観・環・感

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メディアにイエローカード

2005年08月23日 | 日記
今日の毎日新聞朝刊に服部孝章立教大学教授の記事が掲載されていた。
記事の概略は、今回の解散総選挙に対して、テレビは冷静な視座を必要とするべきにもかかわらず、選挙を祭りやイベントのようにはしゃいでいる。「刺客」、「マドンナ」などの劇場型選挙が小泉政権中枢によって演出・展開され、テレビがそれに追従している格好である。テレビジャーナリズムは、これらに翻弄されているだけでテレビジャーナリズムの危機である。
今、必要なのは現状の政治の真の掘り起こしと、戦後60年にしてこの国の「民主主義」の脆弱さを乗り越える報道姿勢ではないかと結んでいる。
確かに「刺客」らの動向を自民党の広報のように追っかけて、連日ニュース番組などで取り上げるエネルギーとコストの事を考えるとスポンサーサイドの意向を組んでいるのかと勘ぐりたくなる。
また、政治の争点についてもメディアの取り上げ方は、郵政民営化ばかりに焦点を当て、面白可笑しく取り上げているだけの番組が多い。冷静・客観的に報道するだけならともかく、現在のメディアの対応だと小泉首相が自民党を割ってまでやろうとしている郵政民営化が今一番大事な事なんだと思う人が増え、まさに小泉政権中枢の思うつぼだ。