「相棒」  神戸尊という人の人間性

2013-03-23 22:15:45 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 先日3代目に就任したカイトの1回目が終わった。

 最新映画の公開が近いせいか、ばしばし再放送をしている。

 もちろん、最新映画に出てくる、1度は特命係を去った神戸も出るため神戸の回も再放送されている。


 最終回、神戸の人間のクローンを宿した、それを作った母親を巡る神戸の行動が今までのキャラと合致しないということでずい分話題になった。


 時間が経った今、勝手に推理してみた。

 クールだった神戸。彼の人間性や優しさ、そんなものが現れるときは少なくあくまで、仕事に徹した向上志向の強い人物として描かれてきたのに、最後だけ違う。

 どうしてもこの回で降りなければならなかったから無理やりそうしたと思えば、それはそれで、そんなもんなんだなと思う。


 しかし、裏読みが好き、しかも裏の裏まで読むのが好きな私としては、こんな風に考えてみた。

 ときたましか神戸編の再放送は見てないが、たまに彼の人間性…優しさが垣間見えることがある。

 そして彼自身、嘘をつくのが得意な子だったということを言ってるときもある。



 そこから想像するに。



 彼の家庭環境、親との関係、そんなものが今の神戸を作り上げたのではないか。

 元々幼い頃は、素直で優しい子どもだったのかもしれない。

 しかし、父親がやはり出世した家庭に育ったのか、正直者で馬鹿を見る、そういう家庭に育ったのか。
 基本的には前者だと思うが、そういう場合、父親から、勉強しろ、偉くなれ、人の上の立たなければだめだということを親から何度となくいい聞かされる。

 特に幼い頃は、親から褒められれば嬉しい。親の期待に応えようとするのが、子どもの特性だ。

 その為には自分の本心すら隠すことがある。

 彼はそのように育ち、本心を自分自身でも殺し、封印してきたのではないか。

 いつの間にかそんなことも考えないようになり、出世することが悪いことだと思わなかった。本心をさらして馬鹿を見るより、本心を隠してでも出世していくことを自分で選んだ。


 けれど、そういう人間の方が、一生に1度か2度爆発して本音が出ることがある。そして暴走する。

 最終回の彼がその状態であったとしたら?

 それまでの神戸像と合わない行動をとっても不思議はない。


 亀山刑事は本心に忠実な熱血漢だった。
 甲斐刑事は親子の関係が悪いことを親も子も隠さない。しかし彼自身は純粋な心を忘れなかった。
 神戸警部補はその間にあって、本心を隠し、高い所を目指す、そんなキャラだったのではないのかな。


 ちょっと名前を忘れたけど、亀山刑事時代に
 
 特命係は、杉下が動かしてるのかと思っていたが、あなた(亀山)が動かしていたんですね

 という台詞がある。


 そのときが終われば、元の神戸に戻る。何事もなかったように…。むしろそんな行動を自分が取ったことを忘れてしまいたいように…。

 そのあともそうで、組む相手によって右京さんは少しずつ行動が変わっているのかもしれない。
 カイトの回なんて完全に変わってたけどね。

 それでも一応の説明はつくんじゃないかな…なんて思ってみたりもした。

ベルサイユのばら  さようなら、妹よ!

2013-03-23 19:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 何故か突然、甦った「ベルサイユのばら」感想。
 ええ、全てGyaO!の影響です。

 かつて貴族の馬車に母を轢き殺されたロザリーは、復讐を近い、そのときの貴族の女が来ていた青く花柄のドレスの女を見つけ襲う。
 それはオスカルの母であった。
 オスカルから、そんなドレスを着た女はいくらでもいると聞き、仇も取れないのかと泣き崩れる。
 オスカルはそんなロザリーを哀れに思い、屋敷に引き取り剣や銃、貴族としての礼儀作法を教え、ロザリーが母の仇をとれるように手伝いをする。そして主だった貴族が集まる舞踏会に行ってみるかと誘われ出かける。
 そのとき、母の仇の女性は風で欠席していたが、その娘のシャルロットが、同じくオスカルに憧れていたため、何かとロザリーに難癖をつける。

 あなた本当に貴族なの?とまでいい、つい、お母様というところを「母さん」と言ってしまったことからバレそうになるが、扇を投げつけ、私は貴族ですと毅然というロザリーにシャルロットも黙った。

 ときたま、本当の貴族の娘のような振舞いや気品を見せるロザリーに不思議な感覚を抱くオスカル。

 そして、やっと次の夜会で彼女の敵がポリニャック夫人だと判る。

 しかし、ロザリーは、再び、オスカルを驚かせることを言う。平民に育てられ町娘として育ったが、本当の産みの母は貴族だと育ての母の死に際に告白されていたという。

 しかし、ファーストネームは判ってもファミリーネームが判らない。

 必死に探すが判らないまま月日は過ぎた。

 ポリニャック夫人はまだ11歳の娘のシャルロットを43歳の伯爵に嫁がせようとしていた。
 嫌だとイウシャルロットに遅かれ早かれ、嫁ぐもの。まして伯爵で実力もある人物だと説得をする。

