続いて独立分詞構文について

2006年04月17日 19時19分23秒 | 分詞
従属節の主語が、主文(主節)の主語と同じ場合は、文章を簡略化すれば分詞構文になります。では、従属節の主語と主文の主語が同じではない場合に、文章を簡略化すればどうなるか?答えは独立分詞構文になるです。
具体例を挙げます。

 The origin of Homer's Iliad have remained a mystery for 2,500 years,both the work and its author enmeshed in mythology ,religious interpretation,and tribal history.

ホーマの「イリアッド」がどうしてできたのかについては2500年間なぞに包まれたままです。その作品もその作者についてもともに、神話、宗教的説話、部族の歴史のなかに巻き込まれています。(訳がうまくないと思われますが)
この文章で、both the work and its author enmeshed in mythology ,religious interpretation,and tribal historyが独立分詞構文です。主文の主語は、The origin of Homer's Iliad です。従属節の主語は、both the work and its author です。もとは、while both the work and its author have been enmeshed in mythology ,religious interpretation,and tribal historyだったのでしょうが、文章を簡略化したかったので接続詞をはずした。従属節の主語は主文の主語と同じでないからはずせないので残した。have been enmeshed はenmeshed にした。(have been enmeshedのところが受身でなければ現在分詞になった)

enmeshは網をかける、巻き込む等々。

分詞構文の場合は元の形がどうだったかがわかればいいのです。
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