ゆうっくりと歩む
十二歳を過ぎた愛犬が
お気に入りの広場に向かって
ゆっくり ゆっくり歩む
五十肩やら膝痛やらで
あまり無理がきかない私も
愛犬のペースに合わせて
のんびり ゆっくり歩む
この後 そんなに急ぐ用事もなく
ふたりは 梅雨合間の涼しい風に吹かれて
ゆうっくり ゆっくり歩む
帰り道 立ち寄った公園で
ちょっと走り回った愛犬は
ゼイゼイと息切らして
でも 満足そうな顔をして
早足気味に 私と家路を急ぐ
今しかない大事なひとときを
ふたりして 味わいながら
影を並べて 我が家へ帰る
PS 2008.6.30 草稿
K新聞のコラムに 高木 譲さんという詩人が
「ゆっくりの道」という随筆を寄稿されている
読んでいて 肩の力が抜けて ほっとする話が多い
いろんなことを忘れて 愛犬と ゆっくりのんびりと
歩いてお散歩するのが 私は大好きだ
その間は 私の至福のひとときだ
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