グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

キジ 睨み合い

2010年05月12日 22時22分01秒 | 自然観察
仕事柄、川を歩く機会が多いのですが、この時期はキジの姿をよく見かけます。
高崎市内の烏川、車の流れの途切れることのない国道17線のすぐ横の川原でも頻繁にキジと遭遇します。



キジは日本の国鳥

キジを国鳥と決めたのは日本鳥学会です。選定されたのは1947年3月。
国鳥が狩猟対象になっていることは変だという意見もあるでしょうが、国鳥を選ぶ際に姿か形の美しさの他に、人との関わり合いの深さが選定理由になるのは自然なことです。

今日は、2羽のオスが睨み合っている場面を目撃しました。


激しい取っ組み合いになるかと思ったら、2羽は接近したり、少し離れたりしながら移動していき、視界から消えてしまいました。


烏川で見かけた虫や花
ナナホシテントウ


ナナホシテントウの幼虫


ノアザミ


ユウゲショウ


ユウゲショウはアメリカ原産の帰化植物。観賞用に栽培されていたものが野化して広がりました。
道ばたなどでもよく見かけますが、花がかわいいので除草作業でも他の雑草が刈られてもユウゲショウはそのままにされたり、さらに積極的に移植されることもあるでしょう。地味な植物よりも分布拡大は格段に早いと思います。“美人”は得です。

白い花を咲かせている株もありました。


藤岡市内の神流川にて
見慣れないシギがいました。図鑑やネットで調べたり、人に聞いたりしたところキアシシギのようです。


初めて見ました。
旅鳥として干潟などにたくさん飛来し、海の近くではありふれた鳥らしいです。時々内陸部にも姿を見せます。


ナヨクサフジ

ヨーロッパ原産の帰化植物。ナヨクサフジを漢字で書くと「弱草藤」。なよなよした草藤という意味です。

故郷キムチの石焼きビビンバ (藤岡市浄法寺)

2010年05月11日 20時25分10秒 | 美味しいぐんま
藤岡市浄法寺、ふるさと農道沿いにある「故郷キムチ」。美味しいキムチが大評判のお店ですが、店舗の隣ではこれまた評判の石焼きビビンバが食べられます。


店内は外観よりも広い印象


石焼きビビンバ


本格派です


かき混ぜた時の音、そしておこげがなんとも食欲をそそりますよねぇ


フーフー、ハフハフ言いながら、額に汗して食べました。美味しいです(^^)
ところで私、普段は早食いなんですが、猫舌なのでアツアツのものを食べる時は食べる早さは“人並み”になります(^^;)




故郷キムチ 食べログ

鳥見散歩 桃ノ木川  行行子

2010年05月10日 19時56分24秒 | バードウォッチング
昨日、午前中は仕事で高崎の烏川へ。
午後は久しぶりに桃ノ木川を歩きました。



歩き始めてすぐに対岸にキジ発見
オス


メス




さすがに冬鳥の姿は少なくなりましたが、まだコガモ、キンクロハジロ、シメが見られました。
ツグミはついこの間まで姿を見かけたけど、いつの間にかいなくなっちゃいましたねぇ

キンクロハジロ




初夏の河原と言えば、ギョギョシ、ギョギョシと賑やかなオオヨシキリですね。
まだ数は少ないようですが、アシに止まって鳴いていました。
オオヨシキリ


そのさえずりからオオヨシキリには「行行子」という俗称があります。


オオヨシキリの声を聞くと夏が近いなぁと感じます

桃ノ木川で見つけた鳥(2010.5.9 竹橋~観音橋)
カイツブリ、カワウ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、トビ、キジ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

蜻蛉シーズン到来!

