谷川俊太郎さん(詩人)死去*11月13日*92歳
( 谷川さん共著の書籍「スヌーピーのひみつ A to Z」(新潮社刊) の画像12/10 )
谷川俊太郎さんは
戦後活躍した日本の著名な詩人だ
(1931年(昭和6年)生まれ)
父親は
哲学者で有名な谷川徹三さんだが
俊太郎さんは 大学受験をいやがり
その代わりに「詩作」の道に進んだ
(若い頃 谷川さんは 欧米を長期旅行されアメリカ漫画「ピーナッツ」の翻訳までされるなど 英語を独学されたようだ)
ずっと前に そのことを知り
自分の気持ちに素直で
社会の通念に拘らない人だなあと
当時の私は 谷川さんをそう思った
少年時代に ワクワクして視聴した
テレビアニメ「鉄腕アトム」の主題歌を作詞されたが 元気をもらう歌で
僕の好きな歌の一つだ
アメリカ漫画「ピーナッツ シリーズ」や絵本「スイミー」の日本語訳でも
広く知られているが 私が
初めて「ピーナッツ」の翻訳を知って
「えっ、詩人で漫画の翻訳って?」と
いささか驚いたことを覚えている
私は 詩の「生きる」や「スイミー」、「ことばあそびうた」が心に残っている
(詩「もこ もこもこ」や「さようなら」「朝のリレー」「二十億光年の孤独」などは いつかまた読んでみたい作品だ)
詩のボクシングの企画も面白かった
俊太郎さんは 書くことはもちろん
口に出して読むこと、聞くことも
すごく大事にされた
(音楽への造詣も深かったし ことばのリズム感を大事な要素として活用された)
30年くらい前だろうか 熊本市で
詩と言葉についての対談が
催されたので 聞きに行った
話の内容は 殆ど覚えていないが
谷川さん独特の言い回しや
やや鼻濁音がかった澄んだ声の
歯切れよい江戸っ子弁?は
今でも私の耳に残っている
晩年まで各分野の方々と
広く交流されていて
熊本在住の詩人・伊藤比呂美さんと
「対談集 ららら 星のかなた」を
発刊されたばかりであった
(中央公論社 2024.9.19刊)
ps2024.12.11 草稿
私の母は昭和5年(1930年)生まれで
谷川さんと殆ど同時代に生きた
あの時代を 軽やかで柔軟に生きた
谷川さんは驚異的ですらある
国民的な詩人であった谷川俊太郎さんの死去に際して 熊本の地にて ここに改めて哀悼の意を表します(白川のカエル🐸)