.pdf

どのやり方が正しいとか間違いではなく、想定内を増やすという意味で、いろんな方法を体験してみることで想定外が減ると思います。

視覚障害者の方々からの活発的&具体的なアドバイスやご意見をお待ちいたしております。

当事者防災とは、災害時における要配慮者である、各種障がいをもつ方とその周囲の方々のための防災対策です。本連載では、世界にあるたくさんの当事者防災のヒントを具体例を挙げながらご紹介し、読者の皆さんとともに一緒になって力を合わせて「お互いの命を守り、みんなで助かる」当事者防災について考えてみたいと思います。

 

 


生活保護の就労支援強化へ 発達障害者などの自立促す

2017年03月04日 11時11分33秒 | 障害者の自立

 生活保護を受けている人の仕事探しを支援する体制が、4月から強化される。発達障害などの人を対象に新たに臨床心理士精神保健福祉士ら福祉の専門家が助言に加わり、自立してもらうことをめざす。厚生労働省が新年度予算案に5億1千万円を計上した。

 生活保護受給者の就労に向けた支援は現在、ハローワークのOBらが担当。合宿方式の研修や面談、就労体験などで、最長1年かけて自尊心の回復や生活リズムの改善などを進める。しかし、発達障害やうつ病で外見上分かりにくい働きにくさを抱えるケースには合わないとの指摘もあった。

 そこで、民間の社会福祉士介護福祉士ら福祉の専門家も支援に加わり、支援計画の作成や心身の健康状態の把握などに努める。就労環境が整えば、ハローワークに一緒に通って実際に仕事探しを始める。

 働けるとみられる生活保護受給者のうち、実際に仕事探しができるようになる人の割合は35・8%にとどまる。厚労省は2018年度までに60%に増やすことを目標にしている。

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