昨日の朝のニュース番組で、自治医大さいたま医療センター集中治療部によるCOVID-19対応、特に患者さんのご家族との対応などについて報道されていました。
一時は全国のECMOの10%の患者さんを受け入れていた施設で、医療状況が逼迫している状況の中で埼玉県では中心的な役割を果たしていましたが、その中で働くスタッフ、患者さんやそのご家族の心労には想像を絶するものがあると思います。この病気の恐ろしいところは感染力が強いために、入院患者さんとご家族の間に面会を制限せざるを得ないという点もあります。一度入院したら、骨になるまで会えない、こんな状況が実際に多数起こっているのです。その状況下でどうやって医療スタッフが患者さんとご家族を繋ぐのか、ということを報道しているように見えました。筆者の大学の上司(主任教授)にあたる人物や知り合いのスタッフもテレビに登場するのは、ちょっと嬉しい面もあります。
いまは状況が改善して、閉鎖していた病棟も再開し通常診療に近い状態になっていると思いますが、これからもまだまだ新型コロナウィルスの蔓延は続きます。
引き続き、社会一丸となって対処していく必要があります。