頼みもしないのに‥
（野草、新型コロナ）
（ 画像は 今年購入したメダカ 7.22 ）
通院のため
自転車で
大きな橋を渡っていると
車道と自転車道の間に
草がせい高く生えていた
ちょっとした隙間に
いつの間にか種が飛んで来て
芽を出したのかもしれない
そのあと何ヶ所かに
何本か ポーンと
背高く伸びきっているのを
見つけた
栄養や水はどこから
強い風に吹かれたのに
などとつい要らぬことを
考えてしまった
昨年から 私は
多肉植物を育てているが
育てやすいと言われながら
時々枯らしてしまうものもある
それを見て
育て上手のカミさんは 笑う
また 昨年から
あることから
メダカも飼うことになった
夫婦で近くの道の駅を訪ねたら
ちょうどそこで 業者さんが
メダカ掬いをしていたので
そんなことが大好きなカミさんは
さっそくチャレンジして
何と五匹もゲットしたのだ
（驚いたメダカ屋さんは
おまけに1匹追加してくれた）
そのメダカを飼いだして
一時期は2倍、3倍も増えたが
春を迎える頃には
水管理が不味くてか
ドンドン死んでいき激減した
（一緒に飼っていたヌマエビも
とても増えたが 後で激減した）
そして 今夏
近くのディスカウントストアで
二度手に入れて追加したが
次々に亡くなり
卵もほとんど産まない状況に‥
生き物って 植物って
育てるのは奥が深いし
難しいと痛感した
命あるものを育てることを
舐めてはいけないと思う
野の草や 空き地の草は
頼みもしないのに
逞しく芽を生やし伸びてゆく
バッタやセミなどは
頼まれもしないのに
成長して 相手を見つけて
繁殖しこの世を去ってゆく
そして今
世界中で
「頼まれもしない」のに
あのコロナウイルスが
中国の武漢で発生し
あっという間に
たちまち国内外に蔓延して
半年ぐらい経った今でも
まだ脅威を奮っている
アフリカから中央アジアまで
飛んで来ているバッタもそうだ
誰も「頼みもしない」のに
爆発的に繁殖して
飛行ルートの地域の植物を
食べ尽くしている
ps 2020.8.7 草稿
最近、細菌やウイルス、
いわゆる農業の害虫などが
頼まれもしないのに増殖し
世界各地で暴れている
だけど よく考えれば
私たち人間こそ
他の生き物や植物、そして
この地球から 何も
頼まれもしないのに
勝手に大地を耕し
植物や燃料を燃やし
川や湖や海を埋め立て汚し
地面や空気を汚し
アスファルトやコンクリートで
覆い尽くし 温暖化を招いている
地球や他の動植物たちからすると
頼みもしないのに ヒトが
勝手に開発、生産、焼却、
廃棄をしていると思っているだろう
未来の子どもたちは
私ら大人にどんなことを
頼みたいと考えているだろうか