 夜会の夜、一人で噴水の側にいるシャルロットにオスカルは、こんな所にいては危ないという。シャルロットの気持ちは既に痛いほど人々の噂で知っていた。

 もう少し大人になって恋をしてオスカル様のような人と結婚したかったと本心を告げるシャルロット。
 しかし、オスカルになにもできない。

 そんなとき、アンドレが王立図書館の知り合いからロザリーの母親が誰だか判ったと告げた。
 何故か結婚と同時に、ファーストネームを代えていたから判らなかったのだ。
 そして今は、嫁ぎ、ポリニャック夫人になっているという。

 育ての親が実の親だった。

 運命の皮肉だ。

 ロザリーに、オスカルは復讐を撃たそうと言ったのは嘘だ。その間に手をうとうと思っていた。しかしただお前を長い間苦しめる結果になってしまったというが、それでも私の母は育ての母だけだというロザリー。
 それを証明しようと、ポリニャック夫人の乗る馬車を襲い、彼女を殺そうとする。しかし、引き金を引けない。
 慌てて駆けつけたオスカルに、お前はそういう優しい娘だ。本当の母を撃てはしない。

 馬車ではシャルロットが眠っていた。今度はあの子が悲しむ番だったんだよとロザリーを諭す。
 しかし、オスカルのロザリーを止めるために言った言葉に、ロザリーの素性を知ったポリニャック夫人は衝撃を隠しきれない。ロザリーは、彼女が15歳のときに産んだ子どもだった。そして心優しい、平民のロザリーの母が引き取りわが子として育ててくれた。
 では、自分が馬車で轢き殺したのは、当時屋敷に勤めていたあの心優しい恩ある女性だったのかとショックを受ける。

 そんなとき、ある夜会で出会ったシャルロットの婚約者の伯爵にもうすぐ私たちは結婚するんですぞと言われ、手にキスをされる。

 それがショックでどうしても嫁ぎたくないシャルロットは噴水の水で手を何度も何度も洗い、それでも正気を保つことができず、城の屋上から身を投げる。
 「結婚なんていや…」

 悲しむ母親のポリニャック夫人だが、こちらは身から出た錆のようなものだ。
 1度も姉妹と名乗り合うこともなかった妹の死に、血が繋がっていても他人ってこともありますよね、血が繋がっていても…オスカルに言いながら、ロザリーもまた、名乗り合うこともなかった妹の死にショックを受けていた―――。



 しかし不思議なのだが、ロザリーだけ貴族の血を引いた末裔だと言えなかった母は実の子、ただの平民のロザリーの姉・ジャンヌにも貴族の娘だと言っていた。だからそれを信じてのし上がってやる~となるのだが、どうして心優しい母とロザリーの姉はあんな悪魔みたいな性格になってしまったんだろう?悪役を一手に引きうけていくけど、これは…つまり、父親がひどい男?それに似たのだろうか?

ドイツ人って実は…の意外な話

2013-03-23 17:00:00 | 日記風
 昔からドイツ人は日本人に似ている。

 勤勉だ、真面目だ、礼儀正しいと言われてきたが、実はそうでもないらしい。

 以前、ブログで読んだ話だが、ドイツ人に道は聞かないそうだ。

 彼らは知らないと思われることを嫌う。

 だから本当は知らなくても、嘘の道案内をしてくれる。

 知らないなら知らないでいいじゃないかと思うが、彼らにとっては違うらしい。

 最近も、職場でバカンスに行ってきた同僚に話を聞くと、聞かれるたび何度も同じ話を繰り返す。そのおしゃべりがいつまでもうるさい。

 使用電話が長いなど、あまりいい話が出ない。

 挙げ句、こちらもセクハラがまん延しているらしく、上司とのそういう付き合いを断ると、出世にみるみる響くとか。

 電車も遅れる。


 これは欧州全体でありそうな話だ。

 けれど、この辺はどこの国でもありそうな話ではある。


 ドイツ人が、勤勉、生真面目でなく、こうなってしまったか?

 東西がベルリンの壁で分裂していたしね…。

 その戦後教育、多民族化、米国の影響もあると言われる。

 特に1960年代に起きた学生運動の動乱でモラルが低下したという話もある。
 ここから、非強制的な躾がはじまったらしい。
 子どもを叱らない。悪いことをしても比較的許してしまう…。

