ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

事件を風化させない 元やまゆり園職員が講演

2017年03月28日 03時25分24秒 | 障害者の自立

 相模原の障害者施設殺傷事件で、現場となった「津久井やまゆり園」の周辺住民らが相模原市緑区の公民館で学習会を開き、死亡した19人の生前を記録する活動を続ける元職員の西角純志さん(51)が講演で「事件が風化されることを恐れている。犠牲者の記録を続けたい」と語った。

 住民ら約30人が参加。地域住民らが現在地での施設建て替えを求めているのに対し、小規模施設への移行が望ましいとする障害者団体から異論が相次いでいることについて、西角さんは「地域の人の声も、障害者団体の話も聞いている。つなぎ役として動きたい」と述べた。質疑応答で、住民男性の一人は「やまゆり園とともに生きている地元の意見をもっと取り上げてほしい」と訴えた。

2017.3.27    産経ニュース


改善なるか 放課後等デイサービス 処分・指導93か所

2017年03月28日 03時16分20秒 | 障害者の自立

障害がある子どもの自立に向けた力を養う「放課後等デイサービス」で、人権への配慮に欠ける行為があったなどとして処分や指導を受けた事業所が、制度が始まってから5年間に、全国の32の都道府県などで、合わせて93か所にのぼったことが、NHKの取材でわかりました。

「放課後等デイサービス」は、民間などの事業所が、障害がある子どもを放課後や長期休暇に受け入れ、自立した社会生活を送るための力を養うもので、5年前に制度が導入されました。

利用料の9割が公費で負担されることや、大規模な設備投資が必要ないことから、企業などの参入が相次ぎ、事業所の数は、去年11月の時点で、全国でおよそ9600か所にのぼっています。手ごろな価格で支援を受けられる場として人気が高まり、14万3000人余りが利用しています。

東京・小平市の「ゆうやけ子どもクラブ」には、小学生から高校生まで、およそ20人が通っています。今月17日、子ども7人と近くの公園に野外活動に行きましたが、施設を出たとたん走り出す子や、気になるものに意識が集中して動こうとしない子もいて、安全の確保にとても神経を使うといいます。

おととし1月には、佐賀市で、自閉症の男子高校生が、野外活動で訪れた公園で職員が目を離した隙にいなくなり、およそ8時間後に保護されました。管理責任者は、「衝動的に走り出すことがある障害の特性や、個人的なこだわりを十分に理解していなかった」と説明したということで、その後は、事前に下見をして、危険な場所を把握することにしました。

一方、事業所の運営をめぐるトラブルや不正も相次いでいます。
NHKが取材したところ、制度が始まってから5年間に、人権への配慮に欠ける行為があったなどとして児童福祉法に基づく処分や指導を受けた事業所が、全国の32の都道府県と政令市、中核市で、合わせて93か所にのぼったことがわかりました。

内訳は、指定を取り消されたり、一定の期間、運営できなくされたりした事業所が40か所、改善勧告を受けた事業所が53か所でした。

大阪・堺市では、おととし7月、管理責任者の女性が、11歳から14歳の子ども3人を自宅に連れて行き、風呂場や犬小屋の掃除をさせていたことが明らかになりました。この管理責任者は、子どもの前で、ほかの職員を大声でどなり、泣き出す子や、食べたものを吐いた子もいたということです。堺市は、子どもへの虐待にあたると判断し半年間、新たな利用者の受け入れをできなくする処分にしました。

国は、一部の施設で、障害の知識や支援の経験がない職員が多いことが、サービスの質の低下を招いているとして、新年度から、職員の半数以上を専門的な知識や経験がある児童指導員や保育士とすることや、管理責任者が、障害がある子どもの支援を3年以上経験していることなどを義務づけることにしています。

一方で、障害に応じた手厚い支援をするには、多くの職員やスタッフが必要で、人件費がかさみます。現場からは、事業所の運営を維持しながら十分な対応ができるのか、不安の声も聞かれます。

「ゆうやけ子どもクラブ」代表の村岡真治さんは「知識があれば、一気に子どもがわかるかというとそうではない。国の基準だと、子ども10人に職員2人でよいことになっているが、うちは6人から7人でやっているので、手厚くしようとしたら運営が厳しくなる。子どもの内面にじっくり寄り添いながら活動することが評価されるような仕組みにしてほしい」と話しています。

