哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

池之端 六龍鉱泉に浸かる

2015-12-21 22:08:46 | 銭湯・温泉
上野の広小路から上野の山の脇に沿って「動物園通り」があります。

上野の西郷さんから辨天堂、動物園の西園と東園、森鴎外の居住地跡の水月ホテルを過ぎたところに銭湯があります。

 

「六龍鉱泉」

黒湯と熱い銭湯で有名だそうで、ここ上野から根津にかけての下町の風情・生活感漂う身近な銭湯です。(ホント生活の近くにこんなお風呂があるなんてうらやましい限りです)

浴室に入ると、正面には錦帯橋の大きな絵画が…浴槽が2槽だけの構造ですが洗い場も含めて広くて開放的です。(水風呂とかシャワーとはありません)

2つの浴槽は両方とも黒湯で透明度は50㎝くらいで真っ黒よりも茶褐色です。

そして湯温は普通でも44度くらいでしょうか、熱いのは(今日は)47度くらいあるようです。

前回の「蒲田温泉」で熱いなぁ…と思っていたらまだ上には上があるようで、でも熱いのは好きなんで、そぉぉぉぉっと足を忍ばせて入湯しました。

ちょっとカラダを動かすとシビレるような熱さですが、すぐカラダがなれて「あ~いぃ気持ちぃぃぃぃぃ」

熱めの浴槽は深くなっており、浴槽内で立つとちょうど胸あたりまでまでになって、いやが上にもどっぷり浸かる状態に…

熱めの湯で、下町気質から早湯にしてもカラダはポッカポカに、気負付けなきゃいけないのは湯船から出てすぐ歩き出すと、熱さからフラフラしちゃうくらいです。

(気負付けないとフラフラして伸びちゃうかも…)

なんどか出たり入ったりしてゆっくりと心地よい熱い黒湯を楽しみました。

浴室を出てからもなかなか汗が引かないので、脱衣所でカラダの汗がひくのを待っていると「試験検査書」なるものが掲げられていました。

「昭和六年十月十五日 東京市衛生試験所 発行 六龍鉱泉 試験検査書」

(住所なんか 東京府東京市下谷区上野花園町十四番地ですもの)

重炭酸泉で珪酸メタとアムモニウムが多く入っているようで、カラダへの効用表もまさしく“年代物”です。(汗が引くまでじっくりと拝見させていただきました)

とうとうカラダはポッカポカの状態で上野の街にくりだしました。(いいお湯でした。また行こう…)

コメント
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