 そういう風潮が起きたらしい。

 でも欧州って比較的そういう所、ある気もするけどね…。

 アジアでも道を聞くなら日本人に聞くと安心という話がある。他のアジア人はやはりいい加減なことを言うからだ、そうだ。

 じゃ、日本人がみんな勤勉で生真面目で…っていうかというと、そうじゃない人もいる。


 いい人、悪い人、どこの国でもいる。

 ちょっと昔より目立つようになったかなという所かもしれない。

 いい人は未だいる。そういう人を見つけた方がいい。少なくても楽しい。


パリで逢いましょう

2013-03-23 15:00:00 | 日記風
 BSで放送してる番組ですが、今週は、16区トロカデロ・パッシ―界隈を取り上げていた。

 19世紀半ばまでは森があったが、森に憧れた富裕層が移り住み、今ではすっかり高級住宅街となってしまった。
 でも一部では下町と言われる部分もある。


 カフェを中心に紹介している番組だけど、ここって、生ガキを店頭で販売して、それを立ち食いで食べちゃったりもできる。

 日本人は、あたることを心配してあまり食べないらしいが、私は好き。

 ええ、腐ってるものを食べても平気だったりしますから、平気です。


 ブリジット・バルドー財団もあります。フランスの大女優です。
 野生動物の保護、捨てられたり、虐待されたりした動物の保護をしてるそうです。

 でも里親の貰い手もなく、ここが面倒を見てます。ボランティアが犬の散歩を引き受けたり…。

 しかし、預かっている動物に、犬、猫に豚がいるというのが、不思議。
 豚、ペットで買うの?

 今、1番の問題はネットで、予防注射もしてない生まれての子犬などを販売している現実だそうです。
 こういうのの取り締まりはとても難しいみたい。

 カフェで物書きができる人っていいな。

 私はうるさくてダメ。

 確かに面白い情報は入ってくるんですけどね。聞きいって、自分の仕事が進まない。

 フランスの人はメレンゲ好きだそうだ。(卵白を泡立てて作る、たいていのお菓子の基本)
 パリ飯と伝統的に呼ばれるのは、仔羊の煮込み、仔羊のソティーだそうだ。

 私は行っても、食費は安くあげるから、バケットや惣菜をスーパーなどで買ってくるから縁がない。


 でもパリに行けないと、パリの番組を見るのはきつい。なんだか無性に寂しい。

 いつか、いつか、移住したい。

 10年後でも20年後でも生きてる限り、望みだけは捨てない。

ガラスの仮面  私の生きる道

2013-03-23 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 何故かドラマ版にだけ出てくる、マヤの異母兄、風間。

 「俺より芝居を取るんだな」
 と兄のわりに、男のわりに女々しい台詞を言ってくれる兄。

 月影がマヤに兄などいらない。過去はいらない。あの子には将来の紅天女だけ見てほしいという。

 ついに「2人の王女」の幕が開く。

 北欧の冬将軍に支配されたラストニアの2人の姉妹の王女。

 春のアルディスにマヤ
 冬のオリゲルドに亜弓

 その祖母・ハルゲルドに月影千草

 紅天女に関係する3人揃い踏みだ。

 妹の代わりに敵国・エリーワールドへ嫁ぐと言い出したオリゲルド。アルディスは罠に落ちて牢獄に入れられる。

 しかし、姉を憎まず、春のように生きていくアルディス。
 やはり愛を知らず憎しみを糧に生きていくオリゲルド。



 紅天女に恋をしたのか千草に恋をしたのか執拗にこだわる真澄の義理の父。千草はその訪問を拒否する。

 兄に前科があるということで、どうにか引き離したい真澄だったが、マヤの芝居に賭ける情熱に自ら身を引く決意をした女々しかった兄。


 そしてマヤが紅天女候補になれるかどうかは亜弓が以前獲った賞に匹敵することが条件だった。

 その条件をクリアするまにであと半年。

 真澄からも花を送らせることに成功した。マネージャーだった水城から、真澄様が花を送るのは1流と呼ばれた俳優だけ。あなたにマスコミの注目が集まるだろうという。



 そして黒沼という演出家が「狼少女ジェーン」の話を持ってくる。
 人間なのに狼に育てられた少女、ジェーン。しかし、黒沼には鬼将軍のあだ名があった。それほど厳しい。

 早速承諾の返事をしに訪ねたマヤにこれは肉だ、狼として獲ってみろと雑巾を突きつける―――。
 

 役はもらうものではなく、自分から奪いに行くもの、月影がよく言う台詞だ。
 でもこれは本当だと思う。

 つか氏の芝居の中でよく、監督がお茶の中に痰を入れ「これ飲んでみろ。飲んだら役やるぞ」というような台詞を言う。
 普通ならそんな侮辱的なことはできないと断る。

 しかし、土下座もいとわないマヤ、雑巾を肉と言われても飛びかかっていくマヤは、つか氏の作る芝居でその監督の痰入りのお茶を一気に飲み干して平然と「役ください」という腰の据わった役者と同じだ。




 少し昔のドラマというのはちょっと変わった楽しみ方もできる。

 桜小路優役の小橋賢児がエリカ様の黒幕と言われるようになっていたり。
 風間拓也役の河相我聞がラーメン屋になってしまったり。
 一部に熱烈なファンを持ちながら、引退したのか姿がぱったり消えた鷹宮紫織役の佐伯伽耶が見れたり。

 あの俳優たちの過去が見られる。そういう変わった楽しみもあります。