哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

“コンチワ”

2010-05-02 22:44:02 | 出来事
      [先日のハイキングの途中にあった海沢橋のお地蔵さん。苔が帽子みたいになっていた。]


先日の「白丸ダム」トレッキングツアーから・・・・・。

新緑も気持ちよかったですが、もう1つよかったこと。

「コンチワ!!」

ハイキング・トレッキングでは1つのマナーである「あいさつ」

登山道・遊歩道をすれ違う際、お互いに声を掛け合ってお互いの安否、あいさつを交し合うことによって同じ空間を共有して気持ちよく歩くことがさらに出来ます。

まあ山の“社交辞令”“礼儀”ですよね。

特に年配のかた(山歩きのベテラン)にあうと、どちらともなく「コンチワ」と声がでます。

若そうな人でも(たとえ視線が合わなくても)こちらから「コンチワ」と声をかけると、小さな声で「コンチワ」と返ってきます。

そうそれでいいんです。こんな大自然の中にいる見ず知らずの人同士ですが、すれ違うさいに“なにもなく”すれ違うことほど“不自然”なものはありません。

街中では、見ず知らずの人から突然声をかけられると、「ドキッ」としちゃって“なんだこの人”ってなっちゃいますが、自然の中では違います。

お互いにゴク自然に声を掛け合えばなおさらいいのですが、こんなときこそ“自分のなかに閉じこまらないで”すれ違いざまに声をだすと気分も晴れていい気持ちになるんじゃないかな。強制ではありません。大きな声でなくてもいいんです。社交辞令でいいんです。無視されることだけは“なんかいやです”

新緑の萌える“ちょっとしたハイキング”でしたが、すごく後味がよかったのはすれちがう人みんながみんな声をかけあって「コンチワ」してくれたことかな。

自然の中から、雑踏のある自宅の実生活に戻ってきて、ふと思い返したことでした。

「コンチワ」ってとても“人間味”のあることばですね。
コメント
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