秋の文芸(その3)*令和6年11月(12/2公開)
( 川そばの小さな公園の紅葉🍁 12/2 )
🍂ベンチ見て日向と日影迷ふかな
夏日続きの後の秋風
※10/20 今年の夏は ことのほか暑くて 10月の半ばになっても 夏日の日がある それでも 今日は 珍しく北からの涼風が吹き込んで ようやくの秋を迎える ただ今回の涼秋も 短くて 直ぐに暑い日が訪れるそうだ
🍂樹が騒ぐ枝はザワザワ揺さぶられ
涼しき風にさざめくやうに
※10/20 北の気団が ようやく南の気団にまさって 日本列島を南下中だ そのせめぎ合いの中で 風が生まれ ここでも時折り激しく吹き荒れている あの木、この木が 次々にざわつき そして 撓い(しない)、サワサワ、ザワザワと浮き足立っているようだ
🍂治療待つ歯で噛むリンゴベンチにて
ようやくの秋木犀香る
※10/26 ちょっと拘りのある私は 長い間歯の治療などを避けていた それが数年ほど前に ある病院の支援とお世話で こだわりがほどけてきた しかしそれでも 治療となると どうしても緊張感は生まれてしまう だからその気持ちをどうにか和らげ逸らす術を考えている
🍂神無月忘れた頃に香り来て
金木犀の花を探せし
※10/26 今年の「夏」は 殊の外キツくて長くて 10月も下旬になって 金木犀が ようやくひっそりと咲き出したようだ つい忘れるところだったので 私は慌てて 金木犀の花を探したことだ
🍂アプリから秋を知らせしスタンプが
迷いしゲット短き秋に
※10/26 先日 黒猫の「スタンプ」の紹介があって それぞれに可愛いし コインで買おうかなと思ったが 果たしてこれらのスタンプが 何度使えるだろうと思案し迷った もう少しひんやりするまで
ゲットするのを伸ばそうと考えている
🍂ラジオにて藁焼きのこと耳にして
父等と焼いた畑焼き思ふ
※10/26 芋や西瓜などの収穫、それに稲刈りが終わる頃 田舎のあちこちでは 初冬の時期まで 藁焼きや籾殻焼きが行われていたのを思い出す 下校時の道々 煙があちこちから漂ってきて 煙さと共に 秋や初冬の訪れを そこはかとなく感じたものだ 収穫の安堵感と多忙から逃れた、やがてくる年末年始への期待とないまぜになって 寂寥感と期待感と‥
ps 2024.11.5 草稿 11.2 改稿
今年の秋は 殊の外短期だった それでも ヒトが招いた気候変動かも知れず 我らはただ耐え忍ぶしかないのだろう 昨日まで 世界のプラスティック生産や廃棄を減らそうという話し合いが 釜山で行われたが 宣言がまとまらず先送りになってしまったようだ 更に 二酸化炭素の排出はもちろん ピーファス(PFAS)などの有害廃棄物の問題も 私らの眼前に立ちはだかっている さて、どうする⁈我ら人類は?