作家 沢木耕太郎の「凍」を読んで
映画「人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版」 を観る気になった
ドキュメンタリー映画 実話である
映画ではアルピニスト山野井夫妻の登攀実績と日常生活を中心に画かれている
登山というよりロッククライミング
岩壁登攀に焦点を合わせた過酷なスポーツ
死亡率が高すぎるスポーツ
谷川岳一つとっても1000人近く遭難し死亡している
そんな世界で山野井夫妻は世界の大岩壁に挑戦し数々の初登攀を成し遂げしかも立派に生活しかつ現役クライマーでもあるのだ
ただ夫 泰史は手の指5本 右足の指全部失い下駄みたいになってるし妻の妙子は両手足で18本の指を凍傷で失ってる
そんな夫婦でありながら実にあっけらかんとして行動してるのだから感動してしまう
写される岩壁は どこも独特の厳しい美しさをしている
しかし どのように変化するかわからない自然の猛威に晒されるのを承知で挑む世界
スポーツと言えるのか
自ら生身を危険に晒して遭遇する自然の在り様は例えようもなく美しいのだろうとしか思えない