血管外科学会の卒後セミナーで、慈恵の大木教授の講演、たいへん勉強にたりました。それによると、頸動脈狭窄は脳梗塞の原因になるのに対して、抗血小板薬などの薬物療法よりも内膜摘除術の方が脳梗塞の発症を五分の一に減らせるそうです。そのわりに、日本ではアメリカに比較して件数がかなり少ない。新しい治療として、頸動脈ステントによる拡張治療が導入されているが、ステントと内膜摘除術との比較では、内膜摘除術の方が脳梗塞の発症が少ないのにも関わらず、日本国内では内膜摘除よりもステント拡張治療が多く行われているそうです。欧米では一割以下にしか、実施されないステントがなぜ日本ではこうしたガラパゴス化が起きているのか?
これは、血管外科医が確立が遅れた日本で、循環器内科や放射線科が侵入してきたために起こっている現象といえます。日本では冠動脈バイパス術が少なく、一方で悪徳な循環器内科医が不必要な冠動脈ステント治療がたくさん行われている現状があるのとにていると思いました。
これは、血管外科医が確立が遅れた日本で、循環器内科や放射線科が侵入してきたために起こっている現象といえます。日本では冠動脈バイパス術が少なく、一方で悪徳な循環器内科医が不必要な冠動脈ステント治療がたくさん行われている現状があるのとにていると思いました。