☆ 新演出能 Re-QUEST ~聖剣伝説~ 矢来能楽堂於
・・・能楽堂の紹介と実技体験のイベント・・・初めての方や外国の方のための新作能・・・ナレーションと音楽によって進むお芝居・・・
ストーリー・・・悪の大魔王「土蜘蛛」によって暗黒の世となった世界に、平和と光を取り戻すために、宝剣「髭切丸」・神剣「蜘蛛切丸」を携え、勇者頼光が立ち上がる・・・・
頼光:観世喜正 土蜘蛛:小島英明 妖女:遠藤喜久 鬼女:鈴木啓吾 天使:奥川恒治
女:善竹富太郎 鬼:善竹大二郎
笛:藤田貴寛 小鼓:田邊恭資 大鼓:佃良太郎 太鼓:林雄一郎 ナレーション:各務立基
・ナレーションは日本語と英語を使用。地謡の他に効果音も加わる舞台。
・蜘蛛の糸はたくさん投げられた。どれも見事に投げられてた。客席のあちこちにも幼稚園にあるような蜘蛛の巣が貼ってあった。
・終演後、出演者全員が舞台に登場し、豆まきをした。「福は内へ、鬼は外へ」と案内する狂言師。たくさん撒いた。
・能楽堂を出るとき、「豆と蜘蛛の糸」セットのお土産。 衣装を着けた役者さんたちのお見送り。
☆ 主催:横浜能楽堂 伝統組踊保存会提携公演 能の五番 朝薫の五番 横浜能楽堂於
共にユネスコの「世界無形遺産」に指定されている能と組踊。・・・ 能の「放下僧」とそれに関わりのある組踊「二童敵討」を上演・・・
番組
● 能「放下僧」
シテ(小次郎の兄): 味方 玄 後見:片山九郎右衛門 梅田 嘉宏
ツレ(牧野小次郎): 味方 團
ワキ(利根信俊): 福王茂十郎
アイ(信俊の従者): 山本 則秀
笛 :藤田六郎兵衛 小鼓:成田 達志 大鼓: 亀井 忠雄 地謡:観世銕之丞 観世 喜正 清水 寛二 西村 高夫
谷本 健吾 安藤 貴康 観世 淳夫 小早川泰輝
・玄師は小柄に見えるけれど、謡も舞も安定感があって大きく見えるのは不思議だ。
・久しぶりの成田師、なんだか大きくなった感じがする。
・忠雄師からの荒らしい迫力のようなものが抜けて飄々とした枯れた感じがする。
● 組踊「二童敵討」
鶴松 : 東江 裕吉
亀千代: 新垣 悟
母 : 宮城 能鳳
あまおへ: 眞境名正憲
供(一):宇座 仁一 供(二):石川 直也 供(三):嘉手苅林一 きゃうちゃこ持:田口 博章
歌三線:西江 喜春 仲嶺 伸吾 玉城 和樹
箏 :名嘉ヨシ子 笛 :宮城 英夫 胡弓 :川平 賀道 太鼓 :比嘉 聰
・組踊は初見。鮮やかな衣装、真っ赤な足袋、異国風の面も着けるし、顔に濃く化粧もする。
・鶴松と亀千代の一体化した連れ舞。
・母・宮城師の女形の見事さ。洗練された唄とその物腰。
・仇討の物語が似てるので、言葉は判らなくとも内容が推測できて楽しめた。
・どこで息継ぎしているのかわからないほど、長い発生と唄声。
☆ 金春流太鼓 「桐英会打初め会」 横浜能楽堂於
☆ 第7回 やっとな狂言 喜多能楽堂於
・ 解説・ワークショップ 深田博治
● 狂言『福の神』 福の神 : 野村万作
参詣人 : 内藤連 飯田豪
● 狂言『木六駄』 太郎冠者 : 深田博治
主 : 中村修一
茶屋 : 高野和憲
伯父 : 石田幸雄
・ 質問コーナー 深田博治
・参詣人が「福はうち」をするが、野村家では「は」の発声を長く、音程を上げて謡うように言う。
・「福の神」の「笑い」はもっと富貴を感じさせるのでありたかった。
・「木が六駄」と「炭が六駄」で、それを荷う牛は12頭。降りしきる雪をおして、峠を越える苦労を一人舞台する。
・深田師「木六駄」披き。第1回目に演りたかったけれど、万作師に却下されたとのこと。