2010年05月09日 20時35分07秒 | 自然観察
昨日の前橋の最高気温は27.9℃。もうトンボが見られるはずと、嶺公園に行ってみました。

初夏の雰囲気になってきた嶺公園


マムシグサ


小さな流れのそばにトンボたちがいました
ニホンカワトンボ




ニホンカワトンボの翅の色にはバリエーションがあります。


シオヤトンボ



シオヤトンボを漢字で書くと「塩屋蜻蛉」。成熟したオスはシオカラトンボと同じように体が塩をふいたような色になるので、塩屋という名前になったのでしょう。

トンボを撮影していて、ふと前を見たらキビタキが止まっていました


キタキチョウ


林の中で、お散歩中のサワガニに会いました

サワガニは小川などの水中に生息しているという印象ですが、意外と水辺から離れた場所でも目にします。また、小川などでも、水中ではなく岸辺の湿った場所にいますので、そいう場所を探して下さいね。

チゴユリ


この時期になると、植物の圧倒的なパワーを感じます。

「となりのトトロ」の中に、一瞬にして雑木林が出現するシーンがありましたが、春から初夏にかけてはそんなシーンを思い出すほど風景の変化が早いですね。
ところで、日本は国土の約7割が森林植生という世界有数の森林国。降水量が多くて温暖な気候のため、森林の生育に適しているからです。
でも、日本の林業は衰退しています。不思議だね


                                        

今日は「母の日」
次女は小さな花の鉢植えをプレゼント。そして夕食も次女が作った。
カレー


ナンも焼いた


なかなか美味しかった。妻も大喜び (^^)
父の日のは何をしてくれるのだろうか?
軽く無視されそうな気もする・・・

早朝鳥見  Narcissus Flycatcher

2010年05月08日 20時07分52秒 | バードウォッチング
今朝も富士見町の雑木林へ。
キビタキが元気よくさえずっていました。

キビタキ




キビタキの学名はFicedula narcissina 、英名はNarcissus Flycatcher 。
種小名の narcissina は「鮮黄色」の意。英名のNarcissusはスイセンという意味ですが、これは学名と同じく黄色を表して、Narcissus Flycatcher は“黄色のヒタキ”という意味なのでしょう。narcissinaもnarcissusも、言葉のもとをたどればギリシャ神話のNarkissos(ナルキッソス)です。
Narkissosは泉に映る自分の姿に恋い焦がれるが、その思いが満たされずにやつれ果て、ついにスイセンになってしまった美少年。
ギリシャ神話からキビタキの学名や英名が付けられたわけではありませんが、美しい羽の色と可愛い歌声のキビタキの中にはナルシストがいても不思議ではないと思ったりします。



キビタキには新緑がよく似合いますね(^^)


センダイムシクイ


シジュウカラ

桜の木で餌を探していました。シジュカラが育雛中に捕らえる主な獲物はイモムシです。シジュウカラは普通種で個体数がとても多いですので、日本中でシジュウカラが食うイモムシは膨大な量でしょうね。

電線に止まっていたホオジロ夫婦

右が♂で左が♀です。

セモンジンガサハムシ

金色に輝く背中のXが特徴的です。

和豚もちぶた

2010年05月06日 21時06分13秒 | 美味しいぐんま
5月2日、赤城自然園からの帰り道。
「イイ天気だねぇ、こんな日はバーベキューしたいねぇ」ということで、車内の家族の意見は一致。
渋川市北橘町上箱田、和豚もちぶたの「ハム工房 ぐろーばる」へ。
群馬県産の豚肉はどれも美味しいですが、今日は特に旨い豚が食べたいゾ、という時には、やはり『和豚もちぶた』ですね。

ハム工房ぐろーばるで、和豚もちぶた、ウィンナ、ベーコンなどを購入
お肉は予算の関係上、小間切れですが・・・(^^;)


イイ豚肉って脂が上品なのよねぇ (^^)


ベーコンを炭火でササッと炙るとうんまいのよねぇ (^^)


準備完了


さぁ、焼け!


タレもぐろーばるで購入したのですが、美味しかったです。オススメ。


いつものバーベキューですと〆は焼そばなんですが、今回は焼きおにぎりで~す



ハム工房 ぐろーばる

和豚もちぶた

連休中の早朝鳥見

2010年05月05日 21時18分19秒 | バードウォッチング
5月1日から今日までの5連休中は、前橋市富士見町の雑木林に通いました。
ここでは、渡りの時期にオオルリやキビタキなどの夏鳥を、かなりの高確率で見ることができます。

