哲ノート

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悋気の独楽 -鈴本十二月中席-

2015-12-18 23:23:37 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今年最後の寄席は鈴本演芸場から…(昨年も鈴本で「芝浜」を拝聴しました)(毎年チェックをかかせません。スケジュール開けとかないと)

十二月の中席昼の部はお目当てが次から次と演壇にあがる“お徳”な一席です。

来週になると“外回り”が多くなり、毎日の寄席に出られなくなるくらいいそがしくなるからかな…と。

今席もさん喬師匠、三三師匠、市馬師匠…と、今年ラストを締めくくるには、これはこれは見逃せません。



前座さんの「子ほめ」から始まり、初天神、悋気の独楽、幇間腹、粗忽長屋、替わり目、掛け取り、動物園、時そば、文七元結まで内容も充実したものに…

市馬師匠の喉が冴えわたる「掛け取り」、三三師匠のとぼけた風貌がさえる「粗忽長屋」、さん喬師匠の安定した「時そば」トリの花緑師匠の花緑流の「文七元結」と豪華な演目のなかで、

今日は…燕路師匠の「悋気の独楽」が秀逸でした。

燕路師匠のその風貌から「小僧さん」「丁稚」なんて思い当るが、この「悋気の独楽」では小増の長吉にぴったりはまり、

そのテンポと小気味よさが観客をぐいぐい話の世界に引きずりこんでゆきました。



今年は浪曲を含めて10回の寄席通いでした。

鈴本八月中席でのさん喬師匠の「牡丹燈籠」が今年一番かな…

池袋演芸場ではホンキートンクさんにいじられたり、にゃん子さんにしかられたり…と、おおいに寄席を楽しんだ一年でした。

新年は末廣亭二の席から始めたいと思います…。
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