言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

真田太平記を読む

2024-09-22 | 読書 本
ブロガーさんのブログを読んで この1ケ月余りかけて 真田太平記を読んだ

新潮文庫 12巻もある 池波正太郎の大作

もともとは 週刊朝日に連載というかたちで 

作者がおもうままに書き続け 完結するまで 9年間もの歳月を要した物語

内容を簡潔に纏めるのは難しいが

信玄 信長 秀吉 家康 秀忠 という たかだか80年間にわたる覇者のもと

真田昌幸 長男の信之 次男の幸村  そして 佐助などの甲賀忍者たちを絡めて物語る

戦国時代も ようやく終わりを迎えるという時代背景に

戦略判断に失敗した者は 家族を含め死せざるを得ない という過酷ななかにあって

真田一族は一族の存続をかけて親子 敵味方に分かれる

親子また兄弟の心の通い合い とりわけ女忍者を随所に登場させ 

真田周辺に展開する人物たちに色どりを与えて面白い

文庫本には 挿絵が無いのが残念 一連の挿絵を見るだけでも面白いだろう


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