言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

舞 三番

2024-03-12 | 能・芸能
観能が続いた

『三人の会』   観世能楽堂  9日

   ●  野宮    シテ  谷本健吾     ワキ  宝生欣哉

           大鼓 亀井広忠    小鼓 観世新九郎     笛  松田弘之

      ・序の舞  
         六条御息所が巫女として仮住まいした野宮  そこを訪れた僧 その僧に御息所の霊が回向を頼む 葵上との車争いに敗れ その時の執心を晴らして欲しいと
         僧が回向すると 御息所の霊が現れ 源氏との華やかだった日々 愛を失った悲しみを込め 月の光の下 静かに舞を舞う     

           野の宮の 月も昔や 思うらん 影寂しくも 森の下草・・・
 
    ●  邯鄲      シテ 川口晃平     ワキ  宝生欣哉

          大鼓 亀井広忠   小鼓 飯田清一   笛  杉 信太郎   太鼓  林 雄一郎

      ・ 楽
         盧生が旅をし 邯鄲の里に一夜の宿を求めた時 女主人の薦める枕で眠りにつく すると盧生は王になった夢を見る 
         位 人心を極め栄耀栄華に満たされた日々  その喜びを込め悠然と舞を舞う

              いつまでぞ 栄華の春も常盤にて なお幾久し有明の月・・・・

『観世九皐会 三月定例会』  矢来能楽堂  10日

     ●  誓願寺      シテ  観世喜正    ワキ  宝生欣哉

                 大鼓   柿原弘和  小鼓  鵜澤洋太郎  笛 杉 信太郎  太鼓  林 雄一郎

       ・序の舞 太鼓入
           京都の誓願寺で仏法を広める一遍上人  そこに和泉式部の霊が 歌舞の菩薩となって現れ 誓願寺の境内が 極楽浄土に化したかのように優雅に舞う

             ひとりなお 仏の御名を尋ねみん おのおの帰る法のにわ人・・・・
 
  両日あわせて ・ 仕舞

   ・西王母 観世喜之  ・定家 観世銕之丞  ・賀茂 観世喜正  ・善知鳥 坂口貴信  ・西行桜  弘田裕一  ・玉之段  桑田貴志


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