アスタキサンチン

みなさん、こんにちは。


これまでダイエットの話題において、何度か“酸化ストレス”について
述べてきましたが、今回は抗酸化作用に関して最近注目されている成分、
「アスタキサンチン」についてお話ししたいと思います。


以前取り上げたように、酸化ストレスは老化や肥満の要因のひとつ、
つまりアンチエイジングやダイエットの大敵とされています。

酸化ストレスは、酸素が活用過程で変化した“活性酸素”が体内に残ることで生じます。

アスタキサンチンは、この活性酸素を分解および抑制する作用
（「抗酸化作用」）があるとして注目されており、
これを配合したサプリメントや化粧品がこのところ多く発売されています。


アスタキサンチンはエビ・カニなどの甲殻類やサケ・タイなどの魚類といった
天然の生物、特に海洋に多く存在する赤橙色の色素です。

アスタキサンチンは“脂質過酸化抑制”に関してはビタミンEの約1,000倍、
“活性酸素の消去”に関してはビタミンEの約550倍・βカロテンの約40倍・
コエンザイムＱ10の約800倍・ビタミンCの約6,000倍・αリポ酸の約75倍の効果があるとの
報告もあり、抗酸化作用が他の成分と比べて突出して高いことがわかります。


特に血管への働きに関しては、

１．血管を弛緩させ動脈硬化を減少させる
２．悪玉コレステロールの酸化を促す

などがあり、メタボや糖尿病といった生活習慣病の改善、
さらにはガン予防や脳機能への効果も期待されており、研究が進められています。


また、天然成分の多くは加熱により効果が損失されることが多いいっぽうで、
アスタキサンチンは加熱による影響がほとんどないことも特徴の一つです。

ただし上に挙げたような魚介類は高カロリーなメニューに料理されることも多いので、
ダイエットをされている方は採り方に注意しましょう。


ビタミンC、Eと並んで美容やダイエットの味方と言えるアスタキサンチン、
ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。



では。





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