春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

体力勝負、博多織(紋紙)

2022年09月17日 | 手仕事


この秋最初の帯を織り始めて3日目。

今回は、柄を出すための紋紙の数が多くて
使う長方形の紋紙が、全部で612枚。

帯のタテ糸に、ヨコ糸を612本(612回)通すと
一つの柄ができあがる仕組みの、柄データ。

帯の柄が長くなるほど、紋紙の枚数が増えるので
1000枚を超えたりすると、扱いが大変。




ヨコ糸を通す度に、足のペダルで
ガチャン、ガチャンと紋紙を入れ替えて織ってく織機。

今回の帯では、612枚の紋紙を一周すると
だいたい35㎝くらいの柄ができます。

あとは、その柄の繰り返し模様になるので
612枚が終わったら、また1枚目からと
紋紙を回しながら織っていきます。




糸の上げ下げを指示する紋紙。
ボール紙でできているので
折れたり、破れたり、汚れたりと弱うえに
新しい帯を作る度に増えていくので
保管が大変。(重いし・・・)

つい最近、紋紙は扱いが大変だからと
フロッピーやUSBで使えるダイレクトを勧められたけれど
紋紙のない織り機は、ちょっと寂しい。

体力勝負の博多織。
いつまでもできる作業ではないので
力があって、動ける間は
紋紙が掛かるこの織機と一緒に頑張ります♪