観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

ニュウナイスズメ

2012年12月29日 | 野鳥

ニュウナイスズメ (オス)


メス


左メス、右オス
スズメのオス、メスは、ほとんどかわらないが、本種は明確に違う。

このニュウナイスズメは、日本では主に北海道の平地の林や本州中部以北の山地で5月から7月にかけて繁殖し、
関東地方以南の暖地で越冬する。徳島では見られることの少ないニュウナイスズメで全国的にもそれほど多くない。
(体長14cm)
ウィキペディアに和名の由来が3説のっていた。
1 スズメに見られる頬の黒斑を欠くことから、ほくろの古名であるにふ(斑)が無い雀、ということで斑無雀。
2 新嘗雀(にいなめすずめ)がなまったものであるとする柳田國男の説。
1 平安時代に陸奥守として東北地方に左遷され、現地で恨みを抱いたまま死去した貴族、藤原実方が本種に転生して
宮中に入り込み、納税された米を食い荒らしたという伝説がある。宮中(内廷)に入る雀、ということで入内雀。
また、この3説の紹介の後に“長い間本種は晩夏から初秋にかけて田に大群で押し寄せ、イネの未熟果を食い荒らす
大害鳥と信じられていた。目にする機会が少ないにもかかわらず、鳥獣保護法でスズメと共に狩猟鳥に指定されている
のはそれゆえである。”とも書かれていた。