障害のある人もない人も楽しめる落語会「ひとにやさしい落語の祭典~ぱらりんらくごぴっく」が5月15日、大阪市中央区のワッハホールで開かれる。障害者らが地震に遭遇したら、というテーマから考えた落語などが披露されるといい、主催者側は「(障害のある人もない人も)バリアフリーになれる会にしたい」と意気込んでいる。
落語家の桂福団治さん(69)が会長を務める「日本手話落語協会」(大阪市阿倍野区)の主催。「ぱらりんらくごぴっく」は、福団治さんと弟子で全盲の落語家、桂福点さん(42)が、阪神淡路大震災15周年に合わせて演じる新作リレー落語「YURE」のテーマと出演者の顔ぶれに、今年が冬季五輪とパラリンピックイヤーであることを重ね合わせて福団治さんが考えた造語。
「YURE」は現在を舞台に、ハイテクマンションに住む3人の障害者が大地震に遭遇。パニックになりながらも…というお話。福点さんが前半、福団治さんが後半を演じる。
「阪神淡路大震災から15年、あのとき障害者が何に困り、どう乗り越えたかを語り継ぎたいという師匠の思いが、この落語になりました。重くなりがちなテーマですが、手話も含めて師匠ならではの技が出て、笑いもたっぷりあります」と福点さん。
福団治さんは「障害のある人もない人も関係なく、生の落語の舞台に触れてもらい、帰るときに『おもろかった』とバリアフリーになってもらえる落語会にしたい」と話している。
他に、福団治さんの手話落語の弟子で、聴覚と言語に障害のある宇宙亭福だんごさん、元保育園長の宇宙亭きららさん、元聾学校教諭の宇宙亭笑任さんが出演、バリアフリーの味付けをした持ちネタを演じる。
午後2時、午後6時半開演の2回公演。前売り2500円(当日3千円)。問い合わせは日本手話落語協会((電)06・6622・7848)。
MSN産経ニュース
落語家の桂福団治さん(69)が会長を務める「日本手話落語協会」(大阪市阿倍野区)の主催。「ぱらりんらくごぴっく」は、福団治さんと弟子で全盲の落語家、桂福点さん(42)が、阪神淡路大震災15周年に合わせて演じる新作リレー落語「YURE」のテーマと出演者の顔ぶれに、今年が冬季五輪とパラリンピックイヤーであることを重ね合わせて福団治さんが考えた造語。
「YURE」は現在を舞台に、ハイテクマンションに住む3人の障害者が大地震に遭遇。パニックになりながらも…というお話。福点さんが前半、福団治さんが後半を演じる。
「阪神淡路大震災から15年、あのとき障害者が何に困り、どう乗り越えたかを語り継ぎたいという師匠の思いが、この落語になりました。重くなりがちなテーマですが、手話も含めて師匠ならではの技が出て、笑いもたっぷりあります」と福点さん。
福団治さんは「障害のある人もない人も関係なく、生の落語の舞台に触れてもらい、帰るときに『おもろかった』とバリアフリーになってもらえる落語会にしたい」と話している。
他に、福団治さんの手話落語の弟子で、聴覚と言語に障害のある宇宙亭福だんごさん、元保育園長の宇宙亭きららさん、元聾学校教諭の宇宙亭笑任さんが出演、バリアフリーの味付けをした持ちネタを演じる。
午後2時、午後6時半開演の2回公演。前売り2500円(当日3千円)。問い合わせは日本手話落語協会((電)06・6622・7848)。
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