ある初夏の晴れた日に
公園近くで 親子を見かけた
父親とその息子だった
父がハンドル握る自転車の
荷台に 小学生らしき少年が
手慣れたように素早く乗った
乗るとすぐ 父親の肩を
両手で掴んで 走り去った
やがて親子が難しくなりそうな
年代に見えた少年は
父親を信頼しきって
その背にくっついていたように見えた
父親の背中に あんなにくっつけるのは
あと何年だろう…
やがて その厚い壁にぶつかり
乗り越えようと もがく日もやって来よう
でも それでいいんだ
それが 成長の証なんだから
そして またその子が大人になり
父親になって 我が子と向き合う時に
きっと 自分の遠い思い出と感触を
懐かしく憶い出すことだろう…
あの自転車の荷台と 父
親の背中の温もりと共に
PS 2007.5.30 草稿
公園近くで 親子を見かけた
父親とその息子だった
父がハンドル握る自転車の
荷台に 小学生らしき少年が
手慣れたように素早く乗った
乗るとすぐ 父親の肩を
両手で掴んで 走り去った
やがて親子が難しくなりそうな
年代に見えた少年は
父親を信頼しきって
その背にくっついていたように見えた
父親の背中に あんなにくっつけるのは
あと何年だろう…
やがて その厚い壁にぶつかり
乗り越えようと もがく日もやって来よう
でも それでいいんだ
それが 成長の証なんだから
そして またその子が大人になり
父親になって 我が子と向き合う時に
きっと 自分の遠い思い出と感触を
懐かしく憶い出すことだろう…
あの自転車の荷台と 父
親の背中の温もりと共に
PS 2007.5.30 草稿