夕食後 風呂に入ろうとして
電灯のスイッチを入れたら
カチッと音だけして つかない…
いやな予感がして
ガラスの外蓋を外し 電球を調べたら
やはりフィラメントが切れていた
何年も使ってきたこのレトロな電球
今では 省エネから敬遠されがちな電球
でも あたたかい色調で ほっとする
さっそく 予備の電球に換えて
外蓋をはめようとしたら
今度は パキッと音がした
また いやな予感がして調べたら
蓋のネジ部分が割れている
いいや 誰かが割ってしまったのだ
このおれか または 家内か…?
初めはそれぞれに 自分ではないと
暗に自己主張(弁護)していたが
互いに相手を責めることになったら
二人の関係にヒビが入りそうだったので
結局
割れる時期だったのでそうなったのだ
早めに部品を交換しよう
ということになった
白黒の決着つけるのも いいけれど
うやむやに ことを流すことも
夫婦の場合は
却ってベターな選択になることがある
私は 今 五十肩で ちょっと辛い
でも 器官の交換なんかできはしないし
今日まで 五十数年もの間
実に律儀に 愚痴ひとつ言わないで
私のために働いて来てくれた身体だ
どれ ひとつ
レトロな灯りの中で
入浴剤入れたお風呂に浸かって
今日の疲れをとることにしよう
2008.6.11 草稿
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