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20~30年前、読んだ本に、
こんな事が書いてありました。
「 頭は、打ち出の小槌、下げれば下げるほど金が入ってくる 」
この言葉、私にとっては衝撃的な言葉でした。
この本の著者は、若い頃、裸一貫で田舎から上京して来た人物ですが、
コネも、金も、学歴もない。
キャバレーのボーイをしながらコツコツ金を貯め、
それを株で運用しながら資産を増やす。
やがて独立して、キャバレーの経営者となり、
最後には、数十店舗を展開するキャバレーグループの総帥となった人物です。
私には、全く無縁の世界ではありますが、
この方の本は、世の中の裏表を知る上で、大いに参考になりました。
世の中、綺麗ごとだけでは済まされないという現実があります。
理想と、プライドだけでは競争社会を生きて行く事はできません。
ただ、ここで思う事は、
如何なる状態においても、「 自分の良心の声に耳を傾ける 」これだけは失ってはいけない。
「 良心 」 とは、自分の魂の底から湧き上がる ‘ 想い ‘ であり、
人から強要されるものではない。
「 自分の良心の声をのみを恐れ、それに従え 」
これさえ守る事ができれば、泥の中に綺麗な蓮の花を咲かす事ができると信じます。
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「 自分の良心の声 」 とは、 「 自分の内に宿る‘ 神‘ の声」です。
すべての人間の内に、神が宿ります。