日増しに濃くなっていく緑

木々の葉が茂っていく様子を見ると元気がもらえそうな気持ちになるのですが、鳥の姿はどんどん見難くなっていきます・・・

オオルリ








キビタキ



5月2日には2羽のキビタキ♂がケンカしているところも見られました。

サンショウクイ

本州以南の落葉広葉樹林に渡来する夏鳥。

サンショウクイ(山椒喰)という名前ですが、山椒を食べる訳ではありません。サンショウクイは澄んだ声で「ヒーリーリー ヒーリーリー」と鳴きます。“鈴を鳴らすような”とたとえられるよい声です。
この鳴き声が「山椒の実を食べて口がヒリヒリする~」と言っているようだということで、山椒喰という名前になったのだそうです。面白い話ですね。


この他に連休中にここで見られた夏鳥は、センダイムシクイ、エゾムシクイ、コサメビタキなど。


富士見町の雑木林は田畑の中にあるこんもりとした小さな山(丘)ですが、どうして渡りの時期には、本来は高原にすむ夏鳥たちがこういう身近な場所で見られるのでしょうか?
渡り鳥たちは、一気に長距離を飛んで目的地にたどり着くわけではなく、点在する林を飛び石のように利用しながら目的地を目指します。この林も渡り鳥たちに飛び石として利用されているのでしょう。こういう場所を「踏み石ビオトープ」とか「飛び石ビオトープ」と呼び、大きなビオトープをつなぐ重要な役割を果たしています。
また、河川や崖づたいの緑地、道路の緑地帯などはビオトープをつなぐ回廊(コリドー)として生き物の移動に利用されます。渡りの時期に河川敷のアシ原で見られるノビタキなどは河川を回廊として使っていると考えられます。

お馴染みの鳥たち
コジュケイも早朝散歩


コゲラ

キッキッキという強い鳴き声やドラミングの音も聞こえました。

ホオジロ


ウグイス


林に中に咲いていたヤマツツジ


イチモンジカメノコハムシ

透明なプラスチックで覆われたような体が面白い(^^)

ヒメウラナミジャノメ



ヒメギフチョウ観察会  春の女神 赤城姫

2010年05月04日 21時41分09秒 | 自然観察
ヒメギフチョウの国内での分布は、北海道、東北地方、長野を中心とする中部地方ですが、群馬県の赤城山は関東で唯一の生息地。
赤城山に生息するヒメギフチョウは、「赤城姫」と呼ばれています。

今日、赤城のヒメギフチョウの保護活動に熱心に取り組んでいる「赤城姫を愛する集まり」の主催による観察会が開催されました。以前から姫様にお会いしたいと思っていたので、出かけてみました。

赤城姫に会いたいと集まった人は約120人。お天気もよく、地元紙に観察会のお知らせが掲載されたためか、これほど大勢が集まったのは初めてだそうです。


今回は参加者が多かったので約20名ずつの班に分かれ、それぞれの班を赤城姫を愛する会の会員の方が引率。ヒメギフチョウ生息地まで、山の植物の解説を聞きながら歩きました。


平野では初夏の雰囲気が感じられるようになってきましたが、山にはやっと春が訪れたところです。
オシダ


ミヤマエンレイソウ

まだ花が咲いていません

ユリワサビ

北海道から九州に分布するアブラナ科の多年草

クサソテツ

コゴミと言った方が分かりやすい。コゴミのおひたしや天ぷらは美味しいですね(^^)

ヤマエンゴサク

本州から九州の山野の林などでみられる多年草

ハルトラノオ

これもヤマエンゴサクと同様に本州から九州の山野の林などでみられる多年草です。小さいので歩いていると見落としてしまいそうですが、よくみるととってもカワイイ花ですね。

ウスバサイシン

北海道から九州北部の山地のやや湿った林に生育するウマノスズクサ科の多年草。本日の主役・赤城姫こと、ヒメギフチョウの食草です。


ウスバサイシンの葉は、若いうちは立った状態ですが、成長するに従って水平になります。ヒメギフチョウは立った葉に産卵するのだそうです。

ヒナスミレ


ゼンマイ


カラマツ林からミズナラ林へ

赤城姫に会えそうな景色になってきましたよ~ (^^)

