旧中山道をトコトコと北上して、もうすぐ板橋の宿というところに「稲荷湯」さんがあります。
東京で最古の銭湯とも言われ、某映画のロケ地になったことでも有名です。
旧中山道のの街並みからヒョイと路地裏に入ったところにあり、宮造りのりっぱで由緒ある銭湯ですが、まわりの情景にすっかり溶け込んだ地元の銭湯です。

下足箱に靴をいれて、男湯と書かれた方から引き戸を開けると、番台に座ったおかみさんから「いらっしゃいませ…」と明るく声をかけられました。(あのドラマの雰囲気)
格子状の天井、番台から脱衣所、浴室内まで見渡せる解放感或る明るい雰囲気、まさしく「共同風呂」まさしくこれですね。
浴室内に入ると目に飛び込むのは(お約束の)富士山
「河口湖 27.11.28」なんてペンキで書かれています。「昭和27年ものだよ!!」
桶もここのは(おなじみの)ケロリンの桶ではなく、木の桶が使われています。
湯船は3槽あって、あつ湯は46度、真ん中のは42度、ぬる湯は38度 井戸水を沸かす白湯です。
カランでカラダの汗を流し、まずは真ん中の湯へ…、42度のいい湯加減、「うぃぃぃぃ~ん」と、おもいっきり足を伸ばしてカラダの疲れを開放します。
いい気持ちで暖まったところで、「あつ湯」へ…。
まあ蒲田とか六龍鉱泉とか改正湯で熱さを知ってますんで、「平気平気…」と底が深い湯船のなかへ…。
「下半身がヒリヒリ痛ぇぇぇ、ホントこれ46度かよ!!」
熱いんでお湯をゆらさず入れればいいのに、なんとブクブクボコボコと泡風呂になっています、湯が動いて波が絶えずカラダにあたるもんだから、熱いのなんの…、
湯温以上に熱く痛く感じちゃうようです。1、2分でたまらず湯船から出て、こんどはぬる湯へ…。
まあこちらは“かぜひいちゃうくらい”のぬるさ…。
まあなんどか湯船をあっちいったりこっちいったりとしているうちに、近所のおじさん、おじいちゃんの元気なおしゃべりが耳にはいってきました。
そういえば番台のおかみさんも、男湯・女湯のおなじみのお客さんと絶えず会話を楽しんでいたっけ…。
そうです、この銭湯は絶えず「コトバ」に満ちあふれているのです。(もちろんこの銭湯に限りませんが…)
近所づきあいをできるだけ無視して、他人に不干渉な風潮がはびこる世の中、ここには常にコトバが飛び交っており、お互いのカオとカオがあり、
「おつきあい」「おたがいさま」というつながりが当たり前のように存在するのです。
あ~い~湯だなぁ。こんな銭湯がウチの近くにあればなぁ…。
「わ」の木札があります。「沸いているよ!!」の木札です。
銭湯を出て旧中山道を板橋の駅へ…夕刻の電車に乗っても汗が引かずカラダはポッカポカの状態。
気持ち良い汗と爽快感・解放感を家まで持ち帰りました。
東京で最古の銭湯とも言われ、某映画のロケ地になったことでも有名です。
旧中山道のの街並みからヒョイと路地裏に入ったところにあり、宮造りのりっぱで由緒ある銭湯ですが、まわりの情景にすっかり溶け込んだ地元の銭湯です。



下足箱に靴をいれて、男湯と書かれた方から引き戸を開けると、番台に座ったおかみさんから「いらっしゃいませ…」と明るく声をかけられました。(あのドラマの雰囲気)
格子状の天井、番台から脱衣所、浴室内まで見渡せる解放感或る明るい雰囲気、まさしく「共同風呂」まさしくこれですね。
浴室内に入ると目に飛び込むのは(お約束の)富士山
「河口湖 27.11.28」なんてペンキで書かれています。「昭和27年ものだよ!!」
桶もここのは(おなじみの)ケロリンの桶ではなく、木の桶が使われています。
湯船は3槽あって、あつ湯は46度、真ん中のは42度、ぬる湯は38度 井戸水を沸かす白湯です。
カランでカラダの汗を流し、まずは真ん中の湯へ…、42度のいい湯加減、「うぃぃぃぃ~ん」と、おもいっきり足を伸ばしてカラダの疲れを開放します。
いい気持ちで暖まったところで、「あつ湯」へ…。
まあ蒲田とか六龍鉱泉とか改正湯で熱さを知ってますんで、「平気平気…」と底が深い湯船のなかへ…。
「下半身がヒリヒリ痛ぇぇぇ、ホントこれ46度かよ!!」
熱いんでお湯をゆらさず入れればいいのに、なんとブクブクボコボコと泡風呂になっています、湯が動いて波が絶えずカラダにあたるもんだから、熱いのなんの…、
湯温以上に熱く痛く感じちゃうようです。1、2分でたまらず湯船から出て、こんどはぬる湯へ…。
まあこちらは“かぜひいちゃうくらい”のぬるさ…。
まあなんどか湯船をあっちいったりこっちいったりとしているうちに、近所のおじさん、おじいちゃんの元気なおしゃべりが耳にはいってきました。
そういえば番台のおかみさんも、男湯・女湯のおなじみのお客さんと絶えず会話を楽しんでいたっけ…。
そうです、この銭湯は絶えず「コトバ」に満ちあふれているのです。(もちろんこの銭湯に限りませんが…)
近所づきあいをできるだけ無視して、他人に不干渉な風潮がはびこる世の中、ここには常にコトバが飛び交っており、お互いのカオとカオがあり、
「おつきあい」「おたがいさま」というつながりが当たり前のように存在するのです。
あ~い~湯だなぁ。こんな銭湯がウチの近くにあればなぁ…。

銭湯を出て旧中山道を板橋の駅へ…夕刻の電車に乗っても汗が引かずカラダはポッカポカの状態。
気持ち良い汗と爽快感・解放感を家まで持ち帰りました。