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猫の災難 -末廣亭五月中席 柳家小さん追善興行-

2018-05-17 23:04:01 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月2回目の寄席は末廣亭から…

末廣亭五月中席夜の部は「五代目 柳家小さん 十七回忌追善興行」

柳家一門そろい踏みで連日日替わり出演する特別興行です。



七日目の今夜は“お目当て”のさん喬師匠がトリを務めますんで、こりゃあ行かなきゃ…で。

平日の夕方ですが、予想通り開場前から末廣亭は長蛇の列。

最近の寄席通いは最前列が目当てです。

寄席の醍醐味を味わうなら「最前列」で演者のコトバだけでなく、ちょっとしたしぐさや、息づかいまですべてを見逃さずに演者とともにライブ感を味わえますから…。

今日も列の後の方でしたが、運よく最前列に座れました。



今日の興行はさん喬師匠と小袁治師匠の口上?から始まりました。「長短」「あたま山」「ガマの油売り」に続いて、市馬会長は落語ではなく唄・甚句を余興披露

権太楼師匠は当初演目に「猫」がかぶっちゃって(次の南喬師匠のネタ)出囃子からやり直すなんて笑えるハプニングも…(演目は「町内の若い衆」)

中入り前は「小さん十八番 猫の災難」を南喬師匠が演じます。

小里ん師匠を囲んで鼎談のあと、小ゑん師匠が「フィ」で大いに沸かせて、小菊さんの粋曲で鎮めて、トリのさん喬師匠が「寝床」で終演(こんなオチがあるんだ!!)

追善公演でもあり、演者も観客も落語に精通した息の合った亭内で、中身の濃い四時間の長丁場も短く感じるほど充実した時間でした。
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