まだ芽吹き前のミズナラ林をしばらく歩いていると、先行していた班から歓声が聞こえてきました。
ついに赤城姫様、ご登場のようです!
我が班も自然にスピードアップ

小枝の先でヒメギフチョウが交尾していました。

交尾は数十分間も続くそうです。


あこがれの赤城姫様にお会いすることができて恐悦至極に存じ奉りまするぅ~

その後、一匹のヒメギフチョウが近くに止まりました。

ヒメギフチョウの成虫の期間はわずか2週間ほど。夏から翌春までは蛹の姿でひっそりと過ごしています。蝶のスプリングエフェメラルですね。

山頂で、赤城山のヒメギフチョウについてお勉強

「赤城姫を愛する集まり」では、毎年、ヒメギフチョウの産卵数の詳細な調査を行っています。それによれば、毎年の平均的な卵の確認数は約3,000粒だそうです。成虫になるまでの生残率は2~3%なので、赤城山のヒメギフチョウの成虫の数は60~90匹ということになります。赤城のヒメギフチョウは孤立した個体群ですので、この数は絶滅ギリギリのラインだと思います。

山頂付近ではヒラヒラと優雅に舞飛ぶヒメギフチョウを何回も見ることができました。その姿はまさに“春の舞姫”でした。

下山中にみた植物たち
カタクリ



カタクリにヒメギフチョウが止まると絵になるんですけどねぇ
山頂付近ではカタクリもスミレも咲いておらず、花に止まった赤城姫を見ることはできませんでした。

アズマイチゲ


エイザンスミレ


ダンコウバイ


渋川市立南雲小学校でもヒメギフチョウの保護に取り組んでいます


子供たちが植えたウスバサイシンやカタクリを盗む輩がいるらしい


赤城山のヒメギフチョウは特異な個体群であり、絶滅も心配されるため県の天然記念物に指定して保護しています。しかし、種を天然記念物に指定すれば保護できるというものではありません。「赤城姫を愛する集まり」や南雲小学校など多くの人の地道な努力があってこそ貴重なヒメギフチョウ個体群を守ることができるのです。
ヒメギフチョウ保護活動をされている皆様に拍手!






赤城姫を愛する集まり

ヒメギフチョウ -生態と保護- 赤城姫を愛する集まり

渋川市立南雲小学校

赤城のヒメギフチョウ 保護活動は群馬の誇り 上毛新聞オピニオン21

満開! 渋川市赤城キャンプ場付近のオオヤマザクラ

2010年05月04日 21時40分19秒 | さくら・さくら
渋川市赤城町北赤城山、赤城キャンプ場付近の林道沿いに植栽されたオオヤマザクラ(エゾヤマザクラ)が満開でした。









この付近の標高は約890m。平野部ではすでに散ったカスミザクラはまだ開花前でした。
今日の前橋の最高気温は7月中旬並の29.2℃。この付近は平野部よりもだいぶ涼しいはずですが、今日はシャツ一枚でも歩くと汗ばむほどでした。





ここにはサクラ見物に来たわけではなかったのですが、美しいオオヤマザクラを見ることができてラッキーでした(^^)






ツツジ見頃 敷島浄水場一般開放 (前橋市敷島町)

2010年05月03日 20時40分35秒 | ぐんま花だより
GWド真ん中、今日の前橋は最高気温は25.9℃。今年初めての夏日になりました。
5月らしい(と言うより夏のような)陽気の中、敷島浄水場で今日から始まった一般開放に行ってきました。



敷島公園に隣接する前橋市水道局敷島浄水場は、昭和4年に給水を開始した歴史ある水道施設です。
場内には約40品種、370本を越えるツツジが植栽されており、毎年ツツジが見頃になるGWに一般開放が行われています。





好天に恵まれた一般開放初日の今日は、たくさんの人が咲き誇るツツジを楽しんでいました。



敷島浄水場のシンボル配水塔は、市民から親しみを込めて「水道タンク」と呼ばれています。昭和4年の業務開始当初から使われ、今も現役です。


敷島浄水場の一般開放は5月5日(火)の16:30まで開催中です。



敷島浄水場一般開放
 期間:平成22年5月3日(月)~5月5日(水)
 時間:9:00~16:30

詳しい情報はこちら→敷島浄水場一般開放 前橋市



                                        

おまけ
今日の小っちゃくてカワイイもの
ベニシジミ




キュウリグサ


コガモ