一般社団法人日本発達障害ネットワークの市川宏伸理事長は「事業所の中で、非常に頑張っているところとそうでないところをきちんと分けて、国として支援していくことが大事なのではないか」と話しています。

3月26日   NHK


「私は生きている」 四肢まひの女性、聞き書き出版

2017年03月28日 02時57分47秒 | 障害者の自立

 四肢まひのため障害者施設「神戸愛生園」(神戸市須磨区友が丘1)で暮らす古舞(ふるまい)理恵さん(51)が、協力者の聞き書きによって7年間したためたエッセーを本にまとめ、自費出版した。言葉を聞き取ってもらうことは「苦手」で「しんどい」と言うが、それでも「伝えたい」と、38編を紡いだ。(金 慶順)

 古舞さんは脳性まひにより四肢が不自由で、高校時代から同園で生活する。2010年、障害者の社会参加を支援するNPO法人「ほっとぽっと」(長田区庄山町2)の森岡千代代表(67)が同園を訪れて2人は出会い、意気投合した。

 時間をかけながらも好きなこと、悲しかった思い出などを話す古舞さんの姿に「もっと伝えたいことがあるはず」と森岡さんは感じ、月1回、寄稿を依頼した。1編は数百字程度だが、森岡さんが聞き取り、ニュアンスを確認しながら文字に起こす作業は1~2時間に及ぶという。

 エッセーでは「わたしの春はなつかしい人を思い出すきせつです」と施設を去った職員や亡くなった祖父を思い、姉の結婚式に出られなかった日を「私がいない方がいいのかなと、くやしかった」と振り返る。このほど須磨区役所で開かれた、ほっとぽっとの朗読発表会にも出演し、「おとうさん」と題した1編を朗読。「お父さんみたいな人が理想のカレです」と読み上げた。

 発表会の前、「どうして本を作ろうと思ったの?」と森岡さんが尋ねると、古舞さんは目を閉じて力を込め、言葉を絞り出した。

 「いろ、んな」「ひとに、よんで」「わたし、いき、いるって、しって」。途切れ途切れの言葉を、森岡さんはじっと耳を澄まして拾う。「いろんな人に読んでもらって、私は生きているって知ってほしい?」。確認すると、古舞さんは笑顔でうなずいた。

 エッセー集「りすさんの ちょっときいて」(93ページ)は640円で500部を印刷。ほっとぽっとTEL078・766・1356

古舞理恵さん(左)の言葉を森岡千代さん(右)が聞き取って文字にし、エッセー集を完成させた

2017/3/26    神戸新聞NEXT


誰もが生きやすい社会に 「自閉症啓発デー」へ 東さんらが知事訪問

2017年03月28日 02時49分52秒 | 障害者の自立

 国連が定める「世界自閉症啓発デー」(四月二日)を盛り上げようと、障害者らの創作活動の支援に取り組む社団法人「Get in touch」理事長で女優の東ちづるさんらが都庁を訪れ、小池百合子知事に協力を呼び掛けた。

 東さんはじめ、ダウン症のアーティストや車いすのダンサーらはイメージカラーの青のTシャツ姿で、踊りや歌を披露。東さんが「障害者も少数者も、誰もが生きやすい社会を目指している。協力してもらえるとうれしい」と訴えると、小池知事は「自分の得意なところを生かして多くの人に勇気を与えてください。私も応援したい」と話した。

 当日は、東京タワーや渋谷区役所などが青色にライトアップされるなど、各地でイベントが実施される。都も昨年に引き続き、二~八日に都庁をライトアップする。

写真

世界自閉症啓発デーをPRする小池知事(右から3人目)ら

2017年3月26日   東京新聞


障害乗り越え新たなチャレンジ

2017年03月28日 02時47分06秒 | 障害者の自立

 障害を持ちながら音楽活動を続ける甲府市の白井麻里奈さんが26日、初めてのピアノコンサートを開いた。
 コンサートを開いたのは甲府市の白井麻里奈さん(22)とその家族。障害を持つ麻里奈さんは幼いころから音楽が大好きで家族と音楽活動を続けている。
 指先が不自由なためピアノ演奏ではなく、歌を披露することがほとんどだったが一生懸命練習する麻里奈さんの姿を見て、今回初めてピアノリサイタルを開いた。
 26日は麻里奈さんのソロ演奏2曲を含む9曲を演奏した。麻里奈さんの母・佐喜子さんは「障害者も目標を持って生きていることを伝えたかった」と話している。

[ 3/26 17:58 山梨放送]