ひとの苦しみが、分かるはずは無い。
自分以外の人間の心のなかにある
複雑な心境や、葛藤が分かるはずは無い。
とはいえ・・・それらを、
可能な限り理解しようとする努力は、必要だ。
でも、
「 あなたに、私の苦しみが分かるはずはない・・・」と、
言われれば、
確かにその通り。
これでもか!!! これでもか!!!
といわんばかりに迫り来る不運に悶え苦しむ人に対して、
真摯に相手の気持ちを理解しようと努力し、
その上で、何らかの助言をしたとしても、
「 分かったような口を利かないで 」
と言われてしまえば、それまでだ。
仰る通りです・・・
当事者でなければ、その人の苦しみ、悲しみ、苦悩などが
分かるはずはない。
ただ、「 その人の人格を受け入れる 」ことはできる。
自分にできる事は、
その人の内に宿る‘ 霊 ‘に対して、
最大限の誠意をもったうえで、
絶対的な信頼と、希望を抱き、
明るい未来を信じることだ。
そのとき、相手の魂はニッコリ微笑み、
奇跡が起きる。
私にできる事は、誠意と、真心を尽くすことだ。
それは、生半可な気持ちでは出来ない。
でも・・・
それ以外、道は無い。
これ、即ちバカになる事・・・
高等な理屈や理論を並べたところで、どうなるものでもない。
それ以前の問題として、
誠意と、静かなる熱意が必要であると感じる。
呪術や加持祈祷をしたところで根本解決にはならない。
合理的な理屈や、合理的判断のみで、
ひとの心は癒されない。
幸運を呼び寄せる事はできない。
奇跡は起きない。
暗闇で、悶え苦しむ人に光を照射するためには、
最終的には、
「 誠意 」 と 「 暖かさ 」
これに尽きると信じる。