春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

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呼吸する帯

2022年03月05日 | 手仕事


絹(シルク)100%の
絹糸をギュッと詰め込んだ手織りの帯。

コツコツと自分で作りあげた帯なら
どれも可愛いのは当たり前。
更に、その帯が生きているみたいに
呼吸するなら、なおさらです。

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吸湿性、放湿性、保湿に保温と
どれもよく聞く絹(シルク)の特徴。

織り上がった帯は
湿度が高い時には、空気中の湿気を吸収し
乾燥すれば、湿気を放出。
吸ったり、吐いたり
それに合わせて帯の長さも
呼吸をしているみたいに伸び縮み。

帯にもよるけれど
先日織り上げた帯で測ると
1㎝~2㎝の間で伸び縮み。

結構こまめに、朝、昼、夜で
長くなったり、短くなったり。
湿度の変化に、敏感に反応。

吸って、吐いて、また吸って・・・と
呼吸をしているような帯に
可愛らしさが増してきます。

とは言え、出来上がった帯は
できるだけ良い環境に置くのが一番です。


絹糸をギュッと詰め込んだ
手織りの帯たち、その帯地。
端切れになっても、可愛い子。