哲ノート

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ライアン・ガンダー展 -東京オペラシティ アートギャラリー-

2022-09-04 12:24:28 | ちょっとそこまで。
「だれかはわからんがぁ・・・」

なにも知らない方が、逆に突然に「あたらしいなにか…」を見つけられて、ふれられてとても新鮮な驚きと発見をする時があります、今回はそんな企画展に・・・。

新宿からひと駅(でも渋谷区ですけど)京王新線初台駅で下車、駅直結の「東京オペラシティアートギャラリー」にて、またまた気になる美術展が。



「ライアン・ガンダー -われらの時代のサイン-」展

イギリスの現代美術家 コンセプチュアル・アートとよばれる概念芸術・観念芸術と解説される前衛芸術運動として、彫刻・絵画・デザイン・・・様々なパフォーマンスに活動しています。



入館すると、いつもはいきなりの作品群に出くわしますが、真っ白い会場にポツンとマネキンがたたずんでいます。これがまず最初に出会った作品・コンセプトなんです。

第一の部屋にはマネキン・時計みたいなオブジェ・絵画みたいなの・白壁にも模様みたいなのが・金属製のオブジェがなにか意味がありそうな感じで点在しています。

ひとつひとつ近寄っては眺め近寄っては眺め・・・ふと天井を見上げると「黒い風船」が・・・。

これらの作品がなにをアピール、表現するかはこれからひとつひとつ見て回るとして、どうやらこの企画展示は「自分自身で・・・」この黒い風船みたいなものを発見・見つけながら館内を見て回るようです。(パンフに解説があります)



第二・第三の部屋を順繰り回ると、たしかに白を基調とした展示ブースのあちこちに「なに、これ・・・」というものが点在しています。

壁の模様、壁に穴が空いていてネズミだったり紙幣だったり目が飛び出ていたり、イスの上に虫が止まっていたり、マッチが…紙屑が…落ちていたり、ネズミが転がていたり・・・

そこになにがあるか(いるか)「そこに行かないと、わかりません」、おかげで見逃しはないかと展示ブースを2周してしまいました。(いまでも見逃しはないかと思っちゃうほどです)

               

作品には価値とか芸術性を求めるものではなく、見つけた時の嬉しさとその作品から受けるインスピレーション・着眼・発想・発信をどう受け止めるかが見る者に求められます。

作品に感動する・・・というより「あたらしいなにか」を発見する、「あたらしいなにか」をアタマにしまい込む、「あたらしいなにか」に刺激を受ける・・・そんな現代アートの一辺を見た企画美術展でした。


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