自転車で 細い歩道を走っていると
上の方から 何やら 可愛い声がする
何だろうと思ったら
ツバメの子がいるのよ
って 妻が
後ろの自転車から言った
すぐに上を見上げたら
小さなツバメの巣があった
子どもの頃から 我が家の軒先で
よく見かけていたツバメの巣
ツバメは 神様のお使いだから
いじめたり変なことをしたらいかんよ
って よく両親は言っていた
ぼくは
ツバメの羽や頭や胸を見て
何だか神々しいような気がした
だから 今年も軒先に
ツバメの番(つがい)が
巣作りを始めるとうれしくなった
石投げなんか絶対にしなかった
ツバメは 稲の害虫を食べてくれるから
農家の両親は きっと感謝の気持ちで
ぼくたちに そんなことを言い聞かせていたのだろう
休みの日の散歩で
ツバメが 何度も低く低く
弧を描くように 行ったり来たりして
かっこよく 飛んでいるのを見た
あんなに速く飛んで
ほんとに虫が捕まえられるのかしら と
ぼくは 半信半疑になった
ツバメたちよ
本当に お前たちは すごい鳥なんだね!
PS 2008.7.7 七夕の日に草稿 画像は後日追加